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全部ぜんぶ好きでした

先日、10ヶ月付き合っていた恋人とお別れした。

前々から恋人という関係性の息苦しさを感じていながらも誤魔化しながら関係を続けていた。
しかし、別れを告げる日の前日に恋人と会った時に相手に恋愛感情を抱いていない自分に気がついた。

私は好きな人(恋愛的に)に対してだけは面倒臭いと感じることでも、その人が喜んでくれるならどんな事でも進んでできてしまう人間だ。好きな人の幸せは私の幸せなので。別れる前に会った時に普段は出来ていた面倒臭いことが出来なかった。サボってしまっていることに気がついた。気が付かなければ別れることはなかったのか、なぜ気がついてしまったのだろうと悲しくなった。

でも、この恋人との関係は多分今別れなかったとしてもそう長くは続かないと思った。だから悲しくても寂しくても辛くても別れなければいけないタイミングだったのだ。

恋人と私は恋愛感情抜きでも楽しく居られる程仲が良い。現に別れてからも電話して、ケラケラ笑いあっている。私の恋人の理想が友達みたいな人なのでその点では出会って付き合えたことは正解だったのかもしれない。

失恋をする度に出会わなければ良かった知らなければこんなに辛くなることは無かったと強く出会ってしまったことを後悔することが殆どだった。でも今回の恋人は出会ってよかったと心から思えているから唯一救いではある。

初めての彼女があなたで良かった。あなたでなければだめだった。
ずっと大好きだった。

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