孫育ては当たり前?「地元だからいいね」の罠
こんにちは!
今日も働き方に悩む地元公務員ワーママ、ゆむむです。
少し前に、宮城県の「孫休暇」導入が話題となりましたね。
先日公開した記事で、地元で働くメリットに「両親に頼ることができる」と書きました。
私も母親の援助にとっても期待していました。
残念ながらその願いはかないませんでしたが…。
そもそも、孫が生まれたら面倒をみるのって当たり前なんでしょうか。
地元だけど親に頼れない家庭って、意外に多いと思うんです。
地元だけど両親に頼れない状況
両親に子育てを手助けする余裕がない
定年退職の年齢が引き上げられている現在、孫が生まれてもその祖父母はまだまだ現役で働いています。役職に就いている方も多いでしょう。
仕事が忙しく、孫の世話まで手が回りません。
仕事をしていなくても、年老いた親の介護や自身の病気などにより、孫の面倒をみる余裕がないこともあります。こうなると、子育て世代はむしろ助けを求められる側です。
両親が働いているため祖母の介護をしながら0歳児を育てた友人がいますが、当時はかなり苦しんでいました。
実家との関係が良好ではない
家庭の事情は人それぞれ。
実家との関係が良好ではないこともあります。
家庭内の人間関係は外から見えにくいので周囲から理解されにくく、つらいパターンです。
親には親の人生がある
子育て中のみなさん、育児が落ち着いたらやりたいことがたくさんありますよね。
きっと、私たちの親もいろんなことを我慢しながら育児をしてきたと思います。
そんな両親に、「仕事も趣味もあきらめて、孫育てをしてください!」って、ちょっと言いにくい。
言いにくいけど、夫婦だけだと手が回らないので、できる範囲で手伝ってほしいとお願いしています。
親のほうも、子供と孫のためだからと、多少無理をしながら頑張ってくれています。
お互いのキャパシティと思いやりの微妙なバランスの上に、孫育ては成り立っているのです。
それでも周りは「地元だからいいね」と言う
地元にいても、どこまで親に頼れるのかは、家庭によって全然違います。
それなのに、周りからは「地元にいて両親に頼れるから大丈夫だよね」という目で見られます。
親が子供の面倒を見てくれるから、もっと仕事できるでしょ?という空気。
この空気がなかなかつらい。
もちろん、実家が遠方にあり夫婦だけで頑張っているパパママに比べたら、ずいぶん恵まれていると思います。
でも、祖父母の孫育てありきで話を進められると、家庭の事情や双方の努力をないがしろにされているような気がして、なんだかもやもやしてしまうのです。