推し
私には、推しがいる。某坂道アイドルの子だ。
私は、元々ジャニーズ好き一本だったので、まさか自分が女の子のアイドルを好きになるなんて思いもよらなかった。
彼女の存在はずっと知っていたが、知識として知ってるというレベルだった。
しかし、ある日流れてきた動画を見て心を鷲掴みされた。普通は、アイドルの可愛く踊ってる姿などを見て惚れるのかもしれない。
が、私は違った。
彼女と一緒にレギュラー番組をやってる人の言った言葉を彼女が聞き間違え、大爆笑する姿に惚れた。心底惚れた。あの瞬間は一生忘れられない。
私はアイドルは、謙虚で清楚で豪快に笑わないみたいなイメージがあった。
彼女は、その私の想像とは真逆の姿でそのギャップにやられた。
そこからは、彼女の過去の番組、切り抜きを見まくった。曲も聴きまくった。時代が時代ならCDが擦り切れるぐらいに。
彼女は、努力家で、ファン思いで、歌うことが大好きで、ツボが浅くて、ラーメンが大好きで、一つのことへの熱量が半端なくて、アイドル活動が大好きで、、、
私は、彼女を構成するすべてのものが大好きで尊い。ぜーーーーんぶ包み込んで私のもだけにしてしまいたぐらいに。
今や、彼女が居なければ生きていけない。彼女に出会って、沢山の感情を知った。彼女が喜んだら自分のこと以上に嬉しくなり、彼女が泣けば自分のこと以上に悲しく、胸が痛む。
アイドルには、必ず卒業という終わりがある。
これは、ファンもアイドル本人が承知の事実だ。
だからこそ限られた時間の中で彼女たちは輝き、それに魅了され、多くの人が熱狂するのだ。
もし、彼女が卒業してしまっても彼女の門出を祝うと心の中では決めてるもののその時になったら信じられないほど悲しくなるのだろうな。
だからこそ後悔しないようにこれからも全力で彼女に愛を伝えて、ペンライトの海の一部になって存在し見守っていたい。彼女がその時を迎えるまで。