リハビリしての出来事
今日も昼休みに執筆。 イラスト資料作りと、ブログを趣味として。
最近のクリニックで、ある女性の方をリハビリ担当しました。当初は、要介護2で、杖歩行や、見守りが必要であった。
膝の疼痛に対して、外来で、週2回40分のリハビリ開始。
当初は疼痛もあり付き添いなども必要で、ご主人と来院されていた。
三ヶ月程度経って、杖はなくなり、疼痛も軽減、独歩。しかも自転車まで乗れるように。
ご本人も痛みが軽減したので、喜んでいましたが・・・
ある日、外来で来院されて、
私に一言。
先生のせいで、介護保険が要支援1に下がったわ。デイサービス通えへんやん。どうしてくれるの?
私????
介護量が減って、自転車も運転できれば、介護認定はもちろん要介護から要支援に変わるのは自ずとわかるはず。
疼痛も治って以前より過ごしやすくなったはずだが・・・
デイサービス行けへんやん。ヘルパーやらも無くなるやん。どうしてくれるん?っていうクレーム
本当にこの国のご年配の方はどうなってるのか?と思うところがある。
私たち理学療法士は、皆様が日常生活を快適に過ごせるように、痛みや怪我からの復帰を目指すためにリハビリを行なっています。
そもそも介護サービスは自立できない、自立して生活するまでのサービスではないのか?
介護量が減ったのであれば、介護サービスの量も自ずと減る。
介護量が減ったことは喜ばしいことで、一人でも多く介護量を減らせば、国の税制にも貢献できるのに・・・・
全ての人がそうではないが・・・
デイサービス通えへんやん。訪問リハビリなくなったやん。ヘルパーつけれへんやん。
痛みが減り、自転車も乗れるようになった。
自分で運動もできて、自転車乗ってお買い物もできるようになった。
自分で自立した生活ができるのに・・・・
リハビリをしてこのようなことを言われるのは。ほんとに悲しい。
じゃそのまま痛いまま人の助け借りて生きていくことができなくなったら?
現在日本は財政的にも厳しい。
円の価値も、150円台→半分下がってる
ドルも市場に溢れて、ドルもいつ破綻してもおかしくない
その時日本が破綻すれば、あなたは介護サービスなんてありませんよ。
医療費も10割負担 食料品も高騰で年金生活、働かないと生きていけなくなるかもしれません。
自分で自分の足で生活できる素晴らしさを、ありがたさをわかっていない。
65歳以上で、リハビリしている方へ。
若い世代が支えてることを忘れないでください。
医療費1割2割は、働き世代が支えているのです。
医療が当たりまえ、昔の日本を支えたの私たちだ!だから恩恵を受けるのは当たり前。
そんな考えはやめてください。
自分で怪我や病気を予防する努力をしてください。
自分たちで生活する術を身につけてください。
社会福祉をいつまでも受けれると思わないでください。
私は理学療法士として一人でも多くの怪我をしてる人、痛みがある人を取り除いて、楽な日常生活に戻してあげれたらとは考えていますが、
社会福祉の破綻、医療費10割の世界が今後来た場合。
お金を払える人しか、リハビリをすることができない未来の日本になったら、
そんなわがまま的な考えの方を見ることができなくなります。
だからこそ、一人一人 医療費を抑えて、怪我を予防できる知識や運動を、
リハビリする体になる前に身につけてください。
怪我や痛みが出てからお金をかけるのはやめましょう。
怪我や痛みが出ない予防にお金をしっかり自分にしっかり投資してください。
今回、リハビリをして、サービスを利用しなくて良くなったのに、クレームを受けてしまい、自分のやってることは正しいはずなのに・・・
かなり悲しい気持ちになりました。
私、一人では国民一人一人の予防に対する意識変革は微々たるものです。
このような方が出ないように、他の患者様には、予防の大切さ、運動の大切さ
日常生活が自分できる大切さ、また日本国民全体でみんなを支えている素晴らしさを
お伝えできるようにしていきたいと思いました。