親友と今話すなら
かれこれ5年くらい連絡をとっていない親友がいる。
なんとなく疎遠になった原因は自分がメンタル由来で体調を崩し人生の低空飛行期に入ったことによるものだと思う。
なんとなく、彼と今話したらまず何を語るだろうかとシミュレーションしてみた。
疎遠な間、何を思い何をしていたか、という話をしたい。
中学生の頃からの付き合いで、二人ともに頭がよく独創性もあった。「自分たちならなんでもやれてしまう」という無意識の自信があった。
その頃はストレスという見えない壁の存在に気づいていなかった。大学卒業あたりをきっかけにストレス体質が火を吹き、やる気はあっても体が動かないという状況に陥り、体調管理がいちばんの人生の目標になっていた。
そんな中で今までのように彼と将来のことを野心的に語るのは少し無理が出ていたのだと思う。
野心より安定。という思考にここ数年で完全に移行した。突飛な仕事をしてはいるが、これも自分にとっていちばんストレスのない働き方を選んだ結果だ。つまり持ち前の思考力と独創性を精神の安定のために発揮したということになる。
野心を焚き付けてくる人間とも距離を置いた。
そうすると自然と男性との交流がなくなってくる。男という生き物がいかに自尊心で自分を保っているのかということを知った。
女性のコミュニティに属していた方が、「人生における大成」というような大きなテーマと向き合う頻度が少ない。
ある意味女性社会に逃げ込んでいたのだなと気付いた。
そういえば自分自身見た目も女性化している。
つまりそういうことなのだろう。
この数年を総括する視点として「女性社会に逃げ込んでいた」という新解釈を得た。
脳内の田川君、ありがとう。
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