【Team POCO!の素顔】vol.2 くまちゃん
こんにちは!今日も dream writer✏️🌈 を務めるは、たなかのぶやです!(通称dream writerとは、POCO!の世界をちょっぴり皆んなにお裾分けするヒトです!)
インタビューという名の長めの雑談を通してメンバーのすてきな中身をみんなに知ってもらおう!というこの企画。今回はそのメンバー紹介第2弾!
今日のお話を聞いていくのは......くまちゃんです!!
現役で病棟勤務しながらまさに二足のわらじでPOCO!で一緒にがんばっているくまちゃん。仕事終わりでも当たり前のようにPOCO!に情熱を注ぐハイパーパワフルおねえさんです。
そんなくまちゃんの魅力について、Team POCO!の空気感とともにたくさんお届けできたらいいなと思います!
1. 小さいころからの保育への興味、変わらない想い
・ たまたま観たテレビ番組に夢中に
ーー改めて、まずは今やっている事を教えて~。
はい。私は知ってると思うけど、大学病院の小児科病棟で病棟保育士、HPS(HospitalPlaySpecialist)として働いてます。病棟保育士は5年目でHPSは1年目、保育士全体は7年目かな。
HPSっていうのは、「遊びを通して病児や障がい児が医療とのかかわりを肯定的に捉えられるよう支援する」って感じのことする職種なの。日本にはまだまだ少ないんだけどね。
ーー病児の遊びのプロってことよね。そもそもHPSみたいな仕事をしたいって思ったきっかけはなんなん?
元々保育士には小学生の頃からなりたかったんだよね。それプラス中学生の時に、テレビでCLS(ChildLifeSpecialist。HPSと厳密には違う職種とされているが、役割や活動は同じ)に関する特集番組を観たの。
観たのはマジで偶然だったんだけど、なぜかそれにすごく惹かれて。それも携帯に録画して何回も観てた(笑)
ーー熱量がすごい。よっぽどドストライクやったんやね(笑)
そうね(笑)それまでは別に病気のことには興味なかったんやけどね。
で、高校進学して。高校によくボランティアの募集が来てたんだけど、その頃から看護とか保育のボランティアには行ってたよ。その時は看護師さんにもなりたかったし、医療系に興味があった。そもそも医療ドラマがめっちゃ好きだったし。
・ 「保育×医療」の想いは大学でも変わらず
ーーそんな頃から今のくまちゃんの原型みたいなのがかなりあるね(笑)
確かにね。でそのまま、大学は医療や障がい児に特化して学べる保育の学科に行ったんよ。特別支援学校の教員の免許も取れるようなところだった。
授業の中でHPSとかCLSのことも習って知ってたから、大学2年生くらいの時点で病棟保育士になりたいって思うようになってた。大学のゼミの先生が小児科医の方で、その影響もあったと思う。
・ 卒業後、まずは保育士に
ーーそのまま「病棟保育士になりたい」って気持ちは変わらず?
うんそうね。そのまま卒業するんだけど、一年目からすぐに病棟保育士にはならなかったの。
なりたかったけど、”病気の子”の前にまずは”健常の子”のスキルを身に着ける必要性を感じたから。だから、まずは保育士として働き始めたの。
でも職場の選択は「私のしたいことからずれちゃいけない」って考えてやった。具体的には、合同保育で幅広い年齢がいて、かつ病院の院内保育で夜勤もある、みたいな限りなく病棟保育士に近い形ところを選んだのね。まあワンチャンその院内保育から病棟に繋がらないかなみたいな気持ちもあったんだけど(笑)
そんな感じで2年間保育士をしたあと、3年目から病棟保育士になったよ。
ーーずっと保育×医療の気持ちが揺るがないのほんとにすごいよね。「これだ」ってものに確信を持てて、しかもその気持ちが長期間変わらないのって本当にすごいことやと思う。
そう?ありがとう(笑)性格がかなり突発的な感じだからっていうのもあるかも。熱しやすく冷めやすい的なね(笑)
2. HPS取得とPOCO!との出逢い
・ 病棟保育士とHPSと
ーーでその後HPSを取ろうと思ったのはなんで?社会人6年目?で取ろうってなったんよね?
そうそう、それは何個か理由があるんだけど。なんていうか、現場と理想論じゃギャップがあるじゃん?例えば学会とかでは、こういう時にこういうプレパレーションがされましたとか、いい症例ばっか見てるけど、現実はそうじゃない。
注射のためにこどもをタオルでぐるぐる巻きにして、馬乗りになって。こどもはそんなことをする私のことを「助けて」って目でこっちを見てる。そんな現場を変えたいなって思ったから、っていうのが理由かな。まだ変えている途中だけどね(笑)
ーーかっこよすぎるね(笑)そいえばまゆたんも言ってたけど「POCO!っていう夢の世界」と「現実」っていうある意味二つの世界を同時に生きてるのすごくない?最初はそう思ってても徐々にその現実に慣れちゃう。くまちゃんみたいに思い続けるのってほんとに難しいじゃん。俺も現実に慣れちゃってた1人だったし。
いや、むしろそれがPOCO!のおかげだと思ってるよ。現実を見ながらでもPOCO!が夢の世界に戻してくれる。良い意味で夢を見させてくれるからこそ「やっぱりこの現実を変えたい」って思い続けることができるなあって。これは、最近気づいたんだけどね(笑)
・ HPSの学校でまゆたんに出逢う
ーーまゆたんとの出逢いは、まさにHPS関係よね?
そうそう。HPSの養成講座を受講した時の、同期のひとりがまゆたんだった。彼女は多忙すぎて一緒に卒業はできなかったんだけどね(笑)
その同期の中でもまゆたんは異色で。そりゃそうよね。学生であんなに色々活動してて、こないだまでフィンランド行ってましたとかレベルが違うじゃん。すごい人だなあとは思ってたけど、最初はなんとなく怖くて仲良くはなれないだろうなって正直思ってた(笑)
ーーあ、そんな感じ?意外やねえ(笑)
そうそう最初はね、でもすぐ仲良くなったよ。同期何人かで一緒にご飯に行ったんよ、授業終わりに。その時に居酒屋行ったけど話し足りなくて、その後に一蘭行ったんだけど、最後のお客さんになるまで23時までずっと夢について語り合ってたの(笑)まさに意気投合したって感じだったかも。そこからやね、仲良くなったのは(笑)
いままでこういう夢の話で盛り上がったことがなかったんよね。自分の頭の中でこういう病院があったらいいなとか思ったりしてたけど、それを形にしようとかそういうのなかったから。だからそれを実現しようとしてるまゆたんと出逢えてすごく嬉しかった。
で、そんな感じでまゆたんの魅力に惹かれて、その時点でもうまゆたんにハマっちゃった(笑)それが23年の11月とかだね。
ーーまあ改めて考えると話し合わんわけがないよね。HPSっているかなり少数派なところに集まった人たちなんやから。
・ まゆとの別れのさみしさもありジョインへ
ーーその後、一緒にやろうってなったのはどういう経緯?
それから仲良くなってご飯も定期的に行くような関係になったんやけど、ある時まゆたんが卒業時期を遅らせることになったんよ。
まあそれを打ち明けられたんやけど、その時に私から「もし何かあったら手伝いたい」っていうのは伝えた。思えば、このままじゃもう会えなくなっちゃうってさみしかったんだと思う。もっと話したいことたくさんあったし。
そうやって想いは伝えてて、その後結果的にジョインすることになった。12月の終わりくらいかな。
ーーでも仕事とHPSのこともあってPOCO!も追加って、よくジョインしようって思えたね。めっちゃ大変そう。
そうね。特に2月はずっとHPSの実習があったし、仕事と実習とPOCO!とで何十日も休みがなかったみたいな期間もあったから大変だったかも。
でも、楽しいし一緒に子どもたちのために何かできるってことが嬉しかったほうが大きかったよ。元々どこかボランティアの団体に所属したいなあって探してたし、なんなら団体を自分でやりたいなあとも思ってたから。そんな大層なものじゃないけどね。
3. フラッシュモブと写真撮影とPOCO!と。すべてに共通するくまちゃんの生き方
・ ひとの幸せの瞬間に関わりたい
ーーすごいね。そもそもその「ボランティアしたい」とか「団体を作りたい」って気持ちはどこから湧いてきてるん?
なんだろう。その前の期間もなんかカメラの勉強してたり色々してて。「何かを目指して頑張る」っていうその過程が好きなんだと思う。性格的に常に何かしらをやってたいのかも(笑)
ボランティア団体は立ち上げたいとは思ってたけど、インスタで募集してしっぽり細々と活動したいと思ってたくらいだよ?
大学時代に友達とサークルを立ち上げた経験があるんだけど、だから「オープニングから作る」みたいなのが好きなのかも。でも立場としては、リーダーより、リーダーのサブとかそのまたサブみたいなポジションが好きなんだけどね。あ、ちなみにフラッシュモブのサークルだよ。
ーーフラッシュモブ?踊ったりするあれ?
そうそう。フラッシュモブサークルが色んな大学にあって、当時の友達とやりたいってなってたの。当時はまだ全然有名じゃなかったときなんだけどね。人のサプライズとかプロポーズとか、幸せな瞬間に立ち会ってそのお手伝いができるってめっちゃ素敵!って思って、サークルで活動してたよ。
・ 同じ思いを持った仲間と歩む未来
ーーすごい...。「人の幸せに寄り添うのが好き」って感じのこと、今までのPOCO!メンバーみんな言ってる気がする...。
そうなの。同じ思いを持った人は集まるんだと個人的には思ってる(笑)
ラブグラフって知ってるっけ?私、カメラが趣味なんだけど、そこのサークルみたいなオンラインサロンみたいなところに参加してるんだよね。そこの運営母体は簡単に言うと写真の出張撮影サービスをしてるところなんだけど、そこの理念を素敵だと思ってオンラインサロンに入ってるんだ~。そうそう小児がんの子の撮影とかもやってるよ。
ここは「幸せな瞬間をもっと世界に」っていうキャッチコピーでやってるのね。
でもただ撮影するだけじゃないの。ホスピタリティを大事にしてて、例えばカップルだったら、付き合い始めた経緯に合わせてその思い出のモノを持って写真を撮りましょうとか。その人の人生の大切な瞬間であること意識して撮影している団体なの。
そういう意味ではラブグラフも「人の笑顔を作るお手伝い」って感じの団体なんだけど。不思議なことにフラッシュモブをやってた人がラブグラフのコミュニティにも結構いるのよ(笑)
ほんっとに、私の関わってるラブグラフ・フラッシュモブ・POCO!も全部似てるの。すごいよね(笑)
ーー確かに。でもそれはくまちゃんが引き寄せてるのもあるんじゃない?くまちゃんの信念が一貫してることこそが何よりの理由だと思うんやけど。
そうなのかな?(笑)でも確かに最近「私が今までの人生において魅力を感じたものの共通点ってこれじゃん!」「私ってこういうこと好きなんだ!」って気付いたの。しかも最近出逢う人もそういう人ばっかりだし。導かれてるんだなあっていうのは最近思った(笑)
ーーその「自分の好きなことを理解できている」状態つよすぎる(笑)
なにそれ。面白そうだと思ったことをただやってきただけだよ(笑)
・ POCO!でのやりがい
ーーそうそう思ってたんやけどくまちゃんの撮った写真ってほんとにすごいよね。POCO!とか子どもへの愛が滲み出てるあの感じ(笑)
褒めすぎよ、ほんとに(笑)
自分が「撮りたい!」って思った時に撮ってるだけだよ。メンバーとか子どもたちがいい顔してる時にそう思うだけ。単純に楽しいから(笑)
ーーそっかあ。ちなみにPOCO!では他にはどんな時が楽しい?
うーーん、色々あるけどやっぱりみんなでわちゃわちゃ話し合ってる時かなあ。メンバーみんなで話してる時が楽しいね。「こうしたらいいんじゃない?」「えじゃあこれもいいんじゃない?」「いい!それそれ!」みたいな、自分の思ってることとみんなの思ってることがどんどん合わさっていく感じとか好きだよ。
それとあとは単純に、みんなでサラダ取り分けてる時(笑)
(Team POCO!は毎週の定例mtgでみんなでサラダを食べるのが日常なのです🥬)
でもまあ、シンプルに定例mtgが楽しいもんね~。内容はちゃんとしっかり真面目でも、「今週どうだった?」とか普通に友達として話す時間があってそれが好きだし楽しいよ。
社会人なったらさ、週1で絶対会う友達とかってやっぱりいなくなっちゃうじゃん?だからそういう風に定期的に会えて、真面目な話も全然関係ないこともできる関係の人がいるってことが嬉しいっていうのもあるよ。何というか第二の青春的な、学生時代に戻った感じというか(笑)
あ~でも、まだ5人全員で会えたことってないよね?(これは福岡在住ののぶのせいです)
だからみんなで会えた時が一番楽しい瞬間だと思いますよ(笑)
ーーなんそのインタビューを意識した回答みたいな(笑)
(笑)(笑)
でも本当にそうよ。こんなみんなと一緒だからこそ、これからも子どものために頑張ろうって思えるしね!
だからそれでいうと、現場で私みたいに思うことがある人ってたくさんいると思うから、これから一緒にその理想を現実にする仲間がどんどん増えていくといいなあって思う!
ーーほんとにそうね。これからももっともっと一緒にがんばろう!
いかがだったでしょうか?くまちゃんは「保育×医療」でずっとブレずに熱中できる想いの強さと「人の幸せに寄り添いたい」という純粋な気持ちを兼ね備えているスーパーお姉さんでした!
現場で働きつつも子どものためにチャレンジするって簡単にできることじゃない。現場経験がちょっとだけあるぼくは本当にそう思います。
そんなことをやってのけているくまちゃんを見ると、POCO!がこうして皆んなのチャレンジのハードルをどんどん下げ、より多くの楽しい未来をみんなと共に創れたらいいなあと強く思います!
「子どもの未来をもっと良くしたい」と思う方々が、記事を読んで少しでもワクワクしていたら嬉しいなと思います!
ありがとうございました!次回のメンバー紹介もお楽しみに~!🌈