【T&T】…《時の卵 : ザ・マンダ=ム》
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トンネルズ&トロールズはフライング・バッファロー社の登録商標です。
※この作品は、「安田均・他/グループSNE」及び「ケン・セント・アンドレ」及びフライング・バッファロー社が 権利を有する『トンネルズ&トロールズ 完全版』の二次創作物です。
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恵那ケミカルの宇宙、多次元世界において存在する、"時の神"に遣える体長15センチほどの銀色に輝く海月のような姿をした小神。
時の神が、ある宇宙や世界の特異点やトリガーとなる生命体、エネルギー体、意識体などにこの《ザ・マンダ=ム》を送り出し、生涯その守護を務めさせる。
《ザ・マンダ=ム》は、守護対象へ一切の干渉はしない。
しかし、守護対象が生命の危機、意識の完全喪失、死に見舞われる時、その力を発動させ数秒、または数分、あるいは数時間その時間と空間を「巻き戻」す。
そしてその後の破滅的展開を回避させたり、取り返しのつかない事象や選択を改善させる。
この力と影響は無限で、何回でも発動し影響を与えることが出来るのだが、あまり何度も時間と空間…すなわち宇宙の一部を巻き戻してしまう事…で、新たなる「次元(universe)」を創り出してしまうため、《ザ・マンダ=ム》も決して濫用はしない。
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恵那ケミカルの宇宙における、最も強い力を持つ"時の神"は、自らのアバタール(化身)として、銀河を悠々と泳ぐ星の如き大きさの銀色の龍神である。
そのため、《ザ・マンダ=ム》は、小さな龍の姿をとることもある。
現在、地球の存在するあらゆる多次元宇宙の"太陽系"のほか、「トロール・ワールド」、「ジンド」、「タイタン」、および真なる魔王アザトース、グレートオールドワン"クトゥルフ"の存在する宇宙において、その世界での半神や、ごく一部の神学者や純新無垢な子供によって、確認され報告されている。
その存在は人智を超えるもので、人や人型種族、知的生命体などが支配したり発動できるものではなく、また仮に《ザ・マンダ=ム》を認識し、崇拝したところでそれが特異点や「守護対象」でない限り、全く応えることは無い。
そしてその最大の特徴が、守護対象の記憶の消去である。
時間を巻き戻された対象と、その環境は、守護対象が死んだ、破滅した、消滅した結果と未来を記憶しない。
そして新しい「分岐」が創造され、場合によってはその世界に新たなる「多次元」が誕生する。
このように、自分の記憶には無いが実際には死んで消滅している次元が存在している可能性があり、
自分は覚えていないが、魂が経験をしているという事が発生したりする。
《ザ・マンダ=ム》とは、そのような大いなる力ではあるが、発動することも全くしないこともある、摩訶不思議な小さな神である。
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【余談】
《ザ・マンダ=ム》の原型は、恵那ケミカルが感じていた宇宙観の1部と、敬愛してやまない「ジョジョの奇妙な冒険 スティール・ボール・ラン」に登場するスタンド、《マンダム》が原典です。
僕のイメージと、荒木飛呂彦先生の作品が重なり、形になりました。深く感謝致します。