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【徒然雑記#1】「SLAM DUNK」聖地散歩

 どうもこんばんは。もりさきです。

 去る2024年10月某日。
 私は友人Y氏と連れ立って、漫画「SLAM DUNK」(原作:井上雄彦)のモデルスポットとなった湘南の地を訪れました。

 封切りから遅まきながら、昨年のGWに初めて映画「THE FIRST SLAM DUNK」を観て、何度も映画館に通いつめ、作品へ想いを馳せた時間のことについても語りたいのはやまやまなのですが、一旦ここでは割愛します。

 この日は丸一日、「SLAM DUNK」について知り尽くしている友人Y氏に導いてもらって、念願の聖地巡礼と相成りました。


Ⅰ, 当日のお散歩ルート

 当日のお散歩ルートをご紹介します。

総距離はおよそ13km。Y氏の記録によると約25,000歩歩いたそうです。

 集合場所はJR東海道本線 辻堂駅。そこからバスに乗って、辻堂海岸へ向かいます。そのあと海岸沿いの景色を楽しみながら、江ノ島電鉄線 江ノ島駅まで歩きました。その2つ隣の駅がTVアニメのオープニングでも有名な鎌倉高校前駅です。そこで途中下車のち、また東へ歩きます。そして七里ヶ浜駅から乗車して長谷駅へ。長谷寺を参拝したあと、夕日の沈みかけた鎌倉海浜公園で海を眺めました。最後はふたたび江ノ電に乗って鎌倉駅でゴールです。


Ⅱ, 辻堂海岸と鵠沼海岸

 マップの左の★のあたりです。辻堂海岸は、映画「THE FIRST SLAM DUNK」の最後にリョータの母・カオルさんが手紙を読んでいたシーンの浜辺です。訪れた日は10月とは思えないほどの快晴だったこともあり、海を楽しむ人々が多くいましたが、長い海岸線が悠々と伸びていて窮屈感はなく、目の前に広がる海の大きさを存分に感じることができました。

辻堂海岸の入り口。
とってもいい天気でした。

 この近所にある団地は、中学生時代のリョータが一人でバスケットボールをついていたシーンで描写されていました。当然ながら、一般の方が日常生活を送られている場所ですので、通り過ぎる際に遠目から見させていただくに留めました。

 ひとしきり海辺を堪能したあと、東の鵠沼海岸へ向けて歩きました。こちらの海岸は、原作の最終話にて、花道が晴子さんからの手紙を読んでいたシーンの浜辺と、その道中の歩道が描かれています。原作も最後まで読んでいたはずなのですが、歩道までモデルスポットになっているとは気づきませんでした。Y氏のリサーチ力に感嘆しながら歩いていたら、写真は撮り損ねました。

 完全に余談ですが、鵠沼海岸は日本ビーチバレー発祥の地ともされているようです。漫画「ハイキュー!!」もとても好きな私たちは、ビーチに立てられたネットを見つけてそわそわしていました。


Ⅲ, 江ノ電/鎌倉高校前駅

 マップの中央の★あたりです。鵠沼海岸を抜け、江ノ島水族館を横目にさらにもう少し歩いて江ノ電に乗りました。この先の鎌倉高校前駅の踏切の景色を拝まんとする、世界中からやってきた観光客でとても賑わっていました。

江ノ電の車両。
あまりにも有名な場所。アニメで見たあの日の青春を思い出します。

 冒頭でも申し上げた通り、TVアニメのオープニングで描かれている踏切です。また、駅名の鎌倉高校は、作中のライバル校のひとつである陵南高校のモデルとなっています。
 この時もたくさんのファンで溢れ返っていたため、まったく同じ角度で写真を撮ることは難しかったですが、一目見ることができて大変満足です。
 元来かなり交通の多い住宅地の一般道路ですので、作品のファンとして訪れる際は安全に、かつ地域のご迷惑にならないよう心掛けることは大事だと改めて感じました。

(youtube 東映アニメーションミュージアムチャンネルより)


Ⅳ, 長谷寺

 マップの右の★あたりです。長谷寺は聖地とはまったく関係ありませんが、通り道だったこともあり「せっかく鎌倉に行くならお寺に行きたい!」とワガママを言ってルートに追加させていただいた次第です。

 長谷寺の観音堂には、日本最大級の木造十一面観音像が安置されています。10mを超えるお姿はとても迫力があり、荘厳でした。また、来山者の心を和ませるために安置された<和み地蔵>の穏やかな表情にも、心がほぐれる気持ちになりました。

おそらく小学校の遠足ぶりの参拝。
眺望散策路の頂上で浴びる由比ヶ浜の風も気持ちよかったです。
この日私がいただいた御朱印。

 この御朱印は、写真では分かりづらいですが、葉や花の表面に特殊加工が施されており、水滴が光を反射して瑞々しい美しさを表現しているところが大変気に入っています。友人Y氏がいただいていた「刺繡朱印」も精巧でとても素敵でした。

 家族へのお土産に「お寺のパスタ」(¥540/税込)をショップで購入して次の場所へ。


Ⅴ, 鎌倉海浜公園

 最後は原作コミックの表紙とぴったり当てはまる場所が実際にあるらしいとのことで鎌倉海浜公園(坂ノ下地区)へ。この頃にはすでに夕暮れ時となっていました。この時間の海風には少し力強さがありましたが、長谷寺で急勾配を登り降りしたあとの私たちにとっては大変心地がよいものでした。

この公園銘板からもうしばらく奥へ進みます。
Y氏が持ってきてくれたコミック新装版第2巻(集英社)の流川の登校風景とぴったり重なります。

 実際にこの風景を見て、バスケットボールだけでなく眠りの達人でもある流川は、寝ぼけ眼でここを走って向こう側に落ちたりしていそうだな・・・などと想像するのも容易でした。このタイル塀の上をロードバイクで走るのは大変危険なのでやめましょう。

 写真を撮って満足したあとは、さすがに歩き疲れたので日が暮れて辺りが薄暗くなるまで、潮風を浴びながら海原をぼんやり眺めるゆるやかなひと時を過ごしました。


Ⅵ, 聖地巡礼を終えて

 実は私は神奈川県民ですが、逆に身近すぎてこれらの場所に改めて足を運ぶ機会がなかなかありませんでした。実際にこの目で見て、空間を肌で感じる体験をして、充実した時間を過ごすことができました。
 映画「THE FIRST SLAM DUNK」においては、全国大会の試合会場となった広島県の体育館や、山王工業高校の沢北が参拝していた秋田県の神社、そして何よりリョータの故郷である沖縄県など、全国にまだまだ"聖地"があります。今回の聖地巡礼を経てより一層、各地に足を運んで様々な風景を見て、様々な体験をしてみたいと思いました。

 漫画「SLAM DUNK」は、小学生の時分にバスケットボールのバイブルとして読んでいました。社会人となって映画「THE FIRST SLAM DUNK」で再び熱中し、この記事もサウンドトラックやアニメ主題歌を聞きながら、当日のことを思い出して執筆しました。どれだけ時が経っても、様々な形でアツくさせてくれる作品に出会えて感無量です。
 そして改めて、多大な情報提供と当日巡礼に付き合ってくれた友人Y氏に深甚なる感謝を。

 ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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