EU、ロシア凍結資産
欧州連合(EU)加盟国は8日、凍結したロシア資産の利子をウクライナ支援に使うことで大筋合意した。武器の調達などを支援するため7月にも支払いを始めるとのこと。
筆者の妻はロシア人であり、本問題は関心高く見ている。早く日本とロシアの間の平和が訪れて欲しい。
要約文
欧州連合(EU)は、ロシアの中央銀行資産を凍結し、その利子をウクライナ支援に使用することに大筋で合意しました。具体的には、凍結された資産から生じる年間約30億ユーロの利子を、主にウクライナの武器購入と一部復興に充てる計画です。これにより、ロシアが直接自国の侵略行為に対して責任を負うことになります。しかし、利子のみを使用し、資産全体の没収には踏み込んでいません。これは、EUがロシアとの経済関係や報復のリスクを考慮したためです。今後のG7首脳会議では、さらなる対策が検討される可能性があります。
プーチン氏「核戦力、準備態勢に」
ロシアのプーチン大統領は、第二次世界大戦の対ドイツ戦勝記念日にモスクワの赤の広場で演説し、核戦力の常時戦闘準備態勢を保つと発言しました。これは、ウクライナ侵略を続ける中で欧米諸国に対する威嚇としての意味合いが強いです。演説では、世界的な衝突を防ぐための措置として、脅威に対しては許さないとの姿勢を強調しました。また、軍事パレードでは核弾頭搭載可能なミサイルも展示され、ロシアの軍事力を誇示しました。プーチン氏は、核をちらつかせることで、ウクライナへの支援を続ける米欧をけん制しています。
「中国はロシア支援やめよ」
アメリカのバイデン政権は、ウクライナ侵略を続けるロシアへの軍事支援を行っている中国に圧力をかけています。ブリンケン米国務長官は、北京で習近平国家主席に対してロシアへの支援停止を求めました。アメリカは、中国がロシアの軍需生産を支えていると見ており、金融制裁を検討していることがこれを止める手段と考えています。また、中国の金融機関がロシアとの取引を拒む事例が増えており、制裁の効果が表れつつあります。中国側がどう対応するかが今後の焦点となります。
感想
近年の日本の報道において、特にウクライナ侵略を巡るロシアに関する報道が偏向しているように感じます。報道におけるバランスは非常に重要であると考えます。ジャーナリズムの基本として、各国の立場や背景を公平に扱うことが求められる。
私自身、ロシア人の妻を持つ者として、日本とロシアが真の意味で理解し合い、共に歩む未来を願っています。両国間での平和条約締結に向けた動きが進展することが、それに向けた一歩となるでしょう。報道に求められるのは、一方的な視点ではなく、多角的な視点から事実を伝えることです。それにより、真の意味での理解と平和が育まれることを心から願っています。