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熊野古道中辺路 4日目

2024年3月26日(火)
朝雷の音で目が覚めた。
窓に叩きつけられる雨の音が台風の時のように感じられる。
昨夜小口でテントを張っていたら大変な朝だったと思わせる酷い雨だ。

天気予報では、朝方雷雨になるが昼頃から雨も止み午後は晴れ間も出てくると言っているので、朝はゆっくりし、昼前にホテルの部屋を出て熊野速玉大社と神倉神社に行く予定だ。

11時頃雨も小降りになったので、貴重品と傘、スタンプ帳を持ってホテルを出発する。
新宮駅前を通り熊野速玉大社に向かう途中、11:33 丹鶴城公園(新宮城跡)の前を通ったので寄って見た。

石段を上がり、今は建物がなく広々している本丸跡に向かう。

残された石垣が当時の城の様子を想像させる

雨であちこちに水溜りがあり歩きにくいが、本丸跡からは新宮市内が一望できる。
桜の木の周りには提灯が飾られてあり夜桜見物もできるようになっているようだが、肝心の桜はまだ2〜3分咲で花見にはまだまだ早そうだ。

一通り景色を堪能したので、石段を降り熊野速玉大社に向かう。
11:53熊野速玉大社の前につく。

熊野速玉大社入り口

お参りする前に参道の横にある食堂で昼食をとる。
12:33 再び入り口に戻り熊野速玉大社へお参りする。

境内にある八咫烏神社の看板
境内にある武蔵坊弁慶について書かれた看板

雨ということもあり境内に人は少ない。
本殿でこの度の無事を祈願し境内をゆっくり散策する。
紀伊田辺駅前にもあった武蔵坊弁慶の像と説明書があった。

熊野速玉大社の境内にある世界遺産の石碑

12:47 境内の散策を終え次の目的地である神倉神社に向かう。
13:01 神倉神社の入り口の朱に塗られた橋の前に到着

神倉神社境内入り口 この橋の先は神域だ

雨は少し降っているが、傘をささなくても気にならない程度なので、折りたたみ傘を片付け橋を渡って行く。

鳥居の先に見える見事な石段

鳥居をくぐり、その先の見事な石段を登って行く。
今日は空荷なので足取りは軽いが、数百年前に積み上げられた石段は高さが一定でない事と、雨に濡れ滑るので、一歩一歩ゆっくり登って行く。

まるで壁のようにつまれた石段
この辺りからは歩きやすい道(石段)になっていた
13:11 2番目の鳥居の前に到着
山頂の本殿の横には大きな石が
本殿横からの景色

頂上の景色を堪能した後は今来た石段を下って行く。
雨は上がったようだが石段は濡れていて危険な状態だ。
滑らないよう一歩一歩慎重に下って行く。

無事石段を下りスタンプを押した。
とりあえず今日予定してあった訪問先は終わったが、まだまだ時間はあるので、阿須賀王子跡に行ってみることした。

阿須賀王子跡にあった世界遺産の石碑

13:57 神倉神社から新宮市内を歩き阿須賀王子跡に到着する。
阿須賀神社にお参りして境内を歩いていると、中国 秦時代に始皇帝の名を受けこの地にやってきた徐福渡来の伝承などが書かれた看板が立っていた。
第7代孝霊天皇の時代と秦の始皇帝が同時期だったとは改めて驚かされた。

境内にあった徐福渡来の記

阿須賀神社へのお参りが済んだら今日はもうする事がないのでホテルへ帰ることにした。
ホテルへの帰り道に晩御飯を食べるところを探したが、パッと気になる店がなく、今日もコンビニ弁当で済ますことにした。

明日は新宮駅前から電車・バスに乗って熊野那智大社に行く予定だ。

本日の歩行距離:7.9Km(11,316歩)


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