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大会3-0!?ゾウさんクロパ『エレファントフォース』紹介

※この記事は現在公開されているカード、及び体験会の記憶から復元されたプロキシを利用しています。予めご了承ください。

5/19にアニマルカードゲーム対戦サーバーである「ACGリモート交流会」にてオンラインの大会「プロキシ対戦会」が開催されました。
参加者は4人でした。まだ発売されてないカードでデッキ組んでくる人が4人も…。
前半は構築紹介、後半は対戦レポートとなります。もちろん全編無料です。

この熱い対戦ができるアニマルカードゲームは現在クラファン支援受付中です。5/31までなので検討中の方はぜひ!

またこの大会が開催された「ACGリモート交流会」は人員を募集しています。
・カードゲームうさぎが好きな人
・アニマルカードゲームが気になっている人
にオススメです。連日公開される新カード情報や現在のカードから活発に議論が交わされています。ぜひ!

構築解説

1 構築理念

体験会環境はバーン、冬眠コン、レオストの3デッキの環境です。ここから公開カードを合わせるとなると基本的にはこの3デッキを発展させていく形になります。
この環境の特徴として
・正面からビートダウンするデッキが存在しない→生物を除去する意識が低くなる
・レオストとバーンの速度感あるゲームと冬眠コントロールの制圧のどちらかに間に合わなくなり得る
というものがあります。生物が少ないことは除去の意識低下以外にも非生物に対して通りのいいカード(ex <夜襲>や<ペンギンフォース>)の価値を向上させています。

コレを踏まえた上で以下のリストをご覧ください。

白黒コピー、付箋で見づらいのはご勘弁を

戦傷の勇者 4
見習い小象 4
ゾウさんパワー 2
象教皇 4
蛇知恵 4
渦巻くキリン 2
深海への供物 4
亀知恵 2
貯め瓶 2
帝王クロコダイル2世 2
氷の反射 4
ペンギンフォース 3
霧の消失 2
獅子王 1

※まだ発売されてない、体験会で見かけただけのカードで構成されているためカード解説は丁寧に行います。

上記の環境定義に対して生物パッケージであるゾウさんセットと通りが良いカウンターを軸として構築しています。アーキタイプとしてはクロックパーミッションに該当します。その他プールの枚数不足を<深海への供物>を中心にしたパッケージの採用で補っています。

2 カード解説

ゾウさんパッケージ

この3枚をゾウさんパッケージと呼んでいます。
<見習い小象>1枚と<戦傷の勇者>または<象教皇>のいずれか1枚から<戦傷の勇者>が1ターン目から着陸します。
<戦傷の勇者>の早期着陸はかなり早いターンでの相手のライフを削り切ることを可能にしてくれるためこのデッキは成立しています。一度<戦傷の勇者>を場に出したらあとは各種カードでバックアップする。という構築です。

帝王クロコダイル2世 2

コストは重いが領土要件が軽く、<象教皇>1枚で3コストにして着陸できるサブアタッカーです。唯一無二のスタッツと強力な効果、そして弱点であるATK4以上の生物との相打ちはATK4の生物が少ないことでカバーされています。

蛇知恵 4

アニマルカードゲーム(以下ACG)に多数存在する1コストの手札交換カード、ドローソースですがその中でも蛇知恵の特性は"手札にきた不要牌を山下に返す"という点です。多数のパッケージを採用しているこのデッキは不要牌を抱える事故を起こす可能性を孕んでいます。コレを解決するのがドローソースですがその中でも"これから引く牌の質を上げる"他のドローソースではなく"既に引いてしまった不要牌を返せる"という点がこのデッキにはありがたいので優先度が一番高いと判断しました。

渦巻くキリン 2

手札交換の中でも質が高く、墓地まで作れるこのカードですが場面であることが痛く他のドローソースより構えてターンを迎えづらくなっています。墓地に<象教皇>を落とす上振れがあり得るので採用しています。枚数が2と多くないのは"このゲームのゲーム性が意味のないドローソースを連打することを許してくれない"と考えているからです。何もないと3〜4キルを頻発する『レオスト』『赤単バーン』を考えると序盤の1コストというのは見た目以上に重くのしかかります。そのためこのデッキはドローソースではなく軽量のカウンターを厚めに確保しています。カードを引くカードではなく引いた先になるカードを多くとっている、ということです。

<深海への供物>パッケージ

 

わずか1コストで好きなカードをデッキから落とせるこのカードを中心としたパッケージです。このデッキの場合は基本的に<象教皇>を墓地に送り、攻撃力7の生物の早期着地を手助けします。

他にもこの<亀知恵>を落とし最悪手札交換にできる点や(亀知恵そのものも事故の緩和に一役買っていて無駄がない)

<獅子王> 6コスト 平地8  ATK7/6
誘発(墓地)このカードがデッキから墓地に送られた時4コストを払っていい。払ったら存在1つを破壊する

を採用し、冬眠コントロールの<冬>や流行りのカードである<鉄檻>などの置物を破壊することができます。この置物を破壊できる点がこのパッケージの優位点でありこのカードを引いてしまった時のリカバリーが<蛇知恵>ということです。

氷の反射 4

現ACGで最軽量のカウンターです。カードの枚数差がつかないという点はありますが1コストの万能カウンターという性能は唯一無二です。与えた手札を使う時間をゾウによるビートダウンで奪い取れるため非常に相性がいい。

ペンギンフォース 3

コレも強力なカウンターです。コストが少ないターンのやり取りが濃密なACGで0コスとのカウンターは自身のクロック生成にコストを使いたいこのデッキと非常に相性が良いです。重ねて引くと打ちづらい点と領土要件の厳しさから3枚採用としています。

霧の消失 2

カウンターとしてはコストが重めですが致命的なカードを消せる点を評価しています。一度クロックを出した後のカウンターとしては満点なので2枚採用です。逆にクロックがないときには時間稼ぎにしかならない点がネック。

<貯め瓶> 2 共通1
このカードが場にあるとき自分がカードを使用したらカウンターを一つおく。
カウンターが4つ乗ったらこのカードを墓地に送り4点回復、1ドロー。

『バーン』の対策札です。バーンにはクロック設置後ならコレを置きながら妨害で相手の火力を消していく展開が勝ちパターンになる程強力ですがそれ以外の対面で足を引っ張るので2枚としています。

ゾウさんパワー 2

早いターンでのゾウへの除去を実質無効にしたり削り切るターンをずらしたりします。生物がいないと起動しない点が難点なので2枚。

領土

<沼地> 青緑
このカードが場に出るとき、既に場に2枚以上領土がある場合このカードをムーブする。

3つ目以降でムーブされる多色領土ですがペンギンフォースの領土がキツいため4。早いターンに動きやすければそれだけで有利になります。

<彼方の水平線> 青
場に出たとき領土デッキの一番上を見て良い。それを領土デッキの上か下に置く。

<森の中の大樹> 緑
場に出たとき領土デッキの一番上を見て良い。それを領土デッキの上か下に置く。

1枚目に緑が欲しいけど2枚目は青がいいというわがままなデッキなのでどちらも3枚採用です。

不採用カード

軽減する→0にする

レオスト、並びにバーンを見れるカードですが枠としては妨害です。レオストはそもそも撃たれたら地上からの点が入らなくなって負けなのでその点で妨害の方が良かったです。妨害はその2デッキにもよく効き、その上冬眠にも効くため今回は不採用。

このデッキは基本的にゾウを出して殴りながら妨害、強い置物を出されてしまったら<獅子王>落としのギミックで対応する、というデッキです。
・早いターンならコストを使い切ってでもゾウを出して相手の寿命を掌握すること
・手札に妨害がなくても<ペンギンフォース>が0コスの妨害なので諦めずにドローソースを回すこと
・遅いターンはコストを余らせること自体がカウンターを匂わせるので遅いターンになったら自分ターンでコストを使い切らないようにする

この辺りがプレイのキモになってきます。

2 対戦レポート

1戦目 冬眠コントロール ○
カウンター合戦の末、<森の中へ>を打ち消して勝利。早いターンでのゾウの着地成功が効きました。

2戦目 赤単バーン○
早期着陸のゾウと相手の顔に撃つ火力であと1枚というところまで。薄氷の勝利。早い段階で手札2枚使ってでもゾウを除去すべきだったが反省点だと対戦相手が悩んでいました。

3戦目 グロウフォックス○
赤緑の<狐火>を中心にした継続火力系のバーンデッキ。
こちらがゾウを引くターンが遅れて構えながら展開したため相手がこちらのデッキを冬眠コンだと思い手札交換でビート対策を流したのが決着の鍵となりました。狐火を弾き続けたのも勝因か。

どれも接戦で楽な勝負はなかったし、『レオスト』0は想定外でした。非常に楽しい大会だったのでまた何かの機会にやりたいです。
みんなもやろうぜ!アニマルカードゲーム!!

余談 エレファントフォースは原作っぽいデッキ名としてつけました。ペンギンフォースのフォースから取ったものですがフォースそのものの意味が力なので相手を押しつぶすこのデッキに合っている気がします。

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