つま先でジャンプ
右足首脱臼骨折から142日目
リハビリ47回目
リハビリの日。
リハビリ前の診察を受けるために、整形外科外来窓口へ。
この日の外来は、私の主治医の上司であるK先生だった。入院中、よく病棟に現れて患者さんに声をかけてくれていたので、話しやすい印象の先生。
抜釘手術のことが気になっていたので、思い切って聞いてみる。
「右足の調子は良くなってきて、日常生活に支障はほぼ無くなっています。けれど、違和感はまだ続いてる状態です。今の気持ちは抜釘手術を受けたいと思っているのですが。」
「手術から1年後を目安にできると思いますよ。」と先生。
「できれば、来年の3月くらいまでに手術できたらと思っていて。」
「3月だと術後10カ月なので、それでも大丈夫でしょう。具体的な時期については主治医のY先生と今度相談してみてください。」
そんな会話をして診察室を出る。
リハビリ室へ向かう途中で、入院中にお世話になった理学療法士さんとすれ違ったのでちょっと立ち話。
「こんにちは、足の調子はどうですか?」
「お陰様で、だいぶ良くなってきましたよ。今、整形の先生と抜釘手術の事を話してきたところなんです。あのぉ、抜釘手術後に、リハビリをしてもらうことは可能なのでしょうか?」
と聞いてみると、
「足関節脱臼骨折の術後リハビリは5ヶ月までなので、その後、抜釘手術となっても健康保険内でのリハビリは行えないんです。」
との返事だった。
抜釘後に、リハビリが必要な場合は、この病院でリハビリを受けられると勝手に思っていたので、聞いてみて良かったわ。
もし、抜釘後も足の違和感や他の症状が出た場合、リハビリや施術をしてくれる他の医療機関を探して行く必要があるということなのだ。その場合は保険外診療ということになるらしい。
11:00
リハビリ開始。
今日もひと通りのマッサージや、筋トレを行ったあと、理学療法士さんが、
「今日はジャンプをしてみましょう。」
と言うではないか。
「ジャンプ??この前、小走りはなんとかできましたけど・・・ジャンプはできるかなぁ。」
と自信のない返事をしたが、とにかくやってみるしかない。
「では、両足でつま先立ちになって。踵を着けないように連続でジャンプしていきますよ。」
まずは、ゆっくりと両足で数回ジャンプしてみる。
うん、なんとかできた。
「では、もっと早く連続してジャンプしましょう。」
ぴょんぴょんぴょんぴょん・・・
その場でジャンプをすること30回。痛みもなく跳ぶことができている事に驚く私。
全部で3セットやったら、両足のふくらはぎがパンパンになったわ。
でも、ここまでできるようになったんだなぁと、術後の痛みに悶絶していた頃を思い出して感慨深い気持ちになった。
リハビリは今月で終了する。
残すところあと2回。
それまでに、もう少し足首まわりの違和感がなくなるといいなと願いながら帰路についた。