ラグビーワールドカップ2023予想⑤
ラグビーワールドカップ2023の優勝予想の続き。
ニュージーランドの優勝と予想したその理由・背景について
1.優勝回数のバランス(大数の法則)
ニュージーランドはこれまでのテストマッチにおいて、通算成績ですべての国に勝ち越している。それも一部の国にしか負けたことがないくらい圧倒的な勝率。以下、主要国とのテストマッチの通算成績(2023年8月31日現在)()内は勝率。
対 南アフリカ 62勝39敗4分( 614)
対 オーストラリア 124勝45敗8分( 734)
対 アルゼンチン 33勝 2敗1分( 943)
対 イングランド 33勝 8敗2分( 805)
対 フランス 48勝13敗1分( 787)
対 ウェールズ 34勝 3敗 ( 919)
対 スコットランド 30勝 0敗 (1000)
対 アイルランド 30勝 5敗 ( 857)
上記以外の国との対戦成績は載せませんが、負けはありません。もしテストマッチの勝率がワールドカップにそのまま適用されれば、過去9回の大会で5~6回程度の優勝回数になりますが、実際の優勝回数は3回のみ。そういう意味ではニュージーランドはワールドカップのような負けたら終わりの大会に弱いのかもしれませんが、大数の法則から、ニュージーランドの優勝を予想します。
この主張が突っ込みどころがあることは自覚しています。
そもそも大数の法則というには10回の回数は少なすぎる。また、近年、アイルランドやアルゼンチンとの対戦成績はイーブン、あるいは劣勢となっていることなど。ですからあくまで理由の一つにすぎません。
ちなみに南アフリカ(優勝3回)とオーストラリア(優勝2回)はその勝率(ここでは載せませんが各国とのテストマッチの通算成績)から考えれば理論値より優勝回数は多い。個人的見解ですが、その背景・理由は異なる。
オーストラリアの2回の優勝は、運によるところが大きかったのに対して、南アフリカはそのラグビースタイルがワールドカップとの相性が良いという側面がある。だから、オーストラリアは当分優勝は難しい(そもそも前回1999年大会で優勝して以降、優勝から離れている)のに対して、南アフリカはこれからも着実に回数を重ねていくと考えられる。
また、フランスの勝率を考えるといつか優勝すると考えられる勝率。今大会がその大会になっても不思議ではない。自国開催でもあり、可能性は大いにある。
⑥に続く
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