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正しい復讐の仕方

少々物騒なタイトルですが、これ、とある漫画の題名をお借りしたものです。

最近の漫画では、浮気されたり、疎まれて酷い仕打ちをされ捨てられた王妃や彼女が、転生して人生をやり直す作品が本当に多いのです。

やり直す過程で、捨てられるより、先にこちらから見切りをつける、前向きに歩いていこう、といった姿に、いつしか捨てた方の皇帝が逆に惹かれてきたり、ヒロインを慕う別キャラの男性が現れたり、はたまた、そんな彼女を見た元彼の浮気相手の女性が面白くないのが、見ているこちらは痛快な気持ちになるのです。

また、その頃には、別れてよかったねと思うくらい、元彼の器の小ささが露呈されているのですが、元彼や浮気相手の女性をギャフンと言わせる痛快なこの手の話が最近はほんと多いのです。

漫画のように、相手への未練を断てたら失恋はどんなに楽でしょう。
相手のことは、もうよい。相手が再び戻ってきてくれなくていい。そう思えることが自分を取り戻す第一歩で、そこに行くまでが茨の道です。
でも、それができたなら、相手に執着したり、ましてや何か酷いことをされて相手を恨んでいたとしても、相手など忘れて自分の道をいくことが、知ってか知らずか相手への何よりの復讐になるように思うのです。復讐しようと思ったら忘れて幸せになれということです。

失恋は本当に辛い。もう生きていくのが無意味に思えるくらい辛い。
でも、もしかしたら、他の人生もあるかもしれないのです。いえ、あるのです。

でも失恋中はそんな余裕がないですので、「ウソだー想像出来ない」と思っていたらいいと思います。

漫画の主人公たちのように、相手にすがらず自分の人生を信じていく姿は、カッコいいです。

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