指導計画作成のヒント 月案11月
こんにちは。とさかまるです。
さて、保育士として行う業務に指導計画の作成があります。
年間指導計画に月案、週案など…。あげればキリがありません。
この指導計画の作成、得意な先生もいるかもしれませんが、慣れないうちはなかなか大変なんですよね…。かくいう僕も指導計画の作成に苦労している保育士の一人です。
丁寧に時間をかけて指導計画を作成できることが理想ではありますが、中々そうはいかない現実があることも確かですよね!?
それに!指導計画はあくまで計画!ここに時間をかけるよりも子どもたちとの時間に割きたくはありませんか!?!
と、いうことで。指導計画作成のヒントをこの記事にまとめたいと思います。僕がこれまで作成してきた指導案の内容です。細かいニュアンスを変えながら活用できるところはぜひ、ご活用ください!!
今回は月案 11月 (幼児)編です!!
養護(ねらい)
・気温差があるため、衣服の調節をし健康的に過ごせるようにする。
・気持ちをため込むことがないよう寄り添い、受け止めていく。
・咳やくしゃみをするときには手で覆うようにして、衛生意識を身に着ける。
・当番活動を通して自信を深める。
・感染症予防の大切さを知り、手洗いうがいの大切さを感じる。
・ひとり一人を認め、褒めたりすることで意欲を高めることができるようにする。
養護(環境構成、援助)
・戸外との気温差があるため、衣服の調整を促していく。
・ひとり一人の気持ちを汲み取り言葉にして伝えることができるように援助していく。
・絵本やペープサートを使い、風邪の予防方法をわかりやすく伝えて衛生意識を育む。
・簡単な手伝いを頼んだ後はしっかりと感謝を伝えて意欲や自尊心を養っていく。
・手洗いうがいのやり方を再度全体で確認して丁寧に行うことができるようにする。
健康(ねらい)
・気温に合わせて衣服を調節し、健康的に過ごす。
・縄跳びやフープ遊びを通して、多様な動きを経験する。
・友だちと一緒に身体を動かし、ルールのある遊びを楽しむ。
健康(環境構成、援助)
・室内と戸外で温度差があるため、自ら調節できるように声をかける。
・縄跳び、フラフープに苦手意識がある子には、やり方やコツを伝えて一緒に練習する時間を作る。
・様々な集団遊びを用意して保育者や友だちと思い切り身体を動かして遊ぶことを楽しめるようにする。
人間関係(ねらい)
・友だちと思いや考えを伝え合いながら一緒に遊ぶ。
・子ども同士で思いを伝え合い、互いを尊重しながら落ち着いて過ごす。
・思いやりの気持ちをもって友だちに接する。
人間関係(環境構成、援助)
・うまく伝えられないときには仲立ちをしながら、思いや考えを伝えやすい環境を作る。
・友だちの良いところに気が付いて認められるように日中の活動時に良いところ探しゲームを行う。
・思いやりの気持ちをもって接することができるように全体で考えたり、話し合いをする時間を設ける。
環境(ねらい)
・秋の自然に興味関心を持ち、見たり触れたりして遊ぶ。
・秋の自然を発見し、見つけたものを遊びや製作に活用する。
・秋ならではの自然物を見つけ、遊びの中に取り入れる。
環境(環境構成、援助)
・保育者や友だちと一緒に秋の自然を探索し、見た目や感触などの気付きを共有していく。
・散歩先で拾った木の葉や落ち葉を保育室に持ち帰り、工作に使えるように準備する。
・興味を持った自然物など、図鑑を用意しておきすぐに調べることができるようにする。
言葉(ねらい)
・経験したことを友だちや保育者に伝え、会話を楽しむ。
・言葉遊びを通して、文字や言葉の面白さに気付く。
・物事を順序立てて話そうとする。
言葉(環境構成、援助)
・休み明けなど保育者から質問をして、体験したことを十分に話せるようにする。
・文字に興味を持つ子が出てきたらひらがなの絵本やあいうえおの表を用意して絵本を見ながらかけるようにする。
・相手に一生懸命に言葉や身振りで伝えたり、友だちのいうことを理解しようとする姿を見守り、保育者は仲立ちをしすぎないようにする。
表現(ねらい)
・楽器に興味を持ち、音を鳴らすことを楽しむ。
・自由画や歌を通して、感じたことをのびのびと表現する。
・友だちと歌や合奏で表現することを楽しむ。
表現(環境構成、援助)
・楽器の使い方や約束事を伝えて安全に使えるように促す。
・子どもの素朴な表現を受けとめ、しっかり褒めながら良さを認める。
・様々な季節の歌を用意したり、楽器を用意して楽しみながら表現できるようにする。
食育(ねらい)
・秋の旬の食材について知り、関心をもって食べる。
・準備を手伝ったりしながら食事を楽しみにして、友だちと一緒に楽しく食べる。
・様々な食材に対しての興味、関心を持ち、食事を楽しめるようにする。
食育(環境構成、援助)
・メニューと食材を伝えて興味が持てるようにする。
・当番活動で食事の準備が楽しくできるように声をかけながら一緒に行う。
・様々な食材が載っている絵本や図鑑を子どもが手に取って調べたりしやすい場所に並べる。
配慮すべき事項
・感染症対策を行っていく。
・身の回りのことを積極的に行うように声をかけたり、手伝いをしたりする。
・室温や湿度に気を付ける。
・活動や気温に合わせて衣服の調節ができるように促していく。
保護者支援、連携
・子どもたちの体調の変化にすぐに気が付けるように様子を伝え合う。
・引っかかると危険なため外遊び用の上着はフードや飾りがないものを用意してもらうようにする。
・就学に向けて、朝の支度を子どもと一緒に確認してもらうよう協力を促していく。
職員との連携
・感染症について理解し体調の変化を素早く発見できるように努める。
・園外に出るときには安全管理を徹底するとともに、子どもたち自身も交通ルールを意識できるように安全のためにどうしたらよいか、日常的に子どもたちと話し合うようにする。
・風邪やインフルエンザが流行りやすい季節なので、いつも以上に子どもの健康状態に気を配り、気になる点は職員同士ですぐに共有しあう。
長時間保育
・延長時、他児と楽しく関わり安心して過ごす。
・安心してゆったり過ごせるようにする。
・異年齢児が集まるため、全体をよく見て怪我に留意する。