暗号学園が終了した今! 西尾維新オタクが向かうべきはAudibleの戯言シリーズだ!
暗号学園のいろは の連載が終わってしまった……
まずは岩崎先生、西尾維新先生、関係者の皆様おつかれさまでした!
暗号学園のいろは についての感想は書き切れないくらいあるのだが、今回の主旨とはズレるため、一旦脇にずらしておこう。
そして週刊少年ジャンプから西尾維新が去った今、僕はある重要な問題を抱えていた。
西尾維新成分が足りない!
読んでいるだけで自分が賢くなったと錯覚出来る狂言回しが足りない!
脳のシナプスが確変状態に入るあの比喩表現が足りない!
スレンダーで歪んだ育ち方をした上から目線な女の子が足りない!
というわけでやってきたぜ! Amazonオーディオブック!
通称 Audibleと呼ばれるこのプラットフォームでは現在、西尾維新作品のうち4つのシリーズを1か月無料で聴くことが出来る。
その4つは以下の通りである。
物語シリーズ(ナレーション:神谷浩史 斎藤千和 井口裕香 etc)
戯言シリーズ(ナレーション:三瓶由布子)
怪盗フラヌールシリーズ(ナレーション:土岐隼一 etc)
ウェルテルタウンで安らかに(ナレーション:鈴村健一)
全てのシリーズを広く聞いてみた僕の一番のおすすめがこちら!
・戯言シリーズ「クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い」
ナレーション:三瓶由布子
作家 西尾維新のデビュー作となった本作は、西尾維新が立命館大学に在学中の20歳の際に刊行された作品だ。
ではここからはこのクビキリサイクルのおすすめポイントを3つ紹介していこう!
おすすめポイント① 西尾維新のルーツを探れる
これはAudibleというよりも、作品自体の付加価値になる。
先程も触れたように、戯言シリーズは西尾維新のデビュー作だ。
その1作目である「クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い」を読むことで、西尾作品の特徴であるミステリー×萌えの原点に触れることが出来る!
また2作目の「クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識」では西尾維新が大学時代を過ごした京都の情景が、大学生である主人公の目線を通して描写されている。
西尾維新がどのような作品で作家人生をはじめたのか。また、人生のモラトリアムをどう過ごしたのか。戯言シリーズを聴くことで、それらを生で感じ取れるかもしれない。
おすすめポイント② 三瓶由布子さんの演技が凄い
Audibleでは各作品にテキストを読み上げるナレーターが存在する。そして書籍のジャンルがビジネス書であったり、エッセイだったりするとプロのナレーターさんが担当している。
だがこれがライトノベルになると、なんと有名声優さん達がナレーションを務めてくれるのだ!
実際に化物語(上)は神谷浩史さんがナレーションを務め、偽物語や終物語といった他のオーディオブックも、アニメ:物語シリーズを彩った声優さんたちが担当してくれている!
そして戯言シリーズの担当ナレーターは、大空翼・うずまきボルトといった人気主人公たちを演じてきた三瓶由布子さん。
最大10人以上の豊富なキャラクター達を、見事な声色で演じ分けるその技術は是非一度体験して欲しい!
超個人的おすすめポイント① 声優の違和感がなし
ここからは圧倒的主観が入るのだが、物語シリーズのオーディオブックはアニメの印象が強すぎてどうしても違和感があった。
1人の読み手がすべてのキャラクターを担当する以上、読み手がアニメでは担当していないキャラクターに声を当てる必要がある。
例えば阿良々木君の声を戦場ヶ原役の斎藤千和さんが担当したりするのだ。
口コミを見る限りでは「はじめは違和感があったが、最後には楽しんで聴けた」的なコメントも多く見られたが、僕の場合どうしてもその違和感が最後まで抜けなかった!
だから声優やキャラクターのイメージに強いこだわりのある人は、映像が限定OVAのみであまり普及していない戯言シリーズを初めに聴いたほうが、オーディオブックとしては入りやすいかもしれない。
まとめ
まあそんなわけで、
この4つの要素を満たす人には自信をもってオーディオブック版戯言シリーズをおすすめしたい!
また戯言シリーズの他にも、王道を行く「物語シリーズ」。最新シリーズの「怪盗フラヌールシリーズ」。初のオーディオブック書き下ろし小説である「ウェルテルタウンで安らかに」といった傑作の数々を豪華な声優さん達のナレーションで聴くことが出来る!
さあ! 西尾維新オタクはAudibleで新たな西尾維新の扉を開いてみよう!
ではさらばだー。