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頭のリハビリ

ママ友のひとりが、子供たちにそろばんを教えている。

今回、大人に向けてのそろばん教室を考えているらしく、私や他のママ友にお試しとして、そろばん教室の生徒さんになって欲しいと声がかかった。

指定の時間に地区センターの1室を訪れると、私の他に3名の生徒さん(2人はママ友)がすでに着席していた。

「すみませーん。遅くなりました。」

慌てて着席する私。


先生(ママ友)がプリントを配布して、この教室の目的などの説明があったあとに、早速、頭の体操としてプリントに取り組んだ。

いわゆる脳トレプリント。よく高齢者施設などでも使われるが、自分が取り組んだことはなかった。自信なし。


1枚目のプリント。ない数字をランダムに並ぶところから抽出することが、こんなに難しいものなのか。
ない!と思っても後から見つかったりする悲しみ・・・


2枚目はわりと取り組みやすくて(それでも1つ間違えた)、大きなストレスにはならなかった。


3枚目。これを制限時間5分でと言われて焦る。出来るかな・・・

引き算、割り算が苦手な意識があるのだが、解き始めると頭が働かなくてさらに焦る。

落ち着けと自分を鼓舞して取り組むこと5分。前半でエンジンかからず数問残ったが6分はかからずにできたかな。

脳のいつも動いていない部分を目覚めさせた感じ。ウォーミングアップにはいい計算問題であった。


プリントのあとは、そろばんの基本的な使い方や、たまの動かし方などの説明を聞く。

私自身は、小学生の時に数時間、授業で習った記憶はあれど、その後は触る機会はほとんどなかったので、約45年ぶりのそろばんである。

簡単な足し算、引き算を試してみる。パチパチと、たまを弾く音が気持ちいい。

今日はこの辺りまでということで、1回目の教室は終了。その後、雑談をしていると「そろばんの掛け算」についての話になった。

私には全くの未知の話なのだが、その中でとても興味深いことがあったのだ。


九九を覚える時に私達は、
1✕1=1は「いんいち が いち」
2✕2=4は「ににん が し」
3✕3=9は「さざん が きゅう」

というように「が」をつける場合がある。答えが10未満になるときに「が」がつくのね。

今までまったく「が」がつくことに疑問をもったことがなく、言われるがまま覚えていた私には、目からウロコだったわ。

この「が」が、そろばんでの掛け算の時に、とても大事なポイントなのだ。


とにかくまだ、掛け算のやり方がまったく身についてないので、このプリントを見てもポカーンなのだが、九九の「が」が答えを導くのに必要であることが本当に不思議である。

九九の「が」が唱えやすさのためについたのか、そろばんの為についた「が」なのか・・・。どうなのだろうか。

そんな脱線した話をしてお開きになった。

いつも使わない頭を使うのって大事よね。これからは、脳トレも筋トレも大切になってくるなと、再確認したそろばん教室だった。

あと2回お試し参加できるので、そろばんで掛け算ができるくらいまで、やってみようかな・・・。


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