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【T&T】…ソロアド化《ベア・ダンジョン》巻きリプレイ! ~前編~

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トンネルズ&トロールズはフライング・バッファロー社の登録商標です。
※この作品は、「安田均・他/グループSNE」及び「ケン・セント・アンドレ」及びフライング・バッファロー社が 権利を有する『トンネルズ&トロールズ 完全版』の二次創作物です。
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【T&T】…ソロアド化《ベア・ダンジョン》

ぷちリプレイ❗


独自のハウスルールで、本来多人数向けシナリオである、T&Tの「ベア・ダンジョン」を遊んでみました❗

様々な改善点や作らねばならないものなどがありましたが、実際に遊んでみてかなりデータがとれまして、少しづつ誰もが遊べるシステムを発表出来たらなぁ……と思いました🐻‍✨

ソロアドベンチャーって、創造的な読書だよなぁとつくづく思いましたし、自分との対話だなぁと。

益々ソロアドが、トンネルズ&トロールズが好きになる辛くも楽しい時間でした❗


(未完成不完全ですが、こちらが恵那ケミカルのT&Tシナリオソロアドベンチャー化のアナログシステムです。)↓↓↓


(これは、恵那ケミカルのトロールワールドにおける年表です。)




ベア・ダンジョン。

商業都市コーストの北、西方エルフ達が守り、多くの善と悪の魔法使いたちの集まる無限の森、シャンキナルの森のさらに北側に位置する、いにしえの迷宮である。


ここにはかつて、「監視の城」と呼ばれたダンジョンを監視する堅固な城があった。

しかし、その内部はもろく、その監視対象であった迷宮のモンスターの襲撃に会い、いとも簡単に落とされてしまった。

そしてその城には、強力な力を持つデーモンマスター、魔女バニタアルが居り、バニタアルの力でモンスターどもは倒され、あるいは迷宮に押し戻され、
強力な力を持つ悪魔が配置されて封印となる。

それからおよそ半世紀が過ぎた。


ある時、そのベアダンジョンで、活発な動きがあった。

シャンキナルの森の、ごく一部の善良な魔術師たちは再びモンスターの大群が動き始めたことを知る。


最近、冒険者として名を挙げている、中庸の一団がいた。

それはタリーマークの街の郊外にある、ジード家の当主チギー率いる冒険者の集団であった。


シャンキナルの森の古参、【鳩のヘーゼル】(※1)は、とある一件でそのチギー家と縁があった。

ヘーゼルは伝書鳩を飛ばし、チギーたちに迷宮の探索と調査を依頼する。


達成の報酬は破格の10,000GP。
荘園の運営で年中赤字のチギーらは快諾、初期探索隊として、一家の若手衆を送り込む。

その者、ドワーフの戦士、「ドラクー・コッヘルブレイク」

その者、人間の女盗賊、「アニエス・サラエボ 」

その者、若きホブ、「ホップ・ホップ」。

以上3名が、別の事件に探索に出ている親分、「チギー・ジード・モラン」の命を受けて、先発隊として調査に旅立つ。







※キャラクターシートはBOOTHより、「腹黒たぬべえ」様著のシートを使わせてもらっております。いつもありがとうございます☺️

(左から、ドラクー、アニエス、ホップ・ホップ。)





監視の城。

まずは今や廃墟となった、鉄壁を誇った当時の城を探索する3人。野良モンスターや住み着いたモンスターたちを退け、ベアダンジョンへの入口を発見する。

そしてかつて、この城を守りきった魔女バニタアルその人とも会い、荒らしのための探索では無いことを説明し、彼女の理解を得る。

やがて舞台はベアダンジョン地下一階へ。



潜ること数回。

3人での探索に、迷宮の中で仲間ができる。

それは、かつてはある国の王女であった姫が、3メートルの大蛇になったモンスターである。

自由な家風のチギー一家では、相手がモンスターであっても、意気投合することがあればなんの問題もなく仲間に迎え入れる。

大蛇を加え、さらなる深みへと立ち入る3人と1体。


しかし、進むにつれ現れるモンスターや罠も強力になり、特に魔術師のいないこのパーティでは探索行があまりに危険であることに気が付き、ベアダンジョン近くの村で仲間を募ることとなる。

偶然出会ったのは、なんとセルキー族と人間の愛の子、ハーフセルキーの魔術師であった。

ある迷宮を完膚なきまでに破壊したことで誰とも組めなくなった彼女の名は、セーラと言った。

セーラは金にうるさかったが、ベアダンジョンでかなりの金貨を稼いだドラクーたち3人は、用心棒という事でセーラを雇う事となる。




迷宮探索はその後何度も行われ、様々な出来事があった。

特筆すべきは、ドラクーがあるアイテムの影響を受け、ミノタウロスに変身してしまったことである!

さらにアニエスが大いなる力を手に入れ、ドラクーに並ぶほどの盗賊戦士と化す。

途中、スポット参戦ではあったが、ジード荘園から助っ人にクルセイダーの2人、「トロールみてえな 練太郎(子)」と「カンキン・バターチャーン」、

新参の若き戦士、「オルソン・チゾーム」の助っ人もあり、

さらにパーティの戦力は大幅アップ。破竹の勢いで地下2階を切り開き、地下3階へと進む4人+1体。

そしてついに、堂々のジード家当主、チギーと合流する。




領主兼冒険者、チギー・G・モラン。



地下3階は、熾烈を極める場所であった。

現れる警備兵すら、重武装で人数も多く、攻略する一部屋ごとに体力を回復させなければならない程である。

モンスターたちも、自分たちの居場所を守るために本気なのであった。

そして、こちらも数回の探索の後、ある研究所地区へと入ることとなり、12Lvの狂えるウルク魔術師との戦いとなる。

一度目は配下のオーガー部隊を殲滅するものの、《スモッグ》の連続攻撃で戦士たちがダメージを受けてしまう。

ダンジョンで出会い、契約したエレメンタルを呼び出し、ラボを破壊して何とか脱出に成功、撤退を余儀なくされる。

そして、数日後に再戦。

ラボはまだ機能しており、そして今回もウルクの高位魔術師は部屋に居た。

激昂する魔術師。そしてオーガーの警備部隊と共に、チギーたちに襲いかかる。


ウルクの魔術師は《死の9番》をリーダーであるチギーかけるが、チギーの幸運の前に呪いは跳ね返される。

当然、そのような魔法の反射も含め、十分な備えをしているウルクの魔術師であったが、なんと抵抗にファンブルを出し、昏倒。

直前に出会った炎の魔女バニタアルの陰からの働きもあったのかもしれない。

そして戦況は一変、大勢の警備兵共を蹴散らし、たちまちラボを制圧するチギー一家。

そしてラボの最奥に大切に収容されていた、ある実験体が開放される。

それは、アリゲーターと人間の女戦士を掛け合わせた、改造人間であった。



かつてはルールフ大陸の東で名を挙げた女戦士だったらしいが、ウルクの魔術師により無理やりアリゲーターと合成させられ、改造人間となった彼女は記憶の大半を失っていた。

しかし、彼女はチギーたちに刃を振るうことはなく、躊躇無くウルクの高位魔術師の首を跳ねた。

そして、これからする当てもなく、行くところもなく…

チギーは彼女に勇猛だった祖母の名前、「シャノン」を与え、共に戦う仲間となった。


さらに大勢の警備兵を蹴散らし、モンスターを倒し、チギー一家は進んだ。



そしてとある部屋の先に、地下3階層の大半を占めている地底湖へと出る桟橋へとやってくる。

そこには漕ぎ手のトロールたちがいたが、これも蹴散らした一行は船を手に入れる。

その時だ。シャノンが何かを思い出した。


「エバンを助けて!彼は味方!」(※2)

「エバン?」

「エバンはここの秘密のぜんぶを知ってるの! でも裏切りがバレて、アイツに捕まってしまったの!

あのいやらしいウルクの魔術師に!!」

「そうか。とにかくそのエバンを見つけたら、探索は楽になりそうだな。戻るぞ。」


チギー一家はシャノンの言葉を信じ、船をしっかりと桟橋へと繋ぎ直し、大蛇とホップ・ホップに見張りを任せる。そしてエバンを探しにラボへ戻ることになる。


後半へ続く❗



(※1)……グループSNE様発行  「ウォーロックMAGAZINE  vol.8」掲載作品

《ジャイアント・ラットまたは巨大ハムスターの逆襲》杉浦武夫先生 著 に登場の、味方側の魔女。


(※2)……X相互フォロワー、りさぽむ様のキャラクター。

キャラクター原作者 りさぽむ様@lisapommmmfairy.bsky.social

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