ラグビーワールドカップ2023 ジャパンとアルゼンチン
ラグビーワールドカップ2023 前回の投稿でアルゼンチンとジャパンがワールドラグビーにおける新興勢力と書きましたが、両国のファースト・ジャージを見れば両国が新興勢力だということが一目瞭然である。
ラグビー伝統国(≒強豪国)のファースト・ジャージは一色である。
【北半球】
イングランド 白
スコットランド ネイビー
ウェールズ 赤(そのため愛称はレッドドラゴンズ)
アイルランド 薄緑
フランス 青
【南半球】
ニュージーランド 黒(愛称はオールブラックス)
オーストラリア 黄(or オレンジ?)
南アフリカ 濃緑
ここで「伝統国であれば一色のジャージ」は正しいが、その逆「一色のジャージであれば伝統国である」ではないことに注意が必要(数学の命題を思い出す)。実際、新興国でも一色のジャージが多く、ワールドカップ出場国のほとんどが一色のジャージをファースト・ジャージにしている。
ワールドカップ出場国の中でも、アルゼンチンとジャパンは異彩を放っている。両国とも2色の段柄ジャージ。アルゼンチンは青と白、ジャパンは赤と白の段柄ジャージ。
ちなみに日本国内ではまったく逆の動きになっている。伝統国は段柄ジャージが多く、新興勢力に一色のジャージが多い。例えば伝統のある慶応(黄黒)、早稲田(赤黒)、明治(紫黒)、同志社(紺グレ)は2色の段柄ジャージ。一方新興勢力は一色のジャージが多い。帝京(赤)、東海(青)など。
世界と日本国内で動きが異なるのが興味深い。