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係活動を充実させるコツ 3選
当番と係活動の違いを明確にする
当たり前のようで意外にわかっていないのが当番と係の違いです。当番とは学校生活を送っていく上で絶対にしなければならない活動です。つまり、給食、掃除、日直です。学校で当番と呼ばれるものはこの3つしかありません。
それに対して係とは学校生活をよりよくするために、こんなものがあったらもっとよくなるのになというものです。ここに大きな違いあります。
絶対になくてはならない当番とあったらいいなという係とは根本的に違います。まずこのことを教師はもちろんのこと子どもたちも認識していなければなりません。
係の決め方を工夫する
係活動では当番と違い、次のような決め方をします。
①学級のためにこんな仕事をしたいなということをカードに書く。
②カードに書いたものを黒板に貼り、仲間分けをする。(同じものがたくさんあってもよしとしする。)
③係が決まったら名前を工夫して決める。
35人いて35人全員が新聞係なら、それでいいと思います。それが係なのですから。ただ漫画を描きたい新聞、クイズを出したい新聞など内容によって複数の新聞係を作るとよいでしょう。
ふり返りの場を位置づける
当番の仕事をさぼった子に対しては、きちんと指導をしなければなりません。なぜなら学校生活が成り立っていく上で絶対しなければならないことですから。
それに対して係活動は、さぼったからといって指導をする必要はありません。では、ほっといていいのでしょうか。そうではありません。
そこで私はふりふりかえりの場を月の終わりに位置づけていました。
もしここでやりたい仕事が変わったときは、再度検討させることで係活動の意味づけをあらためて確認すべきでしょう。
まとめ
①当番と係の違いを明確にする
②係の決め方を工夫する
③ふり返りの場を位置づける
係と当番の違いを認識することが係活動を充実させるための大きなポイントです。当番と同じような指導をしていると係活動は停滞してしまいます。