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映画『街の上で』を観ました

今日は、新宿テアトルにて再上映中の映画『街の上で』を鑑賞。

監督は、映画『愛がなんだ』やドラマ『1122』を手がけた今泉力哉さんだとしり尚更ワクワクしていた。といっても、正直作品しか知らず、監督に関する情報をほとんど知らなかった。調べると、恋愛映画の名手で、白黒つかないグレーな恋愛模様を描く作品が多く、好きとは何か、など考えさせられるような、そして価値観を揺さぶるような作品が魅力だという。

率直な感想や印象に残ったことをいくつか。↓

・人間の心って単純じゃないし、そう綺麗にまとまったりなんてしないよな、そりゃそうだよ。矛盾だらけなこともあるし、移ろいやすかったりもするよなって。

・素直になること、もやっぱり人間関係では恋愛は特に?大切なのかも。相手の気持ちなんて想像したところでわからないし、自分の気持ちも伝えなきゃ届かない。
分かっていながら、素直になれない理由って、たぶん、自分が傷つくかもしれないことへと恐怖、一方的なものだったときの虚しさ、単純な恥じらい、とかなのかな。けど、好き、とかプラスの気持ちは伝えて不快にさせることはよっぽど嫌われていない限りほぼないだろうし、積極的にしてみるのは良いのかもな。分かっていながら、勇気がでない自分もまだ全然いるんだけどね、。

・イハと青のシーン。イハが、男女で仲良くなって何となく、そういう雰囲気を感じてしまうとき、友達の時のような関係性が変わってしまうことの寂しさ、みたいな話をしていたこと(ニュアンスと私の解釈交じってます)に共感。
生活をしていると、「男女の友情が成立するか」ということが話題に上がったりもするが、私はこの議論正直したくない、というかわからないと思ってしまう。実体験ではないが、親友、それがたまたま異性だった、ってこともあるだろう。「友達」とか「恋人」とか関係性に名前を付けてしまった途端に、意識してしまって変な感じになってしまう、なんてこともあり得ると思う。男女の関係性に関して、私はハッキリさせた方が分かりやすいなとは思うが、ハッキリさせる怖さもあるなと思うことがある。グレーを楽しむ、なんて余裕は正直ないのだけどそれでいたい、と思う時もある。

・マスターと青のシーン。青が「2人の関係性は2人の問題じゃん?それをなんでマスターに話すんだ!」というニュアンスのことを言っていた。たしかに共感した。

2人の問題は2人で解決すべき、って思っていた。

けど、それだけでは話が進まない場合もあるなって、人の介入があってこそできることもあるなとも思い始めた。
人に話すことで影響を受けることもあってそれが良いように転ぶこともある、逆もしかりではあるけど。

結局、自分がどうしたいか、という気持ちを後押ししてくれるような言葉を人からもらった時、行動できることがある気がする。
極論、なるようにしかならない、なのかな。正解不正解、とか、こうしたから今がこうなんだ、とかいうものはなくて、どんなグチャグチャした経験があろうとも、そうなるようにしかならないし、未来は決まっているもの。なのかな。
後から経験や現状を解釈したり、意味付けする事ってある、から物事捉え方次第ではあるよな。なんて。

ちょっと何を言っているのかよく分からなくなってきました、笑

・会場でも笑いが起きてた、みんな集合したカオスなシーン。
こっちを立てればあっちが立たず、ってあるよね。
優しい嘘の話。その態度の根本が相手を思い遣ってのことだとしたら、それはついても良い嘘だろうし、八方美人になっちゃうことだってあるよ。自分の中で一番大切にしたい事は、ブレたくないけど。

・イハのセリフ。「長い/短いの時間の概念って無駄やと思う」(ニュアンス)に共感。共感しつつも、やっぱり、付き合う期間が長い方がいいとか、友人関係も長いから仲がいい、とかそういうことって感じるし時間に囚われることもある気がする。けど、今この瞬間がどうか、という事が大切で時間の長さは気にしなくて良いのかもしれない。
もちろん積み上げてきた時間、過ごしてきた時間を大切にすることも素敵な事。

色々思ったことを思ったままに書いてしまい、乱文だが記録として残しておく。

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