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多頭飼い2 --恋愛弱者の扱い

 こんにちは、乙訓野添です。暖かくなりました。庭の梅の木につぼみが出来てるかも。

 先日、SMの世界における多頭飼いについて論じたのですが、昨日、Xで衝撃的な情報が回ってきました。というのは、多頭飼いしてた主が、一人だけ選んであとは切った、という話しでした。これには驚きました。
 断片的な情報ですので推測が入りますが、マチアプだかSNSだか知りませんが、出会いのモーションをかけて、複数の女性が釣れた男が、一通りSMやった後、見た目とか相性とか、一番いいのを選んで、あとは捨てた、という事なんでしょう。
 確かに、出会い戦線ではこうした事が時たま起こったりします。自分にも経験があります。しかし、大抵の場合は、同時進行で付き合うか、女性の側から離れるか、こっちから別れるにしても、ある程度付き合ってから、という事になるケースが大半だと思います。それを、大量採用して試用期間で絞って解雇する、みたいなやり口は、これまで聞いた事がありません。
 自由恋愛が、市場と揶揄される様になって久しいのですが、ここまでドライな経済論理で処理されるとは。もはや、夢も希望もない話しです。

 多頭飼いは、分かりやすく言えば、恋愛強者が複数の女性を寡占する状態です。弱者男性に比べて、多くの女性から慕われるだけのポテンシャルを持っているのだから、そういう状態になる事自体は、致し方ないと思います。
 ただ問題は、その慕っている女性の中には、本来なら恋愛強者に釣り合わない弱者女性も含まれている、という事です。常識的に考えて、自分以外の女と付き合っていると分かれば、女性は怒るものですが、そうしたら捨てられてしまう、それを恐れる女性は、渋々ながら多頭を受け入れます。自分が二番手三番手、場合によっては最下位で、相手からは捨てても惜しくない女である事を自覚してる人ほど、この傾向は強まります。
 そして、捨てられた女性は、「主が幸せになれば」と相手の傍若無人をサブミッシブな感情に転換して、それでも苦悩するポストを日々Xに呟いています。

イケメン・ハイスぺや遊び目的男性が
その1その2メンヘラを多頭するケースが多い

 D/sで従者やってる人は、基本的に従いたい、慕いたいという思慕の念が強い人で、それを逆手にとって自分の欲望をぶつけていくのが主ですが、そこには思いやりとか優しさがなければ、男女としての関係は成り立ちません。つまり恋愛関係です。

 ところが、見た目、年齢、性格、頭の悪さ、といったコンプレックスをもっている女性の自己肯定感の低さに付け入る主も居ます。そしてあり得ない要求をしたりする。多頭飼いもその一つで、下手したら知らない女と絡まされたり、自分だけ放置されて他の女との絡みを見さされたり、挙句の果てに、飽きたからいらない、嫌なら別れれば、みたいな扱いを受けるのです。

 相手の事を好きになる気持ちは、それ自体は大事です。相手の為に貢ぎたい、犠牲になりたい、なんなら死んでもいい。そう思うのも結構です。ただ、相手にいい様に使い潰されないでほしい。そう思います。そうならない為には、捨てられる覚悟、捨てる覚悟も必要でしょう。女性だって、芯の強さは必要だと思うのです。

 人間は基本的に上昇志向です。出来ればイケメンや美人と付き合いたい、ハイソな人と付き合いたい。しかしですね、一番大事なのは、気持ちが通じ合う事、相性が合う事です。そして特に女性に言いたいのは、この世界では、「NGの少なさ > 見た目」である事。この点は力説しておきたい。今、貴女が主からされている事、受け入れてる事は、きっと、本当に貴女を必要とする人に対してこそ、喜ばれるものなのです。

 今回のnoteはここまで。因果応報は意外とあります。自分がした事は、必ず誰かにされる。そう肝に銘じておきましょう。いいねやコメント頂けると励みなります。最後まで読んで頂き、有難うございました。


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