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創作キャラ紹介:ミコト

ミコトとは、ヴァサラ戦記の二次創作作品『The Lazy Revenger』および『和の都の詔』、『覇王ソード争奪戦』の登場キャラクター。和の都編では主人公を務める。

「夢とは、『力』という翼で羽ばたくための『勇気』ではないでしょうか」

「和の都の詔」 第9話より

プロフィール

役職:9番隊調達小隊『記録係』/和の都・従三位ノ姫 
名前:三条実琴
別名:ミコト・みこツ゚
年齢:23
性別:女性
誕生日:3月6日
血液型:A
身長:156㎝
体重:47㎏


①概要

ヴァサラ軍において、9番隊の「調達小隊」に所属している女性隊員。
戦争で故郷を追われた数年前に、隊員時代のセトに救われて以来、その憧れから感謝の思いと共に強い尊敬の念を抱いている。

調達小隊に配置されたのはツバメやランよりも後で、それ以前は後述の能力を生かして偵察部隊や伝令の補佐を行っていた。

「和の都」にて
彼女の故郷はヴァサラ軍の本拠地がある旧王国の島から東方に位置する離島に建設された計画都市『和の都』。ミコトはそこでは本名の『実琴』と呼ばれ、条家という貴族階級の三番手に当たる三条家の産まれである。

②人物

「The Lazy Revenger」において
物静かであまり話したがらない女性隊員。貴族出身な事から、天然気質で常識に関して疎い部分も見られる他、自身の能力に引っ張られてか心身共に強い衝撃を受けることを苦手としている。だが、仲間の為ならば自己犠牲をもいとわないなど時折大胆な所作を見せることもある。

「和の都の詔」以降において
TLRの出来事を経て精神的な進歩がみられたのか、彼女が主人公のこちらではやや明るさを取り戻している一方、貴族として常に丁寧な口調で話し、目下の者には堅苦しい物言いをする様子も見られる。背筋の伸びたたくましい姿を見せる様にもなり、秘めていた正義感も表面に出るようになった。

③容姿

「和の都」の貴族の血を引いており、それらは『かつて王国にて発生した「呪術師」の迫害によって逃れた人々』と、『和の都が建設された島の先住民』との混血であることから、王国領の人々に多く見られる色彩豊かな髪色と、都の先住民特有の毛先にかけて色が変化する、という二つの特徴を併せ持っている。

彼女の場合は、毛先の髪色が旧王国人にみられる「鮮やかな桃色」をしており、頭頂部には先住民にみられる色付きのくせ毛がある。

小隊の友人たちからはあまり意識はされていないものの、顔だちはおおむね整っている。また、戦争で負ったとみられる深い傷跡が、鎖骨からうなじにかけて残っている。

④能力

・風の極み『旋風神風(せんぷうかみかぜ)』

五神柱の基礎格の一つ「風神柱」を基にした風の極みの使い手。習得の過程は定かではないが、後述する「風読み」の力による高い受容性を経て、ヴァサラ軍入隊後に使用可能になったと思われる。

『風読み(かぜよみ)』
空気の流れや質の変化を敏感に感じ取り、それを感情や感触として疑似的に知覚する能力。自己調節ができないため、常時発動する上にあらゆる感覚が過敏になるというデメリットがある。(他人の激しい感情を受けて高熱を出して倒れることも)

一方で、他者の行動や思考を感覚的に予測、把握することができる。

『嵐斬花(らんざんか)』 
風の極みの奥義とされている、超広範囲殲滅が可能な大技。ミコトはこの技を習得するためにセトやルトに頼み込み、短期間の修行で会得した。しかし、使用するには身体能力が全く追いついていないため、一度で再起不能な反動を追う。

『風車』 
ツバメやランも用いる風の極みの攻撃技。腕力の分成功した場合の威力は劣るものの、風読みによって『風と斬撃の一体感』について高い精度を誇る。

※しかし、本能力の所在はのちに『和の都編』で覆されることになる。
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・無我の境地

風実と現世の戦闘に介入する際に呼び起こされた、極限の集中状態。これをきっかけとして失われてしまった極みの力を再び発現させることになった。

・凪の極み『見不導(みえずのみちびき)』

現世との決着をつけるため、戦いの中で再び発現させた彼女の本当の極み

五神柱の基礎格「風神柱」が覚醒、派生した極みの力。風の極みと同質の能力を行使することに加えて、具現化した風神柱の波動を自然の風に同調させることで知覚能力を大幅に強化し、まるで無風空間(凪の世界)の中にいるような感覚を得る。

また「凪の世界」に彼女の記憶や視覚といった情報を反映することによって敵の攻撃や自身の身体に対する命令を最適化し、対応法を即座にアウトプットしたりダメージや反動を軽減することが可能。これにより、長期戦になるほど彼女の戦いは洗練されていく。

『天津風(あまつかぜ)』 
風実の力を取り込んだことで使用できるようになった技。暴風を圧縮して放つことで、攻守ともに優れた使い勝手を持つ。また、呪力の相性が良い現世の結界に対して高い効果を持つため、彼との戦いでは風実、ミコトがともに使用した。

『緋桜の鍔(ひおうのつば)』 
花弁が散ることのない花のように、刀の鍔に波動を集中させ、敵の攻撃を受け流す技。「凪の世界」の感覚強化によって高い往なし精度を誇る。

『嵐斬華・桜(らんざんか・さくら)』 
嵐斬華の改良版。凪の極みによって、セトの技をミコトの身体に合わせて完全に調節したことで、負担の軽減を実現した。なお、威力意外に元からの変化はないため和の都編以降は単に「嵐斬華」と呼ばれる。

『鏑ノ矢(かぶらのや)』
「覇王ソード争奪戦」で使用。弓を使用する際の技で、溜め時間と音を発するという条件と引き換えに超高精度の射撃を行う。

・記憶遺伝

和の都編で明らかになった、いにしえに三条家の鬼道術使いが残した特殊な力。血のつながりが強い者から「記憶」を遺伝的に継承しており、適切なトリガーを以てそれらを思い出すことで完成する能力。口伝のみが許される特殊な伝承や禁忌の知識などを残すのに役立つものだったようで、ミコトはこの能力によって故郷で起きた『東西戦争』と自身の身に起きた真実を知ることになった。

⑤作中での動向

「The Lazy Revenger」にて
調達小隊のメンバーとして登場。基本的に後方でレジィや二人の小隊員を支援する役回りを担っている。二章ではレジィの極みに関する違和感を見抜いたり、ハロウの行動を察知するなど重要局面を左右しており、最終決戦では遂に「嵐斬華」を使用してレジィの作戦を成功させた。

「和の都の詔」にて
こちらでは主人公を務める。「嵐斬華」の反動で負傷が特に重かった右足の治療にかかわり暫く療養を言い渡されたタイミングで、故郷から『復興の詔』が発されたことを知る。そして、使者の『二尊』と共に久しく戻っていなかった故郷「和の都」へと向かう。

しかし、そこでは和の都の最高権力者『和王』の野望が動いており「詔」を聞いて帰ってきた貴族たちが囚われの身となっていた。

捕らわれた貴族たちを開放するべく、和王と彼を補佐する『最強の術師』に立ち向かうミコトだが、その裏には過去の因縁とさらなる思惑が……!?


⑥その他

・とある隊員は三つの極みの中に同じ「凪の極み」を所持しており、凪の極みは「三つの能力の並列処理」にはこういった『感覚強化』が必要、という考察から着想。

・ヴァサラ軍ではもう数年にわたって任務へ携わっており、仕事熱心な彼女は相当な報酬金をため込んでいると噂されている。しかし、ツバメによると「気が付いたらどこかへ寄付してきて、いつもお金に困っている」という。

・パンテラと「似た音の極みの素質がある」という没設定がある。

・かわいい。

・登場作品リンク


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