「自分の人生は自分で演出する」論③
こんにちは!エルザスです。
今回は久々に「自分の人生は自分で演出する」論をお送りします。
これまでの記事はこちら↓
さて、この記事のテーマはズバリ
中二病になろう!です。
そんなまさか、と思われるかもしれませんが、実は中二病こそ「自分の人生は自分で演出する」論の究極体なのです!!
自分の人生の演出③:中二病
日傘男子
連日、猛暑が続いていますね。
私は数年前から日傘男子なのですが、今年は日傘の男性を見かける機会が増えたように感じています。
やはり6月からあれだけ暑いと「少しでも暑さから身を守らなきゃ!」という気になりますよね。
それでも、私が日傘で歩いていると、道行く人から珍しいものを見る目で見られることがけっこうあります。
私に言わせれば「気温が40℃にもなる時代ななんだから、30℃すら珍しかった時代と同じ風習でものを考えるほうがおかしい」って感じなのですが、とはいえ私も人の子。
奇異の目で見られるのが気にならない訳ではありません……
そこで役に立つのが中二病の発想なのです!
中二病とは
中二病、あるいは厨二病と表記されることもありますが、ご存知でしょうか?
ここでは後者の意味で中二病を使っていますが、実際の中二病がどんなものかイメージしにくい方のために、恥をしのんで私の症例をご紹介しましょう。
私は高校2年生の時に中二病のピークを迎えました。当時の私が自分に課していた
カルマ
設定 が以下になります。
私は多重人格者であり、毎日違う人格のエルザスが高校に通っている
私の曾祖父は吸血鬼であり、そのせいで私は通常の人間より日光が苦手である
高校に住み着いている黒猫は、実は私の使い魔である。名前はタナトス(当方注:「死への欲求」の意)
時たま出る鼻血は、これまで倒してきた魔物から受けた呪いによって寿命が縮んでいるからである(当方注:鼻の粘膜が弱いだけです)
すみませんさすがにメチャクチャ恥ずかしくなってきました……
本当はもっと色んな設定があったのですがこんなもんで十分でしょう……
中二病を「使う」ということ
さて、本題です。
日傘をさす私を見る世間の奇異の目。
それを気にしないようにするために、中二病の設定を使うことが有効なのです!
使うのはもちろん2番目、吸血鬼の末裔という設定です。
この設定を頭にインストールしてから、日傘をさして歩いてみましょう。
すると、道行く人から奇異の目で見られても
「ククク……愚かな人類が私の正体に気づかず奇異の目で見ている……知らぬが仏、というやつか……」
とニヒルな笑いを浮かべるだけで通り過ぎることが出来るのです!
奇異の目なんて全然気になりません。
おそるべし、中二病の力!
この「中二病を使う」というアイデア、設定の仕方次第で色んな場面に転用可能です。
例えば、高速道路で渋滞にはまった時。
さっきまで時速100kmの速さで移動していたのに、突然周りの景色の流れがスローになりますよね。
これを中二病的な設定で解釈するなら、「超高速バトル中に敵が時間の流れをゆっくりにする魔法を使ってきた」という場面になるでしょう。こちらは思うように動くこともできません。まさに大ピンチです。
などと妄想を繰り広げていけば、その間に渋滞を抜けてしまいイライラすることもありません。
不安になったりイライラしたりしたときは、中二病の色メガネをかけて見れば、それを単なる「設定」におとしめることが出来ます。
猛暑は火を吹くドラゴンが近くにいる証であり、パワハラ気質な上司は精神攻撃を得意とする暗黒魔術の使い手であり、睡眠不足は世界を守るために夜な夜な魔物と戦っているからなのだと思うと、日常生活はとんでもなく刺激に満ちたダンジョンに様変わりします。
嫌なことはみんなロールプレイで乗り越えてしまえば良い。中二病はそのための便利な舞台演出装置なのです。
ただし、中二病は絶対に頭の中だけにおどめておきましょう。人との会話にその片鱗を見せてはいけません。
noteに自分の中二設定を書くなんてもってのほか!
そらもう恥ずかしいですよ……
いま私は顔から火が出そうです……
でもこれも遺跡で拾った『サラマンダー(火トカゲ)の石』の効果だと思えば乗り越えられそうです。
さあ、大人になった今こそ、皆さんも一緒に中二病をこじらせてみませんか?
うっ、右手に封印されし暗黒の意志がうずく……もうペンを置け、と私にささやく……
ではまた!