ワイヤレスインカムシステム「Solidcom C1」を使ってみて(越塚 浩之/石川テレビ放送)
Hollyland 同時通話ワイヤレスインカムシステム「Solidcom C1」は以前から気になっていたので、今回使用できるとことで1週間お借りしてみました。
私はテレビ局内で配信専門で仕事をしています。今回のレビューではバレーボールチームの配信現場で使用してみたかったところ日程が合わずに結局は局内でのレビューとなっていますのでご了承ください。
インカムといえばスタジオごとにシステムを組んだり、外では中継規模に応じて様々な組み合わせを行い運用しています。そればテレビ放送がある場合で、配信では中継車を持ち出すような仕事は今のところなく、スマホインカムや無線機を使用してきました。
上記のバレーボールの試合での配信では、スイッチャーを担当しておりカメラマンとの連絡はスマホで繋ぐのですが遅延がやっかいです。スポーツ中継では少しの遅延でも致命的になり、仕上がりに影響してきます。
その点Solidcom C1では遅延もほぼなく、明瞭に聞こえるのを確認できたので、中継に間に合えば大活躍できたなぁと局内でぼんやりと考えていました。
聞こえ具合、装着のフィット感、操作も簡単と使用した事ない人でもすぐに使用でき、その簡単さに驚きの連続でした。また想像以上にトビも良く、屋内でもかなりの距離で通話できました。
何といってもシステムが簡単で、可搬ボックスさえ持っていけばインカムシステムが構築できるのですから、こんなに簡単なことはありません。HUBベースあれば他のインカムシステムと接続できたり、ABグループ分けできたとりとシステムを拡張できるのは素晴らしいのですが、やはりこのヘッドセットのみでシステムを構築できる簡便さがずば抜けて素晴らしいと思います。
しいて弱点という部分を挙げるならば、ちょっと本体がプラスチックで壊れやすいかも?というとこですが、本体自体も安価なので致しかたないかなと思います。この簡便さは設営の時でも使える!との声もあり(いつもは無線機片手に作業することが多い)使用できる場面も多いのではないかと思います。
一方で当然ながらスマホインカムも業界内で非常に増えてきており、インカムといえども使用するシーンで使い分けが大事だなとしみじみ思うのでした。
このような機会をいただきありがとうございました。是非とも導入したい機器の最優先になりました!
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