大脳の内部構造 理学療法士を目指す学生へ とあるPTの勉強独りごつ4
こんにちわ、クリニックの昼休みに更新している、キカイヤクシです。
イラスト資料と並行に、勉強をしたことを、箇条書きのようにブログとして更新するのを始めました。
改めて勉強すると、知らなかったことや、こんな勉強していたわ。などいろいろ知識の発見と再確認に浸っております。
PTや医療従事者を目指す学生の方たちの勉強のまとめの資料としてもお使いいただければ幸いです。
パクっても問題ないので、たまに、イラストも掲載しますので、どんどんパクって勉強しましょう。
家トレ、自主トレのイラスト資料も掲載していますので、気になれば活用くださいませ
今回は脳を輪切りにしたときの脳の内部構造について少しまとめてみました。
理学療法士の国家試験対策にもなるので、一度は、自分で絵を書いて覚えるのもいいですね。
脳の主要部位とその機能について
脳は私たちの体の中で最も複雑で重要な器官の一つです。その各部位には、それぞれ特有の役割があり、私たちの日常生活のあらゆる面に影響を与えています。今回は、脳の主要な部位とその機能について解説します。
大脳の機能
頭頂後頭溝(Parieto-occipital sulcus)
頭頂後頭溝は、頭頂葉と後頭葉の境界を形成します。この溝は、脳の異なる領域間の情報のやり取りを助けます。
楔前部(Precuneus)
楔前部は、自己意識やエピソード記憶、視空間処理に関与しています。自己認識や記憶の一部を担う重要な部位です。
楔部(Cuneus)
楔部は、視覚情報の処理を行います。特に視野の下半分の情報を担当するこの領域は、視覚的な認識や解釈に不可欠です。
帯状回(Cingulate gyrus)
帯状回は、感情の調節、意思決定、動機づけ、記憶に関与します。私たちの感情や行動の選択に大きな影響を与える部位です。
上側頭溝(Superior temporal sulcus)
上側頭溝は、聴覚と社会的認知に関与しています。表情の理解や他者の意図を読み取る能力に重要な役割を果たします。
中側頭回(Middle temporal gyrus)
中側頭回は、言語処理と意味記憶に関与します。言葉の意味を理解するために必要な領域です。
下側頭回(Inferior temporal gyrus)
下側頭回は、視覚認知において特に物体認識に重要な役割を担います。
島(Insula)
島は、自律神経機能、感情、意識、自我感覚、味覚に関与しています。この部位は、内的な身体状態の認識と関連しています。
間脳の機能
視床(Thalamus)
視床は、感覚情報の中継と統合を行い、意識と覚醒の調節に重要な役割を果たします。
視床下部(Hypothalamus)
視床下部は、体温調節、食欲・飲水行動、内分泌系の制御、自律神経系の調節に関与しています。
松果体(Epithalamus)
松果体は、メラトニンの分泌を通じて、睡眠・覚醒リズムを調整します。
脳幹の機能
中脳(Midbrain)
中脳は、目の動きの制御、聴覚と視覚の反射、姿勢の維持に関与します。
橋(Pons)
橋は、呼吸の調節、感覚情報の中継、運動制御に関与しています。
延髄(Medulla oblongata)
延髄は、心拍数や血圧、呼吸の基本的な生命維持機能を制御します。
辺縁系の機能
海馬(Hippocampus)
海馬は、記憶の形成と空間ナビゲーションに重要です。
扁桃体(Amygdala)
扁桃体は、感情の処理、特に恐怖や怒りの処理、情動記憶に関与します。
乳頭体(Mammillary body)
乳頭体は、記憶の処理と記憶回路の一部として機能します。
その他の構造の機能
脳梁(Corpus callosum)
脳梁は、左右の大脳半球間の情報伝達を行います。
脳弓(Fornix)
脳弓は、海馬と視床下部を連絡し、記憶の処理に関与します。
前交連(Anterior commissure)
前交連は、両側の側頭葉を連絡し、嗅覚情報の伝達に関与します。
後交連(Posterior commissure)
後交連は、中脳の両側を連絡し、視覚反射の調整に関与します。
ざっと学生のときにはこんぐらいの知識を詰めていた感じです。
脳の内部構造は勉強すれべするほど、わからなくなってしまいます。
PTの国家試験、かく医療従事者の国家試験ででる内容をしっかり把握した上で勉強するといい対策になります。
PTはこんぐらいやったと思います。
これは、あくまでも脳の概要の範囲ですので、視床下部から出るホルモンなどはさらに
詳しくこれからまとめていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
以上が、脳の主要な部位とその機能についての概要です。これらの構造は、私たちの生活のあらゆる面を支える重要な役割を果たしており、脳の健康を維持することがいかに重要かを改めて感じさせてくれます。
またCT、MRIなどで脳血管疾患、高次脳機能障害の患者に関わる際に、損傷部位の機能を知っていれば、自ずと、リハビリなどにも役立ちますので、しっかりどこに何があるかから始めて、勉強していきましょう。
今回は、脳の内部機能概要でした。