『1/12 スーパーササダンゴマシン プラモデル』先行販売キット組立説明書
みなさんはじめまして。新潟県新潟市東区の金型メーカー・坂井精機株式会社の坂井良宏と申します。覆面プロレスラーのスーパーササダンゴマシンとしても活動しています。なので自分のプラモデルを自社の金型技術を駆使して作ってみました。
まずは注意事項をお読みくださいm(_ 笹 _)m
お問い合わせURLは sasadangoshokai@tmail.com までお願いします。
部品リストです。ランナーチェックのお供にお読みください。
緑ランナーは、5〜8までの配置が右ふくらはぎ、左ふくらはぎとペアになるパーツがクロスしていて、とてもわかりずらいので組立時は図面をよくご注意ください。
ランナーの部品番号ちっちゃくてすいません。次回の金型修正できっと読みやすくなります。
背中の肩甲骨周り「15」が若干、樹脂のまわりが足りていません。
でもコスチュームの白い部品で隠れるようになっているのでご安心を。
「9」と「12」も手の甲の部分がヒケ(樹脂のくぼみ)が発生しておりますが、これからササダンゴマシン本人の手の甲をくぼませますのでどうかご勘弁を。
次回金型修正で、胸と肩甲骨まわりの部品は肉厚の拡大を、手の甲のヒケに関しては部品周辺の金型のランナーを拡大し、樹脂のまわりを良くしますね。
一番連続成形に手こずったランナーです。シューズの紐の部分の離型性が
なかなかよろしくありませんでした。金型的には要改善です。
とくに細かい部品が多いので無くさないように気をつけてくださいね。
ランナー「ロ」の4番もランナーの外側についているので、捨てないようにご注意ください!先行販売直前に追加部品として金型に追加した場所なので、配置するところがここしかありませんでした(言い訳)。
もちろん「いいね」は押しました。命の数だけライフスタイルがあります。
ササダンゴヘッド(頭部)をつくってみましょう!
ご購入いただいた皆さんの集合知、遠慮なく使用させていただきます!
ササダンゴチェスト(胸部)もいってみましょう!
拡大してみました。まずは頚椎と鎖骨まわりです。本製品の心臓部にあたるため、この部分を破壊されるとササダンゴマシンは死にます。
次の工程(胴体部)の最後で紫のパーツ(ヨ-6、ヨ-9)をはめ込むと、より各パーツの隙間がピタッとなくなる計算です。
上半身のコスチュームを着させてあげましょう!
ササアーム(腕部)もいってみましょう
手をはめるポリキャップの組み込みがちょっと難しいです。前腕部(カ-1&カー2とカー3&カー4)にそれぞれ黒のポリキャップ(ロー4)を挟み込むように組み立てないといけないのですが、ポリキャップに位置決め用の凸形状が付いているので向きに気をつけるようにしてみてください。そして何よりこのポリキャップ部品(ロー4)がランナーのちょっとトリッキーな場所に配置されてるので、くれぐれも無くさないようご注意ください。
手首をポリキャップ内蔵式に設計変更した時点で、実はもうほとんど前腕部の金型に追加工を入れられるスペースがありませんでした。改善できるとするならば、この前腕部のパーツの金型を入れ子化して、その部分だけそっくり作り変えてしまうことです(時間もまあまあかかります)。でも皆さんは、できる子だから大丈夫!
ササダンゴレッグ(脚部)、そしてヒップ(お尻)へ!
まずは自慢のヒップからいってみましょう。
最初、人工股関節(シ-6&シ-7)をお尻(サ-12)に入れて、下腹部(サ-11)を組み立てた後、最後に紫のサイドライン(ヨ-7、ヨ-8)をパチンパチンとハメ込んでいくイメージでしたが、お尻と下腹部を組む前に紫のパーツをお尻側の細い接続ピンに通しておけばいいのではないかという素晴らしい意見をTwitterで発見し、非常に感動しました。
右足部分の拡大図です。
右足、左足と似たような形状のパーツが多くありますので、くれぐれも組み間違えのないようお願いいたします。特にふくらはぎ部分(サ-5&サ-8、サ-6&サ-7)はランナーの部品配置も個性的なので特にお気をつけください。
左足もいっちゃいますか。
下半身部分を軽く組み合わせるとこんな感じになります。
あとはパソコンとベルトだけです!
で、できてる!
みなさん手先がご器用!
ありがたい🙏✨
とりあえず合体してみましょうか!! We are all one!!
しかしササダンゴのボディにベルトが装着しづらいというのも事実……
私というレスラーにベルトを巻かせるなんて100万年早いっていう暗示なのかもしれません
というわけで「SNSという集合知から見出される知性」の一例をご紹介します。
ガンダム系のネットミームまで挟んでいただき恐縮です。
ベルトの黄色いプレート部分はたしかに接続ピンの配置場所に悩み、結果的にはまりづらさを感じた方も多かったようです。この部分に関してはうまく組めなかったよという方は、容赦無く接着剤でくっつけてください。白い部分も上下左右の向きがわかりずらかったかもしれません。こちらの部品もランナーと製品部のピンを混同せずに注意して切り分けてください。皆さんならやれます。
どうでしょうか?うまく組み立てられたでしょうか?
2023年1月からの正式販売前の先行販売キットでしたが、たくさんの人にご購入いただき本当に嬉しかったです。皆さんの感想や指摘をまた金型の修正や改造、また次回作のヒントにさせていただこうと思います。
高岡市の彫金職人の和田さん。ありがとうございます。
長岡市在住・ニセテリーさんもありがとうございます。いつも差し入れの油揚げも美味しくいただいております。
私がよくお酒で失敗しているのをよくご存知で。
ほぼ完成しているようなもんですね!
バンダイ社の誇る人型プラモデルの最高峰と並ばされるという公開処刑!
アーティスト/DJ として活躍するRAM RIDERさんによる組立例。RAM RIDERさんには先行販売直前の製品レビューもしていただきました。また塗装していただいたものは商品のパッケージ用の写真としても使わせていただいております。
最後に
こういった説明書を印刷物ではなくnoteで随時更新できるスタイルにしてみて、皆さんのツイートや感想、さらには画像なんかも引用することができて本当に便利でいいなーと思います。でもちょっとウチのツイート勝手に引用せんといてや!という方は遠慮なく問い合わせ用の sasadangoshokai@gmail.com もしくはスーパーササダンゴマシンのツイッターアカウントまでリプライまたはDMでおしらせください。
最後まで組み立てていただきありがとうございましたー!
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