専門学校90日目/10月9日(水)

2時限~3時限
ビジネストレーニング 2024年度版ビジネス能力検定ジョブパス3級公式テ
           キスト
           入門マルチメディア

2時限目はビジネストレーニングを、3時限目はマルチメディア検定の過去問を学びました。

ビジトレのテーマは日本企業の発展
1945年8月15日は終戦記念日ですが、日本ではこの戦争に関することでタブーになっていることが多いそうです。先生は中高等学校でも教えた経験があり、そうしたことを感じたそうです。世界的には日本が降伏し調印した9月2日が終戦日で、国によっても終戦日とする日は異なる。この第2次世界大戦で多くが失われたが、今では豊かになっているのは不思議ではないでしょうか。日本が復興を遂げ発展するのに3つの戦争が関わっている。

3つの戦争
⑴1950年から1953年の朝鮮戦争(米国がつく韓国 対 ロシア(旧ソ連)が付く北朝鮮)
この戦争で米軍は朝鮮に向かったが、この時日本は米軍に水や食料を提供した。戦争を支えるための経済的支援で特需が発生し、それが後の高度経済成長の基礎となった。

⑵1960年から1975年のベトナム戦争
この時には日本はすでに重長厚大産業(航空機や戦車などを製造する産業)が発展していた。そして日本のGDP(国内総生産)は1968年に世界で2位となった。ベトナム戦争のあった期間に世界的なイベントとして、
1964年東京オリンピック(この時に新幹線や高速道路が整備された)
1970年大阪万博
1972年札幌オリンピック、沖縄の返還
1975年沖縄海洋博
といった出来事があった。日本は儲かり、中の上意識という階級意識を持つようになる。

⑶1973年から1979年の第4次中東戦争(大まかにいって ユダヤ人 対 アラブ人)
ユダヤ人は国を持っていなかったが、商業など成功し世界中に散らばっていた。特にアメリカに多かった。お金があるので政治家に国を持てるように献金し働きかけた。
エルサレムはキリスト教、イスラム教、ユダヤ教の聖地であり、戦争が絶えない。また中東は石油が採れるので、ここで戦争が起きると石油の輸送に支障がでる。1973年に石油ショックが起きたが、日本は省エネ技術に優れていたので、世界の景気が下向きでも稼ぐことができた。そして日本の貿易黒字が大きくなり1980年代になると貿易摩擦が起きる。

1986年から1991年はバブル経済で企業の好業績や株や土地の価格が上がり、不動産を開発すれば高値で売れたような状態だった。そこへ日本銀行が金融引き締めをし、バブル崩壊が始まった。これが平成不況につながる。


マルチメディア検定のほうは過去問のプリントを解いて、解説を受けるという内容でした。ほかのネットワーク概論や国家試験対策の授業で習ったような内容がほとんどでした。


4時限~6時限
ネットワーク概論 インターネット検定 .comMaster ADVANCE公式テキスト
         第4版
         キーワードで学ぶ最新情報トピックス2024

今日は教科書の続き、p.266のWebブラウザーの応用からです。

①フィード
ニュースなどの更新状況を配信することをフィードという。配信されるデータもフィードという。RRSやAtom等の種類があり、どちらの配信もXML文書フォーマットで表記されている。フィードを作成する機能はブログ等のプログラムに実装されていることが多い。新しい記事を投稿すると自動的フィードが更新される。Googel ChromeではRSS Subscription Extensionなどの拡張機能を追加するとフィード情報を閲覧できる。フィードのXML文書には記事のタイトルや日時などが書かれており、XML内のアドレスをコピーして追加すると簡単に記事を見れるようになる。

②拡張機能の活用
拡張機能をインストールするとさまざまな機能をWebブラウザに追加できる。表示内容のハイライトや抽出、右クリックメニューの拡張、ツールバーへの機能ボタンの追加などができるようになる。
Googel Chromeでは、Gmailの受信やイベントを通知してくれる機能や、英文をチェックする機能、メモを取る機能などさまざまである。

③プライバシーモード
Googel Chromeの場合であるが、シークレットモードという。閲覧履歴やCookie等を残さないようにする機能。

④ゲストモード
Googel Chromeでは一時的に自分のPCを他のユーザに利用させたりというときに閲覧アクティビティを保存させないゲストモードがある。

⑤ブックマークレット
URLの代わりに「javascript:」に続けて機能を実現するJavaScriptプログラムを記載することで、ブックマークとして登録できるプログラム。ブックマーク一覧からブックマークレットを選択すると、JavaScriptで実装された機能を利用できる。Webページを自動翻訳したりなどさまざまな機能を提供するブックマークレットがある。

⑥開発者ツール
Webページを作成したり、不具合を修正するのに役立つブラウザ機能が備わっていることがある。これを使うと、HTML要素やCSS等のリソース構造、JavaScriptの処理、HTTP通信のシーケンスなどを深く理解できる。スマホで見た時のプレビュー表示などもできる。

■Webサイト閲覧時のトラブルと対策
エラーメッセージが表示され、目的のページが表示されないことがある。
ステータスコードで404が表示されるとNot Foundでページが見つからないメッセージなどがある。これはインターネットに接続できて、サーバにもアクセスできるが、ページが見つからないという意味。対処としてはURLが正しいかどうかを確認する。UNIX系OSで動作しているサーバは大文字と小文字を区別するのでそれを間違えると表示されないことがある。
URLが正しいのに表示されないときは、サーバ側でコンテンツを削除していたり、格納場所を変えているなどが考えられる。
アクセスが禁止されている場合にはステータスコード403が表示される。

サーバと接続できなかったというエラー(サーバがダウンしていたり、ブラウザのプロキシ設定が間違っているなど)や、DNSでサーバの名前解決ができなかったエラー(DNSサーバがダウンしていたり、DNS設定が間違っているなど)、クライアントがインターネットに接続されていないときのエラーなどもある。

更新されたはずのページが表示されない
このようなケースはキャッシュデータで表示していることなどが原因と考えられる。再読み込みすると解決することがあり、リロードするとよい。ChromeではWindowsならF5キーでリロードできる。Shift+F5キーでのハード再読み込みではブラウザ内にキャッシュされた画像等のデータも再読み込みすることができる。デベロッパーツールから再読み込みボタンを右クリックするとさらに強力なキャッシュの消去とハード再読み込みを実行できる。

リクエストの応答時間が長い
ブラウザによってはDNSプリフェッチという機能でユーザがリンク先へアクセスする前に名前解決しておくことでページ表示完了までの時間を短縮しようとする。事前に名前解決しようとしたDNSサーバの応答が遅いと、かえってアクセス先のページ表示が遅くなることもある。DNSプリフェッチ機能を無効化することで対策できる。
ほかにもIPv4とIPv6の混在で同様の現象が起きることがある。端末で両方に対応しているとき、IPv6を優先する接続するように設定されていると、IPv6に対応していないサーバに接続する時、IPv4に切り替えるがこの切り替え(フォールバック)がうまくいかないこともある。そうするとリクエストに応答がない、表示が遅くなるといったことにつながる。

Webページのコンテンツが正常に動作しない
サイトによっては特定のブラウザでしか動作検証をしておらず、検証していないブラウザではコンテンツが正しく表示されなかったり、動作しないことがある。また特定のブラウザ以外からのアクセスを制限している場合も同様の現象が起きる。きちんと動作するブラウザが利用できない場合は、そのブラウザのレンダリングエンジンを利用可能にする拡張機能を実際に使用するブラウザにインストールしたり、ブラウザの判別に使用するユーザエージェント情報をWebサイトが想定しているブラウザに変更するなどで対処できる。

■メールサービス
メールを利用するにはメールサーバを利用するためのメールアドレスとパスワードからなるアカウントや、各種設定が必要になる。設定とはメールサーバのホスト名、ポート番号などのこと。

メールアドレスはメールの送信元や宛先を識別する情報である。メールがサーバに到着したあとに配送先の識別に使うローカル部の文字列と、ドメイン名を@でつないだ形式になっている。ローカル部は@の右側のドメイン名で示されるドメイン内でユニークである必要がある。
ローカル部に漢字やひらがな(UTF-8)を利用できるのがメールアドレスの国際化で対応が進められている。メールサービスによっては使える文字や記号に制限がある場合がある。
パスワードはメールアドレスと対になっており、メールサーバを利用するときに正規のユーザかを確認するために使われる。


Webメールとメールクライアント
Webブラウザを使ってメールの送受信を行うものをWebメールという。このサービスではサーバ上にあるメールをWebブラウザで閲覧する。Gmailなどが該当する。

メールクライアントの使い方
メールサーバからメールを受信するメールクライアントにはMIcrosoft OutlookやWindows11に付属する「メール」、macOSに付属する「メール」などがある。メールクライアント(MUA、mail user agent)でメールを利用するにはメールアカウントの受信メールサーバの種類、送受信メールサーバのホスト名やIPアドレス等を指定する。受信方式としてIMAPやPOPを設定できる。メールアドレスとパスワードを入力するとそれら設定が自動でなされるものも多い。
Windowsには以前、Outlook Expressという無料版が標準でインストールされていた。いろんな名前だったが今は「メール」という名前になった。

メール形式
HTMLメールとテキストメールがある。HTMLメールはWebページで使用されるHTMLを使って記述されたメールで、メール本文の文字サイズや色などを変更したりできる。画像の表示もできる。テキストメールは文字だけのメールで画像などの表示はできない。HTMLメールを表示可能にしておくと、HTMLメールを開いたり、プレビューするだけで不正プログラムを自動的に実行されてウィルスに感染するというセキュリティ上の問題もある。画像を表示するためにインターネットからダウンロードすると開封したことを把握されるといった点もある。安全性を確認するにはHTMLを解釈させずにテキスト形式で表示させるとよい。
作成するメールの既定形式が設定できる場合には、何か目的がある場合などを除いてテキスト形式で送るように設定するのが無難である。この点については情報リテラシーの授業でも指摘がありました。就職活動などでメールを使う際はテキスト形式にしたほうがいいという話でした。HTML形式だと記述したリンクの文字の色が変わっているなどから判断できるそうです。

■メールサービスの便利な機能
メールサービスにはさまざまな機能があり、設定を変更することで使いやすくしたり安全性を高めることができる。

署名
差出人の氏名や所属、住所等を記した署名をメール本文に自動で挿入する機能。署名はフッターやシグネチャなどと呼ぶこともある。

アドレス帳/連絡先
メールサービスではメールをやり取りする相手のメールアドレスを登録、管理する機能が付いている。この機能のおかげでメールアドレスを毎回入力するような手間が省ける。

添付ファイル
メールに付随させたファイルを添付ファイルという。メールは規格上テキスト形式のデータしか送受信できない。画像ファイルや音声ファイルなどのバイナリ形式のデータを添付ファイルとしてメールで送受信するにはバイナリ形式からテキスト形式にエンコードして送信し、受信側でそれを元のバイナリ形式にデコードする必要がある。そのための規格はいくつかあるが、デファクトスタンダードになっているのはBase64形式。この形式でエンコードすると通常データサイズが大きくなる。データサイズが大きくなりすぎるとメールを送受信できないことがある。データサイズが小さくなるようファイルは圧縮して添付するのが望ましい。Gmailだと25MBを超えるサイズの場合、自動的にGoogleドライブが使用され、そこへのリンクがメール本文に記載される。受信側はそのリンクからファイルをダウンロードする。JavaScriptのファイル形式.jsなど、ほか多数の形式のファイルがGmailでは添付できない。Excel形式などは添付できる。

メール返信先の指定
返信先は通常、差出人のあて先になるが返信アドレスに別のメールアドレスを指定することもできる。メールアドレスによっては送信専用で受信できないものもある。返信先はReply-To:に送るように指定されている場合もある。

メールヘッダー
メールにはヘッダー部分にメールのタイトル、宛先に関する情報、差出人などの情報、メール固有のID、メールのたどった経路、送信日時、メールサーバやメールクライアントが付加した項目が付与される。Gamilではメール本文を開いた状態で、本文の右上にあるその他の点々のアイコンから[メッセージのソースを表示]を選択すると確認できる。メールヘッダの情報は差出人により詐称されていたり、通信経路上で改ざんされることがある。差出人の名前やメールアドレスは簡単に詐称できる。詐称されているかはReceived:ヘッダーやMessage-ID:ヘッダーに設定されるメールサーバ名で判断できることもある。ヘッダーには以下のものが含まれる。
To:(宛先)、Cc:(メールの控えを送る宛先)、Bcc:(メール本来の宛先を隠す機能)、From:(差出人)、Received:(メールのたどった経路)、Return-Path:(エラー時のエラーメール返送先)、Delivered-To:(本来の宛先から転送された場合の転送先アドレス)、Message-ID:(メールを識別する固有ID)、Date:(メールの送信日時)、X-Mailer:(相手の利用しているメールクライアント情報)、Content-Type:(メールの形式、text/plainやtext/html)

メールの検索
受信したメールの中から、条件に一致するものを探す機能。メールのタイトルや、差出人のメールアドレスの一部、本文中に書かれた文字列などをキーワードとして探せる。

HTMLメールの画像表示
HTMLメールには外部のWebサーバにある画像を受信して表示させるものがある。このようなメールを開くとメールクライアントから画像を置いてあるサーバにアクセスしてダウンロードして表示させる。画像をダウンロードしたときに動作するWebビーコンという仕組みがあり、画像には特殊なキーワードが埋め込まれており、これを利用して外部のWebサーバの管理者が受信者のメール閲覧を把握できる。WebビーコンはSpamメールの送信先メールアドレスの収集に悪用されることがある。読み込んですぐに画像を表示させないようにするには、自動的に表示しない設定にする。

メールアドレスのエイリアス(別名)
一つのアカウントに対して複数のメールアドレスを割り当てる機能が提供されていることがある。この機能で作られた別のメールアドレスはエイリアスという。
foo@example.comに対してbar@example.comをエイリアスとして設定すると、barのほうに送られたメールはfooのほうに送られた時と同じスプール(メールを保存しておく領域のこと)に届く。メインで使用するアドレスを隠したり、相手によって使い分けるといったことができる。test+abc@example.comといったように+記号でローカル部testの末尾に追加したエイリアスを作成するといったことのできるサービスもある。こうしたエイリアス作成サービスがある場合、ローカル部の+などは無視して配送処理が行われる。これによりエイリアス宛のメールを正しい宛先に配送できる。


■メールのトラブルと対策
受信トラブル
1つの端末からWebブラウザではページが閲覧できるのに、メールクライアントでメールを受信できないときがある。このような時、メールアカウントやサーバ名もタイプミス、ポート番号の間違いなど、メールクライアントの受信設定が間違っている可能性がある。携帯電話端末では着信許可したアカウント等からのみ受信する設定にしていて、必要なメールを受け取れない設定になっている場合もある。送られたメールが迷惑メール扱いされていたりする可能性もある。

送信トラブル
メールクライアントでメールを送信できない場合、メール送信設定に問題がある可能性が高い。接続中のISPがOP25Bを実施している場合は特別な設定が必要になることが多い。このOP25Bは迷惑メールを防ぐための仕組みで、ISP内のメールサーバ以外からISPの外に向けて送信される宛先ポート番号が25のIPパケットをブロックする。設定で送信メールのポート番号を465もしくは587に変更することで送信可能になる場合がある。

メールサーバからのエラーメッセージ
メールの送信後、メールサーバからエラーメッセージが返送されることがある。メールの不達を知らせるものであることが多い。たいていは英語だがサーバによっては日本語で返してくれる。

文字化け
メールを作成する際の使用言語やOSによって使用される文字コードが異なる。受信側で意図された文字コード以外の文字コード体系と誤認されると文字化けを起こすことがある。メールクライアントで適切な文字コードを選択すると正しく表示できる。

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