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暇だから過去のミスチルのライブの記憶について語る

2021年、気が付けば既に1ヶ月が経ったんだなぁと、しみじみ感じる日々を最近は過ごしている。
最後にミスチルのツアーに足を運んでから、あと3ヶ月半で2年になるらしい。
2020年はコロナウイルスでライブも開催されなければ行けずで、特に楽しかった記憶が無い1年になってしまった。
今年は良い1年にしたい。心底思う。

記憶。嫌な記憶は暫く、もしかするとずっと残り続けるのに対して、楽しい記憶はあっという間に忘れ去れることって多いと思うんだけど、それでもずっと記憶に残り続けている楽しい記憶ってあると思う。
今回は自分の中でずっと残り続けている楽しい記憶の1つを書いていこうと思う。

初めてMr.Childrenのライブに足を運んだ時の記憶。

自分はMr.Childrenが大好きで高校の時は、同級生や先生にもミスチル大好き奴。そう認識されていたくらいいろんな人にミスチルが好き!って堂々と言ってきた。
自分がミスチルを好きになったのは2015年の夏、今年の夏で7年目になる。

初めてライブに足を運ぶことができたのは、2018年から2019年初めにかけて開催された「重力と呼吸」というタイトル通りのアルバムを携えたツアーで、自分は11月17日の埼玉スーパーアリーナの公演に行くことができた。

セットリストに選曲された曲はどの曲も素晴らしくて、その中でもどうしてもここに書くには外せない曲がある。

HANABI

そう、Mr.Childrenの曲で誰もが知っているあのHANABIという名曲だ。
ファンの間ではよく「HANABIばっか語っている人はにわか」、「「ミスチル知ってる〜!」って言ってきた人に「何の曲が好き?」と聞くと「HANABI!」って答えてきた人はだいたいミスチルをそんなに知らない人」と謎に表立って話題に出せない曲になっていたりする。
自分も「HANABIはそんなに心に響かん」ってライブ当日まではずっと思っていた。

あの忘れもしないライブ当日のセットリスト5曲目。HANABIは披露された。
心に響かないと言っていたのがまるで自分とは違う別人が発した言葉のように、全くの嘘のであるかのようにイントロが流れた瞬間に鳥肌が立った。

どれくらいの値打ちがあるだろう?
僕が今生きているこの世界に
すべてが無意味だって思える
ちょっと疲れてんのかなぁ

1番のAメロの歌詞。
丁度、この時酷く自分に悩みを抱えていた。
気持ちに対して行動が上手く伴わなくて、更に元々1人で抱え込むタイプが仇となって、今では気楽に相談出来る友達でさえも、その時は誰にも相談出来ずに自分ですらどうしたいのか分からなくなってしまったことがあった。その時、もう人生辞めてしまいたいと思っていた中で聴いたこのフレーズで涙ぐむ。

笑っていても
泣いて過ごしても平等に時は流れる
未来が僕らを呼んでる
その声は今 君にも聞こえていますか?

2番のBメロの歌詞。
「聞こえていますか?」の部分、音源や今までのライブでは、メロディーに合わせて歌うアレンジだけど、この日のライブは優しく問いかけるような歌い方のアレンジを加えていて、まるでその時の自分に直接問いかけられてるような気がして、涙が止まらなくなった。
人間って、それぞれ日常その1日が楽しく過ごす人もいれば、寂しさや退屈、苦しみや悲しさから逃れられない環境で過ごす人もいる。生き方は人それぞれ違うのだけど、その中で唯一共通しているものがある。それは時間だ。
1日、1時間、1分と誰であってもその限られた長さは変わらない。
人の生き方はそれぞれでも、共通して必ず未来という新しい時間は来る。それも良い未来として。
そのような「桜井さんの願い」の込もった歌詞なんだと個人的には解釈してる。

誰も皆 問題を抱えている
だけど素敵な明日を願っている
臆病風に吹かれて 波風がたった世界を
どれだけ愛することができるだろう?


最後の大サビ。
最後の最後ここでも号泣。
ずっと一人で抱え込んで悩んできたけど、悩みや問題を抱えているのって自分だけじゃないんだ。自分も他のみんなも素敵な明日を生きる為に、悩み続けながらも今日を生きてるんだ。

「自分だけじゃない。」

この曲のおかげでその時、そう感じ取ることができた。

この日以来、HANABIという曲は大好きになり、心にも響く曲として迷いそうになった時に定期的に聴いている。

Mr.Childrenはもう自分の人生であり、体の一部。
そう思えた時間、心の中にずっと大切にしまっている記憶。

それでは。

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