小田原市長選前日のサラリーマン

市長選の告示を受け、5月12日からビラのポスティングに従事した。

2,700枚。たったの小田原市の有効投票数のわずか2%弱です。

配り切った。雨の日も暑い日も、会社が終わってからと、1日有給休暇を貰って。2%弱でもひとりの力では、大仕事。

とはいえこんなに自由に動けるのは恵まれた境遇にいることを実感しながら、いろいろ配りながら考えることができる時間になった。

まるで、バックパックで海外旅行している気分だった。
バックパックスタイルで配ってたからか?
でも、遠くに来たような気分は少しあった。本当に自宅のそばなのに。

ポスティングでの気づき。

こんなに多様な方々が小田原市に住んでるのか。お宅を見て感じ入るものがあった。

広い土地の納屋付き農家、交通の便の悪いお宅、綺麗な集合住宅、汚い集合住宅、ゴミ屋敷、清潔で画一的な区画。

ポストも多様。

蓋を開けるやつ、赤いやつ、白いやつ、道路に面した外壁にあるやつ(ポスティングが楽で助かる・・・)、チラシで満杯のやつ、手作りの箱、ホームセンターで売ってるプラ箱。

「配達員さんご苦労さま」の掲示に本当に癒される。

こんな多様な方々へ、FacebookやXじゃ伝わらないなーと肌で感じる。

が、ポスティングでもゴミ箱へ直行か?とも思う。萎える。

3,000枚2万円くらいが相場。
これを無償でやるには、推しの候補を勝たせたいという気持ちと楽しみが必要。

ゴミ箱直行と思いあきらめたくなる時間もたくさんあった。辛いから。
でも気分が乗ると、ぜんぶお宅に気持ちが伝わるような前向きな心持ちにもなった。

おのずと丁寧にポスティングしたくなる。
集合住宅では、戸口まで投函したくなり、すべての階に回った。

合理的ではない。戸口に入れればゴミ箱が近い。階下の集合ポストに入れれば、職場までの道中に読んでくれるかもしれない。

でも念を込める。推しを勝たせるために。

ポスティングした全員が投票してくれても2,700票。1割で270票。

前回、守屋さんに加藤さんは544票で負けた。
小さくはない、小さくはないと思い念を込めて・・・・

という推しへの気持ちより、Podcastを楽しみながら運動兼ねて、まさにポケモンGOを楽しんでた時以上にゲーム性の方が大きかったのが事実!

ポスティング一枚一枚が攻撃となり、守屋さんにダメージを与える。投開票が楽しみでならない。

サラリーマンが、運動がてらポスティングやってるんだよーと職場で同僚におおっぴらに言える時代が来て欲しいし、作りることに少しでも加担したい。


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