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リハビリ終了は突然に

足関節脱臼骨折から147日目
リハビリ48回目

今日はとにかく疲れている。
心も身体も疲れている。

先週は、なんだかんだで毎日予定が入ってしまい、忙しく出歩いていた。

それだけ足の具合も良くなって、動ける体力もついてきたことになるんだが、私にはリカバリー力が足りない。

一晩寝ても体力が満タンにならない。連日出かけたことで、疲れがどんどん溜まっていた。

そんな状態の時に、実家の母から、腰の痛みが強くて歩けなくなったと連絡が入る。

父が母を病院に連れて行った結果「腰椎の圧迫骨折」との診断。予想はしていたが、現実となるとショックが大きい。

知らんぷりはできないよなぁ。
急遽、母の様子を見に行くために実家へ車を走らせる。

ケアマネさんと連絡を取り、福祉用具(ベッドからトイレまでの手すり)を導入する相談、設置するところまで見届けて帰ってきた。


その翌日のリハビリDAY。
朝からすでに疲労感があり、患側の右足は強張っていて、少し痛みもある。

重い腰をあげて病院へ。
受付を済ませてリハビリ前診察を待つ。

主治医のY先生が外来担当の日。
いつもはかなり待たされるのだが、今日は10分程で呼ばれる。

先週、K先生に伝えた「来年の3月頃に抜釘手術を受けたい」という私の希望がカルテに記入してあったようで話は早かった。

術前検査をする必要があるので、来年2月に入ったら、都合の良い日にまた受診してくださいと指示をもらえた。

診察が終わり、リハビリ室前で待っていると、あくびばかり出てしょうがない。でも、マスクをしてるからバレてないと思う、たぶん。

11:00
担当の理学療法士さんが現れ、挨拶を交わす。なんだか言いたげな顔。

「あのぉ、シロイルカさんって入院したのは、5月下旬ですよね?」

「はい、そうですね。」

「来週もう1回リハビリできると思っていたんですが、リハビリ実施日数を確認したら、規定日数を超えてしまうんです。なので、今日が最後のリハビリになっちゃうんです・・・スミマセン。」

「あらっ、そうなの?」

寝耳に水とはこのこと。

今日含めてあと2回施術してもらえると思っていたから、残念としか言いようがない。

しかも、今日はいつもより足のコンディションが悪い。来週ならもう少し調子の良い状態でリハビリ最終日が迎えられたのに・・・と思うところはあるけど、こればっかりは仕方がない。

気を取り直してリハビリ開始。

足の調子がいつもより、良くないことを伝えると、念入りに足首まわりをほぐしてくれた。

多分、いつもならやる筋トレの時間をマッサージに充ててくれたっぽかったな。ありがたい。

その後は階段へ移動して、上り下りの確認と、階段を使って自宅でもできる足のストレッチを教えてもらえた。

この頃には、リハビリ前よりだいぶ足の強張りが緩んで、動きやすくなってきた。

「では最後に、足の調子のチェックがてら小走りしてみましょう。」

理学療法士さんと、病院の廊下から駐車場の方へと外に出る。

駐車場をゆっくり走り出すと、疲れていたはずなのに、痛みもなく駐車場を2周走ることができた。

さすがに少し息が上がったけど、気持ちのいい瞬間だった。

リハビリが終了。


手術後は、また走れる日がくるなんて想像もできなかった。

理学療法士さんがいたから、リハビリを頑張ることができて、少しずつ回復できたのだ。

そして気がつけば、松葉杖がなくなり、階段の上り下りが可能になり、車の運転もできるようになり、不自由なく日常生活を送れるようになった。

感謝しかない。

顔見知りになった理学療法士さん達とお別れの挨拶をして病院を後にした。

5ヶ月前、ケガをしたことは悲しいことだったけれど、月並みだが健康が1番だなと気付けた事は大きかったかも。

人生100年時代とか言うけれど、私自身はそんなに長生きしたいとは全然思わない。ただ最後の日まで健康でいられたらいいなと願う。

今までより、もう少し自分の身体を大切に、いたわっていこうではないか。


ここでひとまず、右足関節脱臼骨折の体験記は一区切り。

また、抜釘手術の体験など、右足の経過が増えた時に更新していきたい。


入院1日目の足
懐かしい







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