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PER,PBR,ROEとは
NISAやiDecoの話題で投資が身近なものになってきました。
株式投資を始めるにあたって、数字を避けては通れないけど苦手意識ってありますよね。
株式投資における基本の知識、PER、PBR、ROEについてわかりやすく説明します。10分で読めるようにまとめましたので始めましょう。
PER(株価収益率)とは
PERは、株価/1株当たりの純利益で割って出る値のことです。
純利益は、個人で例えるといろいろ使って次の給料日前に手元に残るお金といった感じです。
株価が1000円で1株当たりの利益が100円と仮定した場合に、毎年同じ状態続くならば、10年で元が取れるという意味になります。
株価が企業の利益に比べ、割高か割安かを判断する材料に用いられます。
なぜPER10の場合に10年で元が取れるのか
PER=株価/1株当たりの純利益=時価総額/当期(通年の)純利益
時価総額は、株の総額なので毎年手元に残る利益が、そのうちの10%であれば10年で元が取れますよね。
PBR(株価純資産倍率)とは
PBRは株価純資産倍率といい、企業の資産に対して株価が割安か割高かを
判断する指標です。
資産は、個人で例えると貯金や、不動産(車、家)などの金融資産の合計です。いわば、持ち物の総額といった感じです。
PBRが1倍の時は、株価と1株当たりの純資産が同じ水準であることを意味します。
目安は、1倍で1倍より小さいと割安とされます
それは、会社解散したときに株に投資した額が、そのまま帰ってくることを意味します。
ROE(自己資本利益率)とは
ROEは、自己資本利益率といい、株主が出資したお金(株を買うお金)を元手に、企業がどれだけの利益を上げたのかを数値化したものです。
少ない元手で大きな利益を上げる方がよさそうですよね。
企業がどれほど効率よく、お金を稼いでいるかを示す財務指標です。
目安は、8~10%で10%を超えると優良企業とされます。
まとめ
以上の指標をもとに、企業の評価をして株が割安か割高かを判断する必要がありますが、割安だからといって買うに値するかは慎重に考える必要があります。(業種によって適正な値が異なったり、企業の状況をみんなが考慮して割安となっている可能性があります。)
以上のことを踏まえ、参考にしていただければ幸いです。