展開案がすべて
あなたの宝物は?
長い間教員生活をしていて「何が一番の宝物ですか?」と聞かれたら、私は「展開案」と答えます。
以前、附属小学校で9年間教諭をしていましたが、そのときは同学年の先生で各教科の担当を決めていました。例えば国語と道徳の担当になると、年間を通してすべての単元の毎時間の具体的な展開案を作成し同学年の先生へ事前に配付しなればなりません。
「○○先生が作った展開案は楽しいね」と言ってもらえると最高に嬉しかったです。
展開案は見やすいようにA4版1枚に1時間の発問や児童の予想される反応をまとめることが基本でした。もちろん内容によっては2枚、3枚となることもありました。おもしろくない展開案を作ると、下手をすると同学年の先輩の先生は、私が作った展開案とは別の展開案で授業をしているときもありました。
だからこそ必死で勉強し充実した内容にするよう心がけました。こうして様々な学年の全教科の展開案がファイリングされるわけですから、こんなに心強いことはなかったです。