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200字小説『Blue eyes serenade』

玄関のドアを明けたら、色っぽい子が寝転んでいた。
「次の守神?」
「ええ。よろしく」
「目の色が綺麗」
「ありがと。ここのタイル冷たくて気に入ったわ」
うーん、と伸びをして気持ちよさそうにしている。
「夜はどうするの」
「そこの木の下で寝るから、気にしないで」
「そ。じゃ、パトロールお願いね」
「任せて」
今まで素朴で地味な子ばかりだった。
あんな大人びて美しい子もいるんだ。
「あの茶トラ…負けたんだ」

猫の世界は厳しい。

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