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WWEユニバースが観るべきアニメ 魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~

こんにちは。
ヴァン・ダム推進委員会のキュアナイルです。
皆さんは「魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~」(通称:まほプリ2)をご覧になっているでしょうか?
これはその名の通り、人気アニメシリーズであるプリキュア作品であり、2016年に放送された「魔法つかいプリキュア!」の直接的な続編で、1作目から時が経ち、中学生だった主人公である朝日奈みらいが大学生に、十六夜リコが魔法学校の先生になっていて、新たなる災いをきっかけにみらいとリコが再会するという設定のお話です。
当時の懐かしさを感じながらも、時代の変化や時の流れを丁寧に描いた作品で、非常に続きが気になる素敵な作品となっております。
また、プリキュア 史上初となる深夜枠での放送で、ニチアサと呼ばれる時間帯にやっている現行のプリキュアには出来ない何かをやるのではないかと放送前から注目されていました。
そして、放送が始まり、この作品を観ているとある事に気がつきました。
「あ、これWWEで観たことある……。」と。

World Wrestling Entertainment

「え?WWE?あのプロレスの?」
そうです。
アメリカの人気プロレス団体であるWWEを参考に話が作られたのではと思われるシーンが多数存在するのです。
「お前、そんなことひろがるスカイ!プリキュアの時も言ってただろ!またやんのかよ??」
そんな風に思った方もいるかもしれません。
……その通りです!

約2年前にも個人ブログにてキュアスカイ=ハイパーミサヲ説キュアウィング=清宮海斗説などを書きましたが、今回も今回でプロレス要素、スポーツエンターテイメントの頂点であるWWEのエッセンスを多分に感じ取れたのでここにまとめようと思います。

アイル is WAR

新キャラ アイル

まほプリ2より登場した謎の男アイル。行動目的が現段階で全て謎。マザー・ラパーパのようになったキュアフェリーチェを小さくしたり、謎の新キャラひすいを狙ったりとプリキュアと敵対するキャラクターです。

本名呼び

 

まだハッキリとはわかりませんが、どういうわけかアイルはプリキュアの正体を既に知っており、キュアミラクルに対して本名である「朝日奈みらい」と呼びかけミラクルを困惑させます。

これは、WWE RAWにて行われた悪のオーナー ビンス・マクマホンとCMパンクの公開契約のエピソードが元になっているように思えます。

CMパンクとの契約延長交渉の席に着くビンス・マクマホン

当時のCMパンクは有名な「パイプボム」で一躍ヒーローになっており、時の人となっていました。
またそれと同時にWWEとの契約切れが間近に迫ってもいました。
パンクは今まで自分をプッシュしてこなかったことや、仲間をクビにしたことを謝罪させるため、ビンスをおちょくり無茶極まりない要求をし、最終的に契約は延長されず、ジョン・シナの持つWWE王座を奪い、王者のままWWEを退団するという強硬手段を使うと宣言します。
この、公開契約のスキットで、ビンスは交渉のテーブルに着く際にパンクの事を「フィル」と呼びます。
フィルというのはCMパンクの本名であるPhillip Jack Brooksの事です。
基本的にリング上ではリングネームで呼ぶのがプロレス界の仕来りですが、ビンスは敢えて本名で呼ぶことで交渉における立場と精神的に優位に立とうとしたことが読み取れます。
そう、これはアイルがキュアミラクルにやっていることと全く同じだということがあなたにもわかってもらえたと思います。
(余談ではありますが、新日本プロレスにおいて、久々にAEWからやってきたかつてのIWGPヘビー級王者であるケニー・オメガにケンカを吹っ掛けた”狂犬”ゲイブ・キッドもケニーに対して本名である「タイソン」と呼んで挑発していましたね。)

細かい時間管理

また、アイルは次にプリキュア達の前に現れる時間を分単位で予告。予告された時間が真夜中だった点も含めて本当に目的が謎ですね。しかし、この細かい時間単位で相手に詰め寄る仕草もビンス・マクマホンは既にやっています。

ビンスがオーナーとして実権を握っていた時代。視聴率は非常に重要視されていて、RAWの生放送中には10分ごとの視聴率が控室に張り出されていたという逸話があり、どの選手の試合が視聴率が良かった、悪かったというのを明確に示し控室は殺伐としていたという話を聞きます。
また、ライブショー故に時間管理には厳しく、放送時間を跨いで試合を行うことがほぼ見られません。

また、アイルはやたらと「台本」という言葉を使い、自分やプリキュアのロールについて語りますが、これはWWEが公に台本の存在を認めたとに近しいものがあります。
かつてWWE(WWF)はアングル(台本)は存在しないというスタンスをとっていましたが、株式上場するにあたってアングルの存在を名言。
日本の団体にみられないスタンスで、プロレスを格闘技の延長ではなくエンターテインメントとしてとらえているWWEのポジションがよくわかります。

プリキュアの行動を言い当てる

アイルは3話にてプリキュアとの戦闘時にキュアマジカルやキュアミラクルの発する言葉や攻撃を全て言い当てました。
これにはプリキュアもモフルンもビックリ。

これはWWFとWCWが視聴率争いで鎬を削ったMONDAY NIGHT WAR時代のエピソードが元ネタでしょう。
当時のWWFとWCWは月曜夜同時間帯にMONDAY NIGHT RAWとMONDAY NITROという番組をそれぞれ放送していました。
ライバル団体同士、ファンと視聴率を奪い合う戦争状態であり、選手の引き抜きや相手団体批判を公然と行うのは日常茶飯事。
その中のエピソードとして録画放送だった回のWWF RAWの会場にWCWのスタッフを忍び込ませ試合結果を入手し、生放送だったWCW  NITROはその試合結果を放送中にバラすという妨害行為を行ったというものがあります。
インターネットが今ほど普及してない時代、試合のあった日とテレビ放送にタイムラグがあろうとも今のようにSNS全盛期の時代と違い、あくまでTV放送が最新の情報だったあの頃。他所の団体のネタバレを平然と行う当時の「何でもあり」感はなかなか凄いモノがります。
アイルもプリキュアの行動を全て先回りして予言し、プリキュアを苦しめましたが、これが当時のWCWがやっていた手法と同じものだとわかります。

熊と闘う

みらいと熊

大学生になり、リコとも別れプリキュアに変身できなくなったみらいですが、魔法をつかっての世直し行為は未だに続けています。
そのとき、街で巨大な熊が暴れているという情報を聞き付け駆け付けると、本当に巨大な熊のモンスターが暴れまわっているではありませんか!
そして、そのあと魔法界からリコが駆け付けてひさびさにプリキュアに変身するのですが、おそらくこれはビンスがかつて抱いた夢の試合が元ネタだと思われます。

ザ・ロックとビンス

ブルース・ブリチャードのポッドキャストよるとビル・クリントン大統領の演説が行われる数ブロック先の路上にリングを設置し生きた熊を放ち、なんとあのザ・ロックと試合をさせるという前代未聞の方法で世間の注目を集めようとしたことがあったそうな。
しかし、動物愛護団体の抗議を恐れてその計画は頓挫。夢のまま終わることになりました。
この試合が実現していたら、それこそ今でも語り継がれる伝説の試合になっていたと思いますが、ロックは今のように元気な姿をリングやスクリーンで見せることはなかったかもしれません。
そんな危険すぎるビンスのアイディアを実現させたのが今回のまほプリ2の一戦なのではないでしょうか!!?

ブロック・・・・・・

まほプリ2 第二話にて、ブロックの形をした敵が登場。
1話の熊、3話のロボットはそれぞれ「熊」「ロボット」と呼称していましたが、ブロック型のモンスターに対しては「ブロック」と呼びませんでした。
これは、WWEにおける怪物であるブロック・レスナーのことを指しているのではないでしょうか?

ブロック・レスナー

ブロック・レスナーは規格外の肉体を持つWWE屈指の怪物レスラーで、WWEで活躍した後新日本プロレスにも姿を現し、更にはプロレスの次には総合格闘技でも活躍しUFCのベルトも巻いた事のある男なのです。
その後WWEに復帰して再び暴れまわるのですが、どうもこの契約の際にビンスが女性従業員を性接待要因として献上したという疑惑が持ち上がっております。
ビンス・マクマホンは現在、元WWEの女性従業員に対して性的虐待を行ったとされていて、その件で訴訟されており、その調査リポートは目を覆いたくなるような悍ましいものでした。
その一件でレスナーと再契約する時に女性社員を性接待させたという疑惑が浮上していて、接待を受けたとされるブロック・レスナーもビンスと共に表舞台から姿を消しています。

2025.1.27のRAWではPLEロイヤルランブル直前ということもあり、ドリュー・マッキンタイアが過去のレッスルマニアについて語るシーンがありましたが、ブロック・レスナーに関しては存在はほのめかされるものの、「ビースト」とだけ言及し直接は名前は挙げられていません。
「名前を言ってはいけなあの人」状態のブロック・レスナーですが、まほプリ2でも3話の時点で何故かブロック型の敵だけ「ブロック」と名前を呼ばれいません。
これは偶然なのか、レスナーの隠喩なのか……。

ランタンの持ち方がブレイ・ワイアット

御覧の通りです。今後のリコの奇行が気になります。

脚の怪我

みらいの祖母である結希かの子が1作目に引き続き再登場しますが、なんと脚を痛めています。
これは歳による身体の不具合からおこる怪我で、このシーンから1作目からの時の経過が感じられるのですが、これもレッスルマニア39において久々に復帰したシェイン・マクマホンにも似たものを感じます。

明らかに普通ではない倒れ方をしてしまったシェイン

シェインは1年以上WWEから姿を消していましたが、レッスルマニア39でザ ・ミズと勝負するべく復帰。
しかし、いざ試合が始まると、一見何事もないようなジャンプをした場面で大腿四頭筋を断裂してしまい大観衆の前にも関わらず脚を抑えて倒れ込んでしまいます。
その後、立会人のスヌープ・ドッグがアドリブでピープルズエルボーを叩き込むというスターならではの繋ぎ方をしてその場を収めたという伝説が有名ですが、シェインはやはり倒れたまま。
かつては最強の素人と呼ばれ、コースト・トゥ・コーストと呼ばれるコーナーからコーナーへと飛ぶ脅威のドロップキックを見せたり、ヘル・イン・ア・セルのてっぺんから実況席にダイブしたりと信じられない身体能力を我々に披露していましたが、そんなシェインも歳には勝てません。
その哀愁漂う感じも含めて、みらいのおばあちゃんに重なる部分があります。

今後にも期待

と、こんな感じでまだ放送始まって3話ですが、WWEとの共通点、引用疑惑が次々と見つかります。
きっと話が進むにつれてみらいが乗った救急車にアイルが運転するトレーラーが突っ込んだり、みらいがリコとの友情の証としてフェスティバルを開催してミケランジェロの「アダムの創造」の顔を自分たちの顔に入れ替えた絵画をプレゼントするかもしれません。

伝説のスキット。マテル社からこの場面のフィギュアセットも出ている。

これを読んだプロレスファンのあなたはきっとプリキュアに興味を持ったでしょうし、ちいさいおともだちはWWEがきになりだしたとおもいます。
これを機に未知なるプロレスの世界、プリキュアの世界に足を踏み入れるのは如何でしょうか?
また、話が進んで何か発見があれば追加します!

余談

"グッド・ルッキング・エンペラー"ジェイク・リー

現在新日本プロレスに所属するジェイク・リーですが、NOAHに在籍時の終わりごろのコスチュームがどうみても、まほプリ2のリコでした。ジェイクはNOAH在籍時から英会話教室に通っていることを度々Xで報告していて、海外進出をそれとなく匂わせていました。現在怪我で長期離脱中ですが、実は海外(魔法界)進出をどこかで考えているのかもしれませんね。

あまりにも奇妙な仮説を読んで筆者の心配をするアダム・ローズ




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