【デュエマ】『魔覇革命』のコモンとアンコモンを見てみよう【DMCUC】
■はじめに
こんにちは。
かわい(@KAWAWI_hybrid)です。
今回は、スタートWINデッキ『革命・アメイジン・マジック』に引き続き、
9月16日(土)発売の
ARev第3弾『魔覇革命』に収録される、
レアリティがコモン(C)とアンコモン(U)のカードを詳しく見ていきます。
五文明種族に革命チェンジが本格参戦!!
文明の多色化も進み強力なカードが多数実装されていく中、コモン・アンコモンはどのような変化を遂げていくのでしょうか?
今回はサイクル(共通の能力やデザインを持つカードたちのまとまり)が多く収録されているため、
①多色革命チェンジ
②多色Sトリガーツインパクト
③単色メガラストバーストツインパクト
④単色小型アタッカー
⑤単色大型Sトリガー
⑥その他注目カード
の6項目にざっくりと分けて見ていきます。
また、『革命・アメイジン・マジック』で先行収録された一部のカードについては、前回のnoteと重なる部分があるため詳細を省略します(以下に記事リンクあり)。
前回をご覧になられていない方は、今回のnoteと合わせて読まれると、コモン・アンコモンでの革命チェンジの魅力がより分かりやすくなるかと思います。
それではやっていきましょう。
■①多色革命チェンジ
コモンは、コストに関係なく種族クリーチャーから革命チェンジが可能な、コスト5の多色クリーチャーサイクル。
アンコモンは「コスト5以上」の種族クリーチャーを条件に革命チェンジできる、コスト7の大型多色クリーチャーサイクル。
小型→中型(コスト5)→大型(コスト7)
とチェンジを繰り返すことで、段階的にクリーチャーを強化する成長チェンジギミックがこのサイクルの売り。
相手よりも早くコストの大きいクリーチャーを叩きつけて、アドバンテージに差をつけていこう。
《忍革の一翼 ソワカ》
革命チェンジとエスケープというシンプルな能力のメカ/シノビ。
光の小型メカは、文明の都合上相手プレイヤーを攻撃できないクリーチャーが多かったが、新しく追加される闇単メカやクリーチャーコンビサイクルなどで早期でのチェンジが可能に。
エスケープで盾から手札補充をしながら破壊を免れることもでき、チェンジ元としてもアタッカーとしても場に残りやすい。
Gゼロで踏み倒した《星姫械 ウェビペテル》や能力を使い終わった《ブラジェスコ-W1》などの軽量メカからチェンジし、1打点でSトリガープラスを回避しながらじわじわと攻め立てていこう。
《アーク・スロップב》
一方、成長チェンジ先の《アーク・スロップב》はパワーが11000と高いものの、チェンジ後はタップして出て相手にターンを返すことになるので、高パワーブロッカーを活かした防御力を発揮できないのが難点。
なので、早期のアンタップインはメカ・メクレイド8を持つ《星姫械 リゲート》や《星姫械 エルナリク》に任せて、
手札でのキープが難しくなった時に、バトルゾーンの使い回したいメカと交換するくらいの目的でチェンジする方が今のところは使いやすいかもしれない。
特に《星姫械 ミモザスター/招光呪文「メカミング」》とチェンジすると、単色マナが手札に戻る上に、呪文側で次に必要なメカを探しに行けるのでGOOD。
《革命の炎 フレア・ハシッチ》
コモン革命チェンジサイクルの中で一二の性能を誇る《革命の炎 フレア・ハシッチ》は、出た時に相手の盾ブレイクか自分の盾追加かの2つの能力を選択できる。
特に、革命チェンジしながら盾ブレイクを選択すると、ブレイク1枚目のSトリガープラスを不発にさせつつ実質的なWブレイカーとして運用が可能。
チェンジのコスト制限も無いため、
《襲撃者 「鎧」ドライブ》で2ターン目からWブレイクを食らわせたり、
《ファイン・撃・ピヨッチ/「暴竜爵は不滅なり!」》でクリーチャー側と呪文側の両方からアクセスしたりと自由度も高い。
《革命の刀 ブレード・ボルザード》
《革命の刀 ブレード・ボルザード》は革命チェンジを持つクリーチャーでありながらスピードアタッカーも持ち、アーマード・メクレイド8で展開してから即時攻撃を狙える。
パワーもコモン・アンコモン帯では高水準の9500と申し分なし。加えてエスケープによる破壊耐性もあるため、万が一バトルに負けても生き残ることができる上、《フレア・ハシッチ》の盾追加もおいしく活用できる。
また、アーマード限定の踏み倒し呪文である《ボルシャック・サイン》にも対応しており、代償のエレメント破壊も自身のエスケープに当てることでチャラにする小ワザも。
様々な踏み倒し能力を使い分けて、一気に畳み掛けよう。
《宇宙の頑強者》
基礎パワーが高くシールドの複数枚ブレイクを得意とするジャイアントの革命チェンジは、早いターンから高パワー高打点のクリーチャーを相手に押し付けて盤面制圧を仕掛けるのが特徴。
《宇宙の頑強者》はコモン革命チェンジサイクルで最もパワーの高い6000+。
マッハファイターを持つジャイアントからチェンジすることで、相手の小型メタや中型アタッカーまで幅広く叩き潰せる。
その上相手ターン中はパワーが10000まで上昇するので、タップ状態で相手にターンを渡しても簡単には殴り返されないのがニクい。
チェンジ元としては、
1コストのジャイアントでマナ回収能力を持つ《スナイプ・モスキート》や
マッハファイター持ちジャイアントでは最軽量の《竹刀の超人》
出た時と離れた時で手札とマナを自由に入れ替えられる《楽球の妖精》
などが挙げられる。
《スペースインワン・ヘラクレス》
「ジャストダイバー」「Tブレイカー」というシンプルながら強力な能力しか書いていないでっかい蟲。
パワーが12000とバカでかい上に、チェンジで攻撃した次のターンに相手から殴り返しに合わず、除去を躱して高確率で生き残ることができる。
また、コモン・アンコモンでは《ベッドウ=ロウ》《妖角縫合 グレルフィ》などに続く貴重な3打点。うっかりブレイクしすぎるとSトリガープラスを踏んでしまうのには要注意。
チェンジ元には、
ツインパクトで呪文側はマナのジャイアントを回収できる《無双の妖精/招然呪文「ジャイババン」》、
コモン・アンコモンでは唯一、コスト5以上のジャイアントでマッハファイターを持つ《剛撃 シンピーダ-2》
などが挙げられる。
《ダンマ=ザ=ダーティ》
《ダンマ=ザ=ダーティ》は、アビスでは珍しいクリーチャー指定での墓地回収が出来るクリーチャー。
アビスは種族内での繋がりが強く、墓地からカードを回収する場合でも《フォーク=フォック》や《「ふむ、君の希望を踏まえよう」》など、アビス限定であることがこれまでほとんどだった。
そこから、アビスに縛られずクリーチャーなら何でもを手札に戻せるようになったことで、《ファッション・ナスオ》や《学校男/ゾンビ・カーニバル》など非アビスクリーチャーとアビスデッキを接続する潤滑油としての役割も期待できそうだ。
またコストに関係なくチェンジできるため、
2コストで墓地を2枚肥やしながらアビスラッシュできる《ベル=ゲルエール》や、
呪文側を使って墓地を貯めたついでにクリーチャー側をアビスラッシュ可能な《ハニー=マーガニー/「こっちは甘いぞー」》
などの小型アビスとの相性も良い。
《トートロット=ザ=ダーティ》
《トートロット=ザ=ダーティ》はコモン・アンコモンでも珍しい、墓地の枚数に応じてパワーが上昇するパワード・ブレイカー。
素のパワーは4000+とかなり低めだが、登場時の4枚墓地肥やしを合わせるとパワーは8000となり、墓地が空の状態から革命チェンジしても最低限Wブレイカーとして使うことができる。
チェンジ元は《ダンマ=ザ=ダーティ》から順当に成長させても良いし、
盤面のクリーチャーやタマシードを墓地に送りつつコスト4軽減で出せる《ソー=ゾー》や、
チェンジで出た《トートロット》の墓地肥やし能力を先に解決し、その後に攻撃時効果を使うことで蘇生先の選択肢を増やせる《ド:ニーワ》を使うのも良い。
また、墓地に沢山カードを貯めることで大量ブレイクを狙う戦法は、細部は異なるがいわゆる墓地ソースデッキと重なる部分がある。CUCでも《トートロット》を主軸にした新たな墓地利用デッキが開発されるかも……??
■②多色Sトリガーツインパクト
続いてツインパクトからは多色と単色の2つのサイクルが登場。
多色ツインパクトサイクルは、2コストクリーチャーと軽量Sトリガー呪文が合体し、カラーシフトが進む俺ら種族デッキの初動兼受け札としての採用も期待される。
《パトファール-P4/サイレント・サイレン》
《パトファール-P4》は、出た時に敵味方問わずクリーチャー1体を一時的にバトルゾーンから離れなくさせる能力を持つ。
この能力で自身や味方を確実に次の自分のターンまで確実に生き残らせたり、逆に相手をバトルゾーンに縛り付けて革命チェンジを不発にさせたりと、状況に即した器用な対応が可能。
また、離れない効果はそのクリーチャーが進化しても次の進化クリーチャーに引き継がれるので、「侵略」など強力な進化ギミックと合わせてデッキを構築するのもいいだろう。
また、呪文側の《サイレント・サイレン》はツインパクトでは珍しいSトリガー付きの確定破壊呪文。除去手段に乏しいメカ種族を闇の破壊能力が上手く補ってくれている。
多色ツインパクトならアンコモンに《デーモン・ハンド》を付けてもいい時代らしい……。
《照明野郎カンタ/「どうだ、明るくなったろう?」》
注目するべきは、呪文側の
《「どうだ、明るくなったろう?」》。
性能的にはSトリガーの付いた《ハムラティス・ジャッジ》。コモン・アンコモンにおいて、マナの枚数を参照してクリーチャーを山札の下に送る能力は《天翼 クリティブ-1》に続き2枚目となる。
低パワークリーチャーの全体破壊やエレメント単体破壊が得意なアーマード種族だが、中型以上のクリーチャーが複数体並ぶと攻撃を止められない弱点があった。
その防御の弱さを光文明のジャッジ系効果でカバーすることで、アーマードデッキの受け範囲が更に広がったといえる。
《タネダ・パンクトーカー/♪夕暮れに さらに弱い ヤツ叩く》
このカードについては前回の『革命・アメイジン・マジック』解説記事でも触れたので、ちょっとだけ紹介。
クリーチャー側はジャストダイバーを持ち、革命チェンジの種として高確率で生き残ってくれる。
また、呪文側は3コストなので、《照明魚》の墓地から呪文を詠唱する能力で再利用することが可能。
チェンジで手札に戻ってきてからも、クリーチャーと呪文の2つの選択肢を上手く使い分けることが勝負の鍵となる。
《竹刀の超人/サイバー免許皆伝》
クリーチャー側の《竹刀の超人》は、ジャイアントでは破格の2コストマッハファイター。
パワーが2000と低く、攻撃先のクリーチャーが必要ではあるものの、適当なメタクリーチャーやアシスター相手にチェンジしながら突撃するだけでも十分強力。
また、呪文側の《サイバー免許皆伝》は、Sトリガーで相手1体をフリーズさせつつ1枚ドローできる。
マナ加速に注視し過ぎて手札管理がカツカツになりがちなジャイアントなので、防御札だけでなく単純なドロー呪文として助かる場面も多そう。
《ハニー=マーガニー/「こっちは甘いぞー」》
Sトリガーでクリーチャー補充と墓地肥やしをこなした上で、墓地からアビスラッシュでアタッカーが生えてくる恐怖の1枚。
ついでのように付いている雑な墓地肥やし効果が、《トートロット》のパワードブレイカーや《ド:スモンマー》のメクレイドに繋がるので意外とバカに出来ない。
■③単色メガラストバーストツインパクト
単色ツインパクトサイクルは、クリーチャー側に新能力「メガ・ラスト・バースト」を搭載しているのが最大の特徴。
「革命チェンジ」しながら呪文を唱えてアドバンテージを稼ぐだけでなく、相手に除去をためらわせることで安全なチェンジ元として置くこともできる。
《強撃の鎧徒エッカルト/ウォーニング・ショット》
メガ・ラスト・バーストでは最軽量の光単アーマード・クリーチャー。
呪文側は相手クリーチャー1体をタップ固定と1ドロー。クリーチャーを安全に攻撃・バトルさせたいのに相手に手頃な殴り先がいないことも多いアーマードでは、手札補充しながら無理矢理殴り先を作れるので便利かも。
《蛙紙の聖沌 fr09/聖沌忍法 メカ寄せの術》
クリーチャー側は攻撃できるブロッカー、
呪文側はハンデス(手札破壊)という
カード全体の設計が《淡いと濃い ケローラ/やせガエル 負けるなケローラ スパイラル》と対になっている闇のメカ。
光単メカでは継続的なリソース確保がどうしても難しいので、闇を加えることで相手の手札に妨害を加えながらロングゲームに持ち込む展開を想定したデザインと思われる。
《オ:ドユニワ/喰土邪覇》
アンコモンのメガ・ラスト・バースト持ちでは唯一の、コスト5以上の革命チェンジにも対応できるアビス・クリーチャー。
……なのだが、正直チェンジしなくでも、そのまま2打点のアタッカーとして活躍できそうなくらい優秀な1枚。
クリーチャー側には、アビスでは初となるGストライクが付いており、《ハンマ=ダンマ》や《邪招待》では対応しきれない相手打点の足止めに役立つ。
呪文側はアビス版《ムボー日和》。
同じ能力の呪文ではあるものの、
《ムボー日和》が闇のクリーチャーと合体して多色ツインパクトになっている一方で、
こちらはカード全体でも自然単色であり、Gストライク持ち単色マナとしてデッキに役割を持てる。
デッキ全体の文明配分や受け札の割合を見ながら、臨機応変に使い分けよう。
■④単色小型アタッカー
GoAやARev前期で登場した種族クリーチャーたちが、コンビまたは対戦相手として1枚のカードになったサイクルのうちのひとつ。
単色で2種類の俺ら種族を持つので、2種族混合デッキの橋渡しにもなる……かも。
《拳怪!Law儿&テイル》
タップした時に3000以下破壊を行えるガードマン持ちのアーマード/マジック。
攻撃時に能力を使えるだけでなく、相手のタップ系のSトリガーで選ばせにくくできるのもアタッカーとしては嬉しい。
《飛工!デネビア&ドッペル》
味方のメカやアーマードを除去効果から守ることができる軽量メカ/アーマード。
「ウルトラ・セイバー」なので破壊以外の除去(手札戻し、マナ送り、山下送り、シールド化など)にも対応できる。
ちなみに、メカを対象とするウルトラ・セイバーは他に《瞬現の聖沌 n41kun4》がいるが、アーマードを対象とするセイバー能力はこれが初となる。
《轟開!デボックvs.グランドスラム》
アビスでは今弾が初、またジャイアントでも数の少ないマッハファイター。
革命チェンジしなくても、相手のアシスターや小型メタクリーチャーなどのラインをバトルで破壊できる。相打ちすればマナ加速にもなるので、破壊を恐れず突っ込んでいこう。
■⑤単色大型Sトリガー
アンコモンからはコスト8の大型Sトリガークリーチャーが4種類。コストを支払って召喚することは難しいので、トリガーやメクレイドでの踏み倒しを前提に運用したい。
コモンは前述と同じクリーチャーコンビサイクルのひとつ。Sトリガーで早出しでき、コスト5以上の革命チェンジ元にもなれる。
《蠍紙の聖沌 5450r1》
盤面を増やすのは得意でも相手の除去が本当に苦手だった光単メカに、遂にコスト制限無しのシールド化除去が登場。
ブロッカーもあり、相手のアタッカー2体分を止める防御札として非常に優秀な1枚。
《転繋!極輪&NETWORK》
相手のシールドをブレイクするのは得意だが自分がブレイクされると受け札が無くそのまま貫通しがちなジャイアントに、ブロッカーを持つトリガークリーチャーが実装。
同じくトリガーサイクルの《振卓!ザザームvs.強振》と合わせて、相手の攻撃先をクリーチャーに曲げながら防御していこう。
■⑥その他注目カード
《巡鎧者メンドーサ》
光版《ヒートブレス・チャージャー》のような能力のクリーチャーで、デッキをアーマード種族で固めれば2コストで1ドローが可能になる。
仮に外れても山札の上に置いたままにするか下に送るかを選べるので、アーマード種族がなくても手札に必要なカードをデッキに採用しやすくしてくれる。
《有象夢造》
2コストの手札破壊またはメタ能力を持つクリーチャーを墓地から使い回して、相手をコントロールするハンデスデッキの基盤呪文。
黒銅トレジャーでの再録を機に、CUCでハンデスコントロールを組んでみるのも面白いだろう。
《ボルシャック・秘伝・ドラゴン》
火が自然のコスト7以上のドラゴンが攻撃する時に、無料で横に出せるマッハファイター持ちのドラゴン。
コスト5のアーマードなので《革命の刀 ブレード・ボルザード》にもチェンジできる。《ボルシャック・メカ・ドラゴン》や《セルリアン・アックス・ドラゴン》の攻撃時に横に添えて相手に更なる圧を加えていこう。
■おわりに
『魔覇革命』に収録されるコモン・アンコモンの解説は以上になります。
デュエマ開発部員の押目祥樹氏(デッドマン)がX(旧Twitter)の投稿で言及しているように、
今弾のコモン・アンコモンは強さのギアが1段階上がった「味」の出るカードたちが沢山います。
パックを剥いていたらいつの間にか貯まっていたカードたちで、簡単に強くて面白いデッキが組めるので、
皆さんも『魔覇革命』のコモン・アンコモンで遊んでみてくださいね。
それでは、今回はここまで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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