LOUPEDECK LIVE の使用レビュー(ザッキー)
はじめましての自己紹介
仙台映像屋と申します
わたくしは、仙台市を拠点に映像撮影・編集・ライブ配信などを個人で請け負っている者です。活動家のセミナー撮影に始まり、今では学校の紹介動画や、ウェディングムービーの撮影、大きなホールでの演奏会撮影・ライブ配信などを任せて頂けるまで成長致しました。
レビューさせて頂くことになった経緯
以前より気になっていた
もともと、せっかちな性格だったためか「作業効率化」できそうな物があればすぐに飛びつく性格です。ライブ配信に力を入れていたということもあって、ミスが許されない現場での作業を、いかに確実に、効率よくオペレーションできるのか、色々な媒体を読み漁っては検証の繰り返しをしていました。
そんな中、Facebookのグループページより本機の貸出しキャンペーン実施を知り、買うかどうか検討していたこちらのLOUPEDECK LIVEを使わせて頂きました。
かっこいい見た目
本機を手に取る前から「触ってみたい」という願望は抑えきれず、その理由としては、とにかくこの黒を基調とした剛性感のある物体が堪らなくカッコ良く思えました。
ネットや写真での感想として、「これは鉄製だろうな」と思えるほど精度の高い作りだなと思っていましたし、なによりデザインが素敵。
直感性に期待
ライブ配信で使用するOBSや、動画編集で使用するダビンチリゾルブなど、コマンドの多いソフトを使いこなすためにはどうすればいいか、日々試行錯誤していて行き着いた場所は、
がベストなんだなと気づきました(当たり前ですが…。)
作業効率化に期待
前述の通りですが、例えば動画編集など、2時間を超える競技会の編集をする際、カットやリップル削除、マルチカム編集の際のスイッチングなど、決まった作業の繰り返しを延々としていますよね。。その作業自体が単調で、集中力が削がれます。
その様な「単調な作業の繰り返し」にこそ。本機の視認性の高いボタンが手元にあるだけで、3秒あった作業が1秒に短縮されると思いました。ということは、単純計算で、3時間の動画編集が1時間になるという計算です(かなり極端ですが、、w)
ファーストインプレッション
満たされた所有感
本機を実際に手にするまでは、「もしや、プラスチックでは?」と少々不安だったのですが、手元に届いてみると不安は払拭されました。すべてがアルミ削り出しとまではいきませんが、天板というのが正しいのでしょうか、表面はアルミ(だと思います)で、裏面はプラスチック。指が触れる部分はしっかり剛性感がありますので、少なくとも私の所有感は満たされました。
堪らないクリック感触
はじめに言ってしまうと、2週間の返却期限までにこのツマミを使いこなすことはできなかったのですが、摘んで回転した時のクリック感はとっても気持ちのいい物でした。多分これだけでも買う価値あるんじゃないかなと思うほど。
しかしながら、目的もなくグリグリしても意味が無いですけど(^_^;)
なんたってオシャレ
私が本機に興味を持った一番の理由はこの「見た目」です。とにかく黒にこだわったデザインがデスクに置いても他と喧嘩しないんですよね。
ボタンが多いことっ
ツマミは6箇所。プリインストールされていた機能としては「音量のボリューム」「ウェブスクロール」「画面の照度」「メディアトラックの次へ・戻るのボタン」などです。これらの機能は微調整が必要な場面でツマミを用いた操作がミスも無く扱いやすいので、長い期間そばに置いておけば離せなくなるな、とも感じました。
トラブル編
原因不明のエラーでOBSが起動しない…。
先に申し上げますと、あくまで私の環境で起こった現象であり、他のユーザーやネット上で同様の現象が発生した方は、私が調べた限り居ませんでした。その前提でトラブルとして共有させて頂きます。
LOUPEDECK LIVEをインストールする際、最近のMacではお馴染みのセキュリティのブロック画面、そちらが反応し、OBSを一旦終了する様にと指示されたため、言われた通り終了しました。しかし、それ以降、OBSを起動しようとアイコンをクリックするも反応はなく、タイムマシーン機能からの復元も試しましたが結果は変わらずでした。
色々とネットを検索しましたが自分が調べた限り類似の現象発生者は居ませんでした。自分としてはライブ配信時に本機を活用できればと期待してのこのトラブルだったため、初日からやる気を削がれてしまいました。
いまだにOBSは起動できないのですが、別業務でトラブル対応に時間が取れず、OBSでの検証は諦め、ダビンチリゾルブでの可能性を調べることにシフトしました。
実際に使ってみた
とにかく多いショートカット!
パッとみただけでも、液晶には12個のボタン、6つのツマミ、なにやら下の方にもホームボタン&1〜7番と書いてあるボタン。ものすごい数ですよね。って言ってもキーボードに比べたら少ないのでしょうが、キーボードとの明らかな違いとして「ボタンを自分で決められる」ということですね。キーボードであれば文字や数字はすでに埋め込まれたもので、ここに油性ペンを使うことがない限りボタンの名前を変えることはできません。
個人的にショートカットキーのデメリットとして「何を何処のボタンに設定したのか忘れてしまった」という経験です。過去にファイナルカットプロやプレミアプロを使っていましたが、使いこなすために設定したショートカットキーを忘れてしまい、しばらくの間はメニューバーを探す作業で時間だけが経ってしまうことがしばしば。
レスポンスが早いこと
すでに記載した通り、元々はOBSをさらに使いこなす意味で本機の導入を検討していたのですが、トラブルが発生したため、今回は動画編集ソフトのダビンチリゾルブでの可能性を模索してみました。
「目的とするボタンに名前が付いている」ことです。「なんだそんなこと」と思う方もいらっしゃると思うのですが、ここでのポイントは
という問題です。どんなに効率化を図っても、設定した内容を1ヶ月後に忘れてしまうと意味がありません。そのストレスで、作業そのものを投げ出してしまうことだってあり得ます。(私の場合、動画編集ソフトです)
だったら設定したボタンとその機能を視覚的に補助してあげればいいのでは?と個人的に思った解決方法。
自分も今年で41歳になるのですが、老いていく脳を助けるデバイスになり得るなとこの2週間、本機を触っていて感じました。
簡単に「まとめ」ます
よかった点
忘れてしまいそうなショートカットを本機に登録しておくことで思い出す作業が減りました。
動画編集ソフト「ダビンチリゾルブ」のショートカットを設定したことで、多少の効率化が図れました。
デスクがとってもスタイリッシュになりました。
気になった点
液晶のボタンをクリックした時のバイブレーションが少し安っぽい。
ボタンの数が多い分、設定に手間が発生。設定完了までの高い壁を感じた。
LOUPEDECK LIVEのアプリをインストールしたタイミングで原因不明のOBS起動できないトラブル。
どんな人にオススメできる?
パソコン作業の効率化を図りたい方。
複雑ではない直感的な操作を好む方。
デスクをカッコ良くしたい方。
せっかちな方w
終わりに
今回は、ご縁がありLOUPEDECK LIVEをお貸出し頂きました。元々本機に興味を持っており、触れる機会を頂けたこと嬉しく思います。そして、最後まで読んでくださりありがとうございました。
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