VS神 連戦についての考察(uyeshota、ゆうくん)
はじめに
今回は、あめみやたいよう、uyeshota、ゆうくん(以下、敬称略)の3人のプレイスタイルについて、直近のあめみやとの50先を見ながら考えていきたいと思います。
結果
あめみや対ゆうくん 50-28
あめみや対uyeshota 32-50
ゆうくん対uyeshota 32-37
あめみや対ゆうくんでは大差であめみやが勝利しており、あめみや対uyeshotaでは大差でuyeshotaが勝利しています。
しかしゆうくん対uyeshotaでは、わずかにuyeshotaが勝ち越しているものの僅差であり、なぜ対あめみや戦でここまで差が開いたのか気になる結果となっています。
考察
1 負け試合の内訳
まず、両者の敗因(負けに直結した原因)について、火力、REN、堀REN、置きミス、の4つに分けてそれぞれ数えてみることにしました。
結果がこちらになります。(あくまで場合分けは私独自の判断です。見逃しや間違いなどはご了承ください。)
ゆうくん
火力 15敗
REN 13敗
堀REN 10敗
置きミス 12敗
計 50敗
uyeshota
火力 9敗
REN 13敗
堀REN 6敗
置きミス 4敗
計 32敗
以降これをもとにいくつか考察していきます。
2 対あめみや(REN)戦術
あめみやが最も多く使用するテンプレはガムシロからの中開け派生です。
今回の対戦では、この開幕中開け派生を中心にメタが回っている様子が見受けられました。
(a) TDPC
開幕で中開けRENを高い位置まで積み上げられてしまうと、非常に不利な状況になります。これを阻止するためには開幕でしっかり火力を送ることであめみやの地形を上げて、積み込みを許さないようにする必要があります。
これらを踏まえると対あめみや戦で有効な開幕はTDPCであると考えられ、両者とも積極的にこれを狙っていました。 PCの頻度はゆうくんの方が高かったです。(uyeshota22回、ゆうくん28回程度、誤差あり)
差が出た理由について、TSDを経由しないPCを取るレンジがゆうくんの方が広いと感じました。またuyeshotaは後に紹介する火力派生に信頼を置いており、PC取れそうでも火力派生している場面がより多く見られました。
(b) 火力派生
TDテンプレからTSTやTSDに派生する火力派生です。基本的にはPCが狙いにくい時に使用します。
両者使用頻度は高く、特にuyeshotaはこれを非常に多く使っていました。
(c) REN
開幕の中開け派生や途中RENは、ゆうくんのみ使用している場面がいくつか見られました。
やはりREN勝負になるとあめみや有利に見えますね。
(d) 相殺外し
一方であめみや側にも PCを阻止する戦略が見られます。相殺外しです。最初のTSTをあえて受けてから、TSDにTSTの相殺を当てることで1LINE火力を送ることができるため、 PC阻止が成功します。
但し、シンプルにPCが間に合ってしまうとあまり意味が無い点や、TSTの6LINEを受ける必要があるため火力派生が裏目になる点などデメリットもあります。
なので実際には、対uyeshota戦ではあまり使用が見られず、よりPC頻度の高い対ゆうくん戦において何度か見られる程度でした。
基本的には相殺を当てて、PC後のDPCに火力を送って2度目のPCを阻止するという流れが多かったですね。
(e) RENへの対応
あめみやの中開けRENにどのような対応をするかについてです。
uyeshotaは火力での相殺が中心となっているのに対し、ゆうくんはそれに加えて掘りや途中RENを併用しているのが見られました。
3 大差がついた理由
(f) 置きミス
1の内訳を見れば分かるように、ゆうくんはuyeshotaに比べて置きミスによる負けが多かったですね。
ゆうくんは配信内にてコントローラーの不調を訴えており、そのような外的要因が関係していたのかもしれません。
(g) 火力
あめみやの勝ち試合には、RENや掘りで優勢を作ってから火力で押し切るというパターンが多く見られます。
純粋な火力勝負においては両者優位に立っているため、RENや掘りによる逆転を許さないための立ち回りが重要になってきます。
積みの特徴として、uyeshotaは軸がはっきりしておりTSDとテトリスを中心に火力作りされています。地形が乱れにくく安定した印象ですね。
また掘りとのメリハリについても分かりやすく、掘るところではしっかり掘りRENを繋ぐ所も隙がないです。
あめみや戦では、純粋な火力同士の殴り合いで負けることはほとんど無く、RENや掘りの噛み合いで優勢を作られて負ける試合はあるもののかなり安定していました。
ゆうくんも基本的には似た立ち回りなのですが、STSDやタワーなどの大技を使うなど、多彩な火力作りが特徴となっています。また途中RENを積みこんで使用するなど、様々ですね。
あめみや戦では、1度優勢を作られると火力で押し切られる展開も多い印象でした。多彩な火力作りや立ち回りですが、大技を打った後の地形の悪さや繋がりきらない途中RENが隙を生んでしまう場面も見られました。
それらは火力勝負の中であめみやにRENを組む隙をあたえてしまったり、不意打ちの火力や掘りRENなどに対応しきれなかったりするなどのリスクを引き起こします。
対あめみや戦においては相性の悪い立ち回りなのかもしれません。
(h) REN
RENへの対応については多少の違いがあったと前述しましたが、負け数自体は両者にあまり差がありませんでした。対処のしようがない負けが多い印象です。
またあめみやは、RENのみで勝負を決めるというよりはRENを上手く使って優勢を作っていくというイメージなんですよね。なので最終的に勝負を決めるのは掘りや火力になりがちです。
まとめ・感想
ここまでの大差がついた原因について、まずはゆうくんのコントローラーの不調による置きミスなど、外的要因が大きかったと思います。
また流れが悪くなると勝てなくなる(本人談)など、精神的な脆さからミスがミスを呼ぶ形となって崩れてしまい、本来の実力以上の大差が着く結果となったのではないでしょうか。
その上でuyeshotaのミスの少なさと隙のない積み、対あめみや戦の勝ち方を熟知している立ち回りが更に大差をつける要因となったのでしょう。
(余談ですがこの50先であめみや対uyeshotaのスコアは一時17-38まで差が開いており、これは以前対戦があったあめみや対あかしろぼうの16-38にほぼ匹敵するスコア差です。uyeshota凄まじい…。)
参照
あめみや視点
https://www.youtube.com/live/uXqxLEWRCFE?si=ElNu0a266LEzbO-0https://www.youtube.com/live/i1TeIexAg1I?si=kxKy-eIlKh5kjfje
uyeshota視点
https://www.youtube.com/live/cv5HV_0Oc48?si=6P2JxZRxPcf-dHJu
ゆうくん視点
https://www.youtube.com/live/6C7tVAvkS-8?si=bEHt5_hMdRHaBvPq