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選択的夫婦別氏

先日の当選証書授与式の後、議会局に呼び止められて「今後の議員活動も通称名でいかれますか?」と尋ねられた。
通称名とは、選挙の際に名前を平仮名表記にしたり、芸名で出たり、私は旧姓で出たのがそれにあたる。

明石市では今まで旧姓で議員をした人がいなかったらしく、決まりがまだないとかで、新たに書類を作ってくださった感じ。そして旧姓の証明のために、戸籍もコピーした。昔から旧姓で仕事をしているので、常に戸籍を持ち歩いている。久しぶりやな~旧姓の確認されたの。マイナンバーカードにちゃんと入れておけば、こんなボロボロの戸籍を出さなくても済んだのにね。

もともと私は税理士も旧姓で登録していて、「出雲」で仕事をしてきたので、今回の議員も旧姓で通すつもり。別に旧姓じゃないと嫌とかアイデンティティが・・とかの大それた理由はなくて、結婚前から税理士をやってて、いろんな物を変更するのが面倒だっただけ。
でも今では、プライベートと仕事をうまく住み分けできて、この二つ名も面白いなとすら思っている。

授与式から帰ってきたら、タイムリーに全国女性税理士連盟から、「選択的夫婦別氏」の署名をお願いね~というメールが来ていた。これについては前々から署名活動はしていて、私は別にどっちでもいいと思いながら、機会があれば署名はしてきた。
でも今回のことがあったので、署名を集めてはる制度部長に、「実際のところどんな不便があるんですかね?」と尋ねてみた。

そしたら・・姉妹しかいないけれど家名を守るために事実婚を選んでいる人や、論文の名前が変わることで困っている人などがいるという。
そんなことよりも、制度部長がおっしゃった下記のことに激しく同意した!

『いずれにしても、困っている人が、望む人が、選択できるようにするだけ、法律に追記するだけのことが、なぜ、誰の感情で、最高裁判所から促されても、国連から勧告を受けても、国会の審議にすら上がらないのか、その背景や原理にとても問題を感じています。
多様性を受容できる力が、国家権力の中枢にいる一部の方々にないことが、この国のこの数十年の発展を遅らせてきた部分も否めないのでは、、、
個人的にはそんな思いが、声を上げる原動力にあります。』と。

多様性を認めている国や地域が明らかに発展しているのに、日本も少しづつでも多様性を認め合えれば・・今の閉塞感がすこしでもマシになるような気がする。
この選択的夫婦別氏が、蟻の一穴になれば!!

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