【T&T】…ソナン・イエのクチナワ衆について(恵那ケミカル独自設定)
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トンネルズ&トロールズはフライング・バッファロー社の登録商標です。
※この作品は、「安田均・他/グループSNE」及び「ケン・セント・アンドレ」及びフライング・バッファロー社が 権利を有する『トンネルズ&トロールズ 完全版』の二次創作物です。
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※これは、恵那ケミカルの創る自分のトロールワールドでの、独自設定です。
空高く、天までそびえる《ソナの柱》の北東方の山間に、【ヒガシ・ヤマ】という小さな温泉の里がある。
ここは1年の4分の1の間、深い雪に閉ざされる場所で、人口にして300人くらいの民が生活を送る。
とはいえ、湯治客や観光客も多く、里の重要な資源となっている。
その他に豊富な山の自然、恵み、そして土地神【オハグロ=サマ】を祀り、慎ましくも食うには困らない場所でもあった。
しかし、この里には知る人ぞ知る秘密がある。
それは、【クチナワ衆(しゅう)】と呼ばれる乱破=忍者の里でもある事だった。
ソナン・イエには【忍者(ニンジャ)】と呼ばれる極めて情報収集能力、スパイ工作、破壊活動に特化した盗賊戦士たちの氏族がある。
ここ、ヒガシ・ヤマには、《ミカガミノオロチ》と呼ばれる古の神の血を引く一族が連綿と生き続けており、【水鏡ノ術】と呼ばれる独自の進化発展を遂げた魔術、体術が継承されていた。
※
全身黒ずくめにして、三角巾を被り闇に溶け込む。
ソナン・イエの有力な貴族…すなわち《ダイミョウ》の命を受けて、島国家中の諜報活動、撹乱、場合によっては破壊活動を行ってきた忍者たち。
このクチナワ衆もまた、ソナン・イエの主に北側の諜報活動を行い、ダイセンやナナジ港のダイミョウやクゲたちに伝え、仕えていた。
彼の名は《ゴン=ネギ・カミオ》。
Lv9の魔法戦士(ニンジャ)
クチナワ衆の若き筆頭忍者であった。
ムチのように伸び、刃が4枚ついた独自の鎖状の刀を使い、ダイミョウからの依頼のほか、里に降りかかる危難や、後述するグレート・オールド・ワンの驚異から土地を守ってきた。
しかし、ナナジ港の邪悪なダイミョウ、【サイトウ】にヒガシ・ヤマの豊富な資源と温泉、そしてクチナワ衆そのものを取り込もうと狙われた際、
里と民を守るため単身ナナジに潜入、サイトウを暗殺する。
しかしその後、城のサムライたちに捕まり、もともと悪評の高かったダイミョウとはいえ、支配者層の命を奪った罪で半殺しにされた挙句、左腕を切断され捨てられる。
だが、彼は死の淵にいたその時、《オハグロ=サマ》の加護に触れ、その命を救われる。
その後、クチナワ衆に助け出され、里の全力の救護活動もあり、カミオは一命をとりとめる。
そして、切られた腕も【カラクリ】と呼ばれる錬金術にして原始的な機械科学の融合により、関節をひとつ増やして再生することに成功する。
※
それから4年。クチナワ衆はほとんどのダイミョウに使える事を止めた。
唯一、ソナの柱の近くに居城する名君、マツダイラ家にのみ使えるシノビとなり、ソナン・イエのダイミョウに今も里の資源を狙われながらも、マツダイラ家の庇護と村人全員が何らかのシノビの力を持つという、独自の圧倒的な反撃力をもって、生きながらえている。
そして里を上げた大改革の立役者となったカミオはクチナワ衆を円満に抜け、見聞と世界を知るため、その名を《ゴン=ネギオ》という偽名にして、ルールフ本島へとやって来たのであった。
果たして彼は、本島でどんな冒険をくりひろげるのであろうか……。
【ヒガシ・ヤマ クチナワ衆独自の武具】
【水鏡ノ術】
【ヒガシ・ヤマ地方 独自のモンスター】
ヒガシ・ヤマには、その豊かな土地と、オハグロ=サマの力を狙い、恐るべき邪神、グレート・オールド・ワンの襲撃もある。
個体殺傷能力が高いモンスターで、数多くの里人が犠牲になってきたが、現在では里を上げて対抗しその犠牲者も減少している。
ルールフ本島で出現すれば、MRは200以上の化け物たちであり、全てを凍りつかせる恐るべき力を持つため、射撃武器は届きにくく、接近戦闘の継続が困難である。
そのため、クチナワ衆は陣形を利用して、交代しながら一気に畳み掛ける戦術で勝利を上げている。