USMLE STEP1合格体験記 4年間の戦い②


気を取り直して2回目受験へ準備

1回目FAILでかなり落ち込みました。
以前の記事で書いたとおり時間を無駄にした感がすごく強く、ちょうどオペの執刀が増えてきたころでもあったのでやめちゃおうかなと思いましたが、
もう1回だけ受けてそれでもだめならやめようと思い2回目受験を決意しました。そもそも各STEPは4回までしか受けられず、4回受けてダメならもう受かりませんよという統計からおそらく根拠を引いてきているのでしょう。
すこし背水の陣的な気持ちで頑張ることにしました。


1回目の違う視点で。

やはり同じことをやっていても変わらないと思いましたので、
1回目の反省と少し違うアプローチを考えました。

一つ目の反省点は、
1回目受験のときに終わったときにすごい感じたことだったのですが、
『受かってそうか落ちてそうかの感覚がわからなかった』ことです。
いままでいろんな試験を学生時代受けてきましたが、受かってるなこれ、こりゃあ落ちたな、みたいな感覚がしっかりあったことを思い出しました。
1回目の受験の時は何割くらいとれた等の感覚が皆無で、模擬試験の時からできた問題、だめそうな問題の数を数えて何割くらいかの感覚を考えるようにしました。
まあ、、、これ試験の常識でしたよね 笑

2つ目は、
だいたい出るって決まってる暗記項目に関して、すこしコメディカルの立場から見てみるということです。
例えばグラム染色の分類法と覚えるべき細菌が並んでいるページがFAにあると思いますが、
いままで、培養出して結果待ち、菌が生えた生えないだけ見て抗生剤どうしようかなって感じで、どうやって分類しているかとかまでの想像してなかったかもしれません。具体的には以下のような感じです。
結構理解深まりました。


もしFA資料ほしければ連絡ください。

3つ目の反省点は、
アウトプットしかしていなかった点です。
だいたい1回目受験は9割アウトプット、1割インプットになっていた感じでした。やはり知識ゲーな試験なんでインプットの比率を多めにとったほうがいいのかなと個人的には思います。
具体的には隙間時間も暗記の時間に充てるようにしてみました。
例えばラミネートで暗記物を書き出したものをコーティングして風呂場でも見れるようにしました。
これは2回目受験の1か月前くらいまでにためておいたやつをひたすら暗記したって感じです。
ちなみにラミネーター意外と安いです。


2回目受験2024年9月までのスケジュール

だいたい追加で1年くらいの勉強機関を目安に考えていましたので、
最初はUworld(UW)の総復習(約3600問)を受験2か月前まで、
残りの1か月はNBME受験(1か月なのでだいたい4-5模試くらい目安)、
最後の1か月は完全に暗記に充てようと思い、準備開始しました。

Uworld期

それでもやはり仕事の疲れなどもあってUWは結局その10か月で1周しかできませんでした。
結構不安なまま予定としていた模擬試験期間に突入しました。

NBME 模擬試験期

恥ずかしい話、やれた模擬試験は全部で3つが限界でした。
言い訳がましいのですが、どうしても仕事で疲れちゃったりとかで寝ちゃったりでちゃんとできなかった感はありました。
4-5個目標だったので最後の暗記に充てる1か月あるからもうちょっとやっちゃおうかなと思いましたが、1回目の反省点であるインプット不足を思い出し模擬試験は3つで切り上げました。
具体的な模擬試験のスコアはあとの記事で載せようかと思いますが、
Form31.28.26をやりました。

暗記期

ひたすら用意しておいたラミネート用紙を暗記、忘れてそうならFAで再度確認。の繰り返しでした。1回目は通読もしてなかったので今回はちゃんと通読してFAのどこに何が書いてあるか再記憶しました。
感触としてはやはりinputメインの勉強のほうが医学系の試験は有利な気がしました。



受験当日 2024年9月中旬

自分は関東地方に住んでますので御茶ノ水のソラシティで受験してきました。2回目の受験なので、受験会場見た時、1回目落ちた時の記憶がよみがえってきました。しかも係りの人に「以前に利用されたことありますか?」と聞かれますので傷えぐられる感じでした 笑。
ちなみ受付はこんな感じです。別試験と一緒に受ける感じなので人がすごい多いのですが、会場の列がわかりづらくて一回SPIのほうに並んじゃいました。


ちなみに早めに受付しなかったのと、列を間違えたのと、意外と事務処理がゆっくりで、試験開始の時間が15分くらい過ぎてしまいましたが、試験はボタン押してから開始なので大丈夫ですよと言われてかなりホッとしました。

試験中はブロックが終わるたびにロッカーでウィダーなりカロリーメイトなり食事をしてトイレに行って精神統一、わからなかった問題などをちょいちょい調べてトイレの個室で一喜一憂してました 笑。
ただ今回の改善点としての何割くらい取れたかを知るのに重要な作業でしたし、同じような問題が出る可能性がありますので(というか出た。)、個人的にはわからなかった問題は休憩中に調べてもいいんじゃないかなと思いました。

2回目の受験を終えて  問題傾向の変化

1時間で40問、7ブロックを終えて疲れ果ててようやく帰路につきました。

感触としては、下振れなければ受かってそう、という感じでした。これでだめならあきらめようと決心がついた瞬間でもありました。

それよりもなんだか問題の傾向がかなり変わっていて焦ったことのほうが印象に残っています。どこかの記事にも書いてあった記憶がありますが、最近になって患者への受け答え問題が増えているらしく、自分が受けた試験もその通りで、感覚として3-4割が患者の受け答え問題、と思うほど激増してました。それ自体は暗記問題が減って良いのですが、問題文がめちゃくちゃ長くなっていて英語の速読力とやらが必要になってきそうな感じでした。

結果発表…

外のサイトにも記載がありますが、受験後だいたい2週間以上たった後の水曜日に出ます。
ちなみに早めに知る裏技もあります。この方法で1週間早めに知ることができました。
以下のサイトで、黄色のFCVS、アカウント作って、右にあるタブのeducation&certification、Examination history、とやるとPassかFailかが出てきます。記載される目安は、IWAにログインしてscheduling permitが消えていたらその週の水曜日にはわかるはずです。自分は水曜日の15時くらいに見れました。

さて、結果はPASS


落ちた時と紙面が変わっていて戸惑いましたが、とりあえず受かってよかったです。ホッとしました。

ちなみに感覚と違って受け答え問題は6-9%のようでした 笑

長くなりましたが、これが4年間2回目受験までの経過になります。
次の記事は使った教材とか受けた模擬試験などの詳細を書いていこうと思います。
ではでは。


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