600万円で購入したBMW Z4
こんにちは、LIVELAです。
つい最近購入したわけではなく、2016年にディーラーで購入した現愛車です。当初は530i(セダン)を候補にしていたのですが、スタッフの方に「これどうですか?」と見せられたのがZ4という車。直列6気筒を搭載した2シーター(2人乗り)のオープンカーで、その美しい外観デザインに一目惚れしてその場で契約書にハンコを押してしまいました。
ちなみにこのZ4は前期型で(後期型は直列4気筒ターボ)、ディーラー保有だったため新古車的な扱いで少し安く購入できました。急遽フリーランスで頑張って600万円稼いだことが記憶に新しいです。人間って本気になると凄いポテンシャルが出るんだなと実感した瞬間でした。今でもその本気が欲しい(切実)。
【BMW Z4】
・2,500cc直列6気筒
・264km(最高速度)
・FR
・2人乗り
・オープンクーペ
BMW Z4という車
・2シーターオープンという特殊性
巷では2シーターオープンを「道楽の極み」と呼ぶそうです。定員は2人しか乗れず、トランクには荷物がほとんど入りません。同価格帯で4ドアセダンの5シリーズが購入できてしまうため、ほとんどの場合は日常の利便性を考慮した5シリーズを買うと思います。反面、非日常を味わうのであれば2シーターオープンは至高の選択です。
だって屋根が開くんです!小さい頃から一度くらいはオープンカーに乗りたいなという夢がありました!室内は狭いけど、屋根を開ければそこには数光年先の宇宙まで視界が広がります。宇宙船は買えないけど宇宙船に一番近い存在がオープンカーなのではないでしょうか。風を切って走る感覚は他で味わうことができません。
・カッコ良さ最優先ですべてを犠牲にした車
私がZ4を即買いした理由は「デザイン」一択です!価格でも使いやすさでも積載性でもありません。私が2ヶ月で稼いだ600万円のすべてはこのデザインにあるのです。逆に言えばこの手の車はカッコ良さを最優先にしているので利便性に関してはほぼ捨てています。
幸いにもドイツ車なのでマツダ ロードスターに比べれば室内は広く、カップホルダーも備え付けであるので極端に劣悪な環境ではありません。屋根もハードトップ(アルミ製)なので密閉性が高く、雨の音や車のマフラー音もほとんど聞こえないくらい静かです。
ちなみに普段は乗っている側なのでマフラー音に関しては気にしたことがなかったのですが、ディーラーで点検をしているときにブォォォォーーーーン!と爆音が聞こえたので「うるさいなぁ」と思いながら見てみると自分のZ4だった…ということもありました。それだけ静粛性が高いということですね。近所迷惑でないか不安になりますが、ちゃんと車検にも通る純正仕様です。
・一度に60万円を超える修理費用
ドイツ車だからなのかオープンカーだからなのか分かりませんが、修理費用は国産車と比べると基本的に高いです。特にこの時代のZ4はオープン機構の油圧が弱いらしく、気がついたら漏れていて修理に63万円かかりました。それと修理方法が分かる整備士が少ないらしく戻ってくるのにも1ヶ月近くを要しました。
他にもドアのウェザーストリップの交換に23万円かかったり、地味にBMWのロゴマークが高速道路で吹っ飛んで2万円ほどかかりました。ちなみにロゴマークが剥がれたのはフロントとサイドの計2ヶ所。
「近年のドイツ車の整備費用は国産車並」という記事も見かけたりしますがハッキリ言って嘘です。確かにOEM品を使用したり、作業料の安い輸入車専門店に行けば多少は安くなるかもしれませんが、そもそもよく交換されるような部品以外はOEM品すらない物も多いので、必然的に部品代だけで相当かかります。
特にZ4のウェザーストリップなんて特殊すぎて純正品しかないですよね。ですので輸入車を購入する場合はそれなりの修理費用が発生することを念頭に入れておく必要があります。20年近く経過してもウェザーストリップの交換すら必要としない国産車の耐久性が異常に高いだけです。
直列6気筒のZ4はやっぱりいい!
とにかく加速が心地良い!これに尽きると思います。お腹に響くような迫力のあるサウンド、踏めば踏むほど回転数の上がる軽快な吹き上がり…そのどれもが直列6気筒ならではの上質さと混ざり合って特別な空間を演出してくれます。そのためノーズは重ためですが、強引にパワーで引っ張っていくスタイルがドイツ車です。
安くて600万円ほどで買えてしまうZ4ですが、パッと見1,000万円級のスーパーカーに見られることもあります。やはりデザインって重要!なんたかんだで見た目だけで600万円を払わせてしまう色気がこの車にはあるのだと思います。実際のところ都心だとオープンにしづらかったり(排気ガスが臭い)、車高が低すぎて縁石を気にしたりと気遣いが必要な部分もあるのですが全体的には満足しています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?