第103回全国高校ラグビー選手権大会(2023-24年度)3回戦を終えて

全国高校ラグビーは本日準々決勝。
今大会は桐蔭学園、東福岡が抜けているものの、この2校以外は実力伯仲。近年珍しく近畿勢が低迷、逆に関東勢の前評判が高かったが、ベスト8の顔ぶれも関東優勢。ベスト8の勢力地図は以下の通り。

関東 3(桐蔭学園、茗渓学園、流経大柏)
東海 1(中部大春日丘)
近畿 2(東海大仰星、大阪桐蔭)
九州 2(東福岡、佐賀工業)

実力伯仲の前評判通り、ベスト8をかけた3回戦は接戦が多かった。3回戦の試合結果。

佐賀工業   45-14 目黒学院
中部大春日丘 24-19 国学院栃木
桐蔭学園   83- 0 光泉カトリック
石見智翠館  10-37 大阪桐蔭
流経大柏   15-12 天理
茗渓学園   15-10 大分東明
報徳学園   15-17 東海大仰星
名護      0ー59 東福岡

Aシード3校(桐蔭学園、東福岡、佐賀工業)が危なげなく勝ち進んだのに対して、残り5試合のうち4試合がワンプレーで逆転できる点差での決着。3回戦がこれほど接戦だったのは40年近く高校ラグビーを見ているが記憶にない。

そして前回のベスト8が近畿5、九州3。前回と比べれば、近畿勢の低迷がよくわかる。近畿勢の8強2校は2003年度以来の少なさ。そして残った2校が準々決勝で敗退すれば、1993年度以来、近畿勢の4強がゼロとなる。残った近畿勢2校の健闘を期待したい。

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