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『きのう何食べた?』『マリッジ・ストーリー』から学んだ、夫婦のカタチ

初めての北海道での年越し。NETFLIX漬けの寝正月を過ごした。今更『きのう何食べた?』をイッキ見し、お休み最終日前夜には『マリッジ・ストーリー』を鑑賞。絶妙なタイミングで“夫婦”について考えさせられ、また、今後なりたい“私たちの夫婦像”を少しイメージ出来た、良い正月休みになった。


北海道在住の私たち。例年、年末年始は夫婦2人で実家のある東京に帰省していたが、今年は休みに入るタイミングが悪く(私の30日が仕事納め)、初めてこっち(北海道)で年越しすることになった。

『きのう何食べた?』

公式がYoutubeに全話の動画をアップしていた。普段あまりドラマを見ないが、このちょっとした長期休み、元旦にはもうやることが無くなっていたため、ラジオ感覚でiPadで流し始めた。(ちなみにNETFLIXでも見られます)

感想:めっちゃ深い。良い!主人公たちがゲイという最重要設定を抜きにしてしまってもいいほど、この夫婦(未婚のカップルだけれど、もう私には夫婦にしか見えない)すごい良いんですけど!

シロ・ケンジが最&高なところ

・二人(シロさん:西島秀俊・ケンジ:内野聖陽)の仕事が全く違うところ(休みも合わなければ、帰ってくる時間も違う)→現代夫婦においてありがち。私の両親がズバリこれだった。
・家事の分担ができてるところ(シロさんが「飯作る」と言うと、ケンジが「じゃぁ俺は洗濯機回してくるね」みたいな会話が良い。かといってケンジも彼なりに頑張って料理するのも微笑ましい)→共働き夫婦において、役割分担と協力姿勢は必要不可欠。ただし、甘えるのも全力で可!
・シロさんが、18時定時で帰るところ→理想…今年は頑張る。
・ちゃんとお互いのスケジュールをある程度把握しているところ→信頼の証。夕食の無駄がない。一人の時の手抜き感と、二人の時の頑張り具合で相手の存在の大きさを知る、みたいなくだりも良かった。

LGBTQのセンシティブな話題については、当事者たちの気持ちをしっかり配慮して、しかし今までにはないほど踏み込んで、かつ当事者でない人にも分かりやすく、前向きに描かれていると感じて、放送時のブームには遅れてしまったけど、素晴らしいドラマだと思った。原作は読んでいないけど、今後シロさんとケンジが素敵で平凡な生活を送ってほしいな、と心から願う。

『マリッジ・ストーリー』

さて、この最高な2人の最高生活を堪能した後、夫飲み会のため、一人体育座りで『マリッジ・ストーリー』を観たわけだけど、良い作品に違いはないが、新婚3年目の私にはかなりヘビーだった…

一組の夫婦が離婚の決着をつけるまで、っていうストーリーなので、ネタバレも何もないと思うのだけれど、これから観る!絶対ネタバレ的なものはNG!ネタバレするやつみんな死ね!という人は下の段落飛ばしてください。

チャーリー・ニコールが、兎に角しんどい

・離婚しようとしてるのに、お互いへの愛が完全に残っているのが二人のまなざしから滲み出てる(終盤のすごい罵り大ゲンカシーンでさえ愛に溢れてて、モロ泣ける)
・離婚調停、金かかりすぎ(弁護士への相談料・依頼料・相手の弁護料など、えげつない)
・「ママがいい」って言う子ども素直すぎ(決して悪気はない)
・悲しい伏線(お前あの時、そんなこと考えてたのか?泣)

列挙したい点はもっとたくさんあるんだけど、こんなにダイレクトに食い込んできたのは、やっぱりスカーレット・ヨハンソン(ニコール)とアダム・ドライバー(チャーリー)の神演技あってこそだと思う。多くの批評家さんやレビュアーが書いていることだけど、彼らの演技なしにはこの作品は完成しなかったよね。

作品の良さは、言わずもがなとして、この2人からも夫婦として学ぶべきこと山ほどありました…

シロ&ケンジ・チャーリー&ニコールから学んだこと

・日常の基盤をちゃんと家庭に置いておくこと
・嫌なことは嫌だと素直に伝えること(「話した」と「約束した」は違う)
・各々が役割を果たして、2人で家庭を成り立たせること
・相手のためと思って行うことが、必ずしも相手にとっての正解でないこともあるということ

こんど真似してみたいこと

・2人の休日に、ブランチでクレープパーティーをする
・夫が熱を出したら、おいしい雑炊を作って過保護に看病する
・夫の良いところをノートに羅列してみる
・家族写真を素敵な額縁に入れて飾る(雑貨屋さんで足を止めるコーナーが増えそう、嬉しい)


まとめ

私は夫が大好きなので、より良い関係を築けるように、日々、夫婦関係をブラッシュアップしていきたいと思っている。今回は、2組のカップルから、短時間で大量のインプットがあった訳だけど、時間をかけて、自分たちなりに噛み砕いて、しっかり自分たちのこれからに生かしていきたいと思う。

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