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お断りの流儀

 こんばんは、乙訓野添です。今年もあと僅か、なんて言ってた去年の今頃が、5年ほど前に感じるくらい、時間の経つのが早いです。

 今回は、いっぱいいっぱいメールして、やっとこさ、会うところにまで漕ぎ着けたところからスタートです。そんな簡単に会えるのか?会える訳がありません。自分の経験では、会って付き合うところに至る成功率は、0.2%くらいと試算してたのですが、状況は現在でもあまり変わらなさそうです。

 まぁ、それはさておき、会う事になりました。待ち合わせの日時も決めました。ウキウキして待ち合わせ場所に向かっています。その最中も、ラブラブなメールを交わしています。さて、待ち合わせに着いて、
 「今、着きましたよ〜。○○のところにいます」
とメールします。が、返事がピタっと止まって来ません。5分経ち、10分経ち、改めてメールしても梨の礫。30分待って、「こりゃ、すっぽかされたな」と理解する訳です。
 相手の女性は少し離れたところでこっちを見ていて、好みじゃないと分かった瞬間に帰ってしまう、というすっぽかしです。写メ交換が一般的でなかった頃には、よくありました。
 写メ交換をする様になってからは、すっぽかされる事はなくなりました。というのも、写メでふるい落とされるからです。

 さてさて、やっとお会いできました。少々写メと違う人が来たけれども、まぁせっかく来てくれたんだから、お話ししましょうという事で、お店に入ってお茶したり食事したり。この時の相手さんのリアクションは様々で、メールとは打って変わって、大人しいというか、全然喋らない人もいましたし、逆にすごく打ち解けて、ポンポンと会話が弾んだり。その間に、こちらは相手と付き合う事を前提に、どんなとこが好きなのか、話し方や表情、スタイルなど、そういうのを頭の中で考えています。そして、
 「今日は会ってくれてありがとう。これからもよろしくお願いします」
と解散して、その直後にもメールを入れる。
 ところが、その直後から、全く返事がなくなってしまう人、2、3日はメールするけど、フェードアウトする人、様々でした。要するに、交際には至らなかった、という事です。

 あれほどの努力を重ねて、会うところまでは親密になれたのに、交際に至らなかったのですから、ガッカリして当然です。そして、自分がどこで間違いを犯したのか、あれこれ考えます。しかし、答えはさっぱり見当たりません。相手も付き合う気のない人にいちいち理由は言ってくれないものです。
 こういう時は、くよくよ考えても無駄です。相手が自分と付き合いたくなかった。それだけです。逆の立場になってみれば、好みじゃない子とお付き合いしたいですか?しないですよね。それと同じです。
 スタイル、身だしなみ、清潔感、会話、その他諸々、精一杯頑張っていたのなら、あとは好みの問題だったのです。その人とは、縁が繋がっていなかった、ただそれだけです。きっぱり忘れて次に行きましょう。

 今、当時のことを振り返って思うのは、非モテだとか魔法使いだとか言ってた頃を思い出せば、曲りなりにも女性とお茶や食事に行って、会話する様になったのですから、大進歩というべきだったと思います。本や画面に向かって自家発電しかしてないよりは、大いなる前進です。
 失敗は辛く悲しいことですが、その積み重ねこそが、大事だったと今でも思っています。

 今回のnoteはここまで。引用させていただいたくもねこさん、ありがとうございました。めげずに頑張って欲しいです。いいね、コメントいただけると励みになります。最後まで読んでいただいて、有り難うございました。


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