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担任不在のまま

うちの小学校の4年生の1クラスは、2学期の途中で担任が産休に入り、代わりがこないまま4年生の終了式を迎えた。 この話は2学期の学校運営協議会で聞いてて、流石に3学期には先生は来ただろうと思って会議に出たら、もう今年度の補充はないって。
勉強は専科の先生と空いてる先生とをやり繰りして授業は出来たらしい。でも学級運営はできたのか?通知表は誰がつけるの?子どもらにとっては、担任のいる隣のクラスが羨ましいし、保護者だって不安だろう。

それで調べてみたら、明石市で令和4年度の終了時点で担任不在のクラスは、小学校が11クラス、中学校が7クラスあるという。全てが産休ではないらしいが、辞めたり休んだ後に代わりがこない。
原因は先生不足というのもあるが、明石市独自でやっている少人数学級のせいもあると、先生はおっしゃってた。 市立の学校でも、先生の人事権は県にある。じゃ、なぜ県が派遣してくれないのか? それは明石市独自でやってる少人数制だから、普通の人数で計算したら足りているからと。 明石でお金を出せば雇えるけど、なんせ人がいない。定年になった先生にも声はかけるけど、昔と授業が違う(タブレット学習など)ので、先生自身も授業をやれる自信がないとか。
とりあえず4月のスタート時点では、全クラス担任は揃うが、いつまた足りなくならないとは言い切れない。
教頭先生がおっしゃるには、先生のブラック仕事具合が知れ渡って、成り手が少ないからとも。でも兵庫県はまだ倍率は高い方らしい。 国も教員免許の更新を伸ばしたりいろいろ考えてはいるが、はたして間に合うのか...

私なりに解決策も考えてみた。 そりゃ人を発掘して先生自体を増やすのが一番だと思う。でもそれか間に合わないとすれば、ドクターXの大門みちこバリに、教員免許が無くても出来る仕事は、先生以外の人にやってもらえばいい。 お休みの人の給食止める為に牛乳屋に電話するとか、プリントを印刷するとか、そういった雑用を教員免許持ってない事務方の人を雇って、先生の仕事から外せばいいのではとかね。

教頭先生との話しで出たのは、採用試験に落ちた方が、とりあえず別の仕事についてそのまま教師にならないという事が多いとか。 先生が全国的に足りなくて、それでも先生になってやろうと思う人を、なぜみすみすと手放すのかな。 昔は臨職でつないで、また採用試験を受ける方をよく見かけたけど、今は違うのかな。 学童の指導員でつないで、採用試験を受け直してた先生もいてはった。

学童の指導員も慢性的に足りないのだから、採用試験に落ちた方を優先的に学童の指導員に採用して、もし今回のように先生に欠員が出た場合には、そこから臨職に回ってもらうとか、プロ野球のファーム的な扱いで学童を使う手はあかんのかな。学童でも宿題を見たりしてくれるし、他の職よりは先生に近い。だから他の仕事についたまま戻ってこなくなるという、機会損失は起こり難いと考える。

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