ロンドン観劇日記Part1 ~Alegria -in a new light-~
🩰Alegria -in a new light- by cirque du soleil
📍Royal Albert Hall
🗓2024/2/2、2024/2/15、2024/2/28
2024年観劇強化月間inロンドンの観劇初めは、シルク・ド・ソレイユのAlegria-in a new light-。今回はこの公演と、会場だったRoyal Albert Hallについて書こうと思う。
劇場に関する評価
駅からの距離 ★★★★☆
最寄り駅:South Kensington(サウス・ケンジントン)駅、Gloucester Road(グロスター・ロード)駅
どちらの駅もロンドンの主要駅を通る地下鉄Circle line、District line、Piccadilly lineが止まる為、アクセスは良好。駅から15分程と少し距離はあるが、駅周辺も綺麗で比較的治安も良い為、安心して歩けた。
立地★★★★★
比較的治安のいい地域なので、女性が1人で夜歩いていても問題は無いと感じた。
ロンドンで有名な博物館の1つであるVictoria&Albert Museumは、徒歩10分の距離にある。ここには無料で見られるミュージカルの展示があるので、この劇場での観劇予定があるなら必ず立ち寄って欲しい。
South Kensington駅から劇場までの間には、他にもNatural History Museum(ロンドン自然史博物館)などの博物館が複数ある。また、劇場はハイドパークの目の前に位置しており、ハイドパーク内に位置するケンジントン宮殿も徒歩15分圏内にある。1日中劇場付近で楽しむことができ、とても好立地だと思う。
駅付近にはよる遅くまでやっているレストランも多く、ソワレ観劇後の食事に困ることも無いのも嬉しいポイント。ただし、スーパーはあまりないので、ペットボトルの飲み物は見つけた時に買うのをおすすめする。(劇場内で飲み物の購入は可能だが、かなり割高)
見た目★★★★★
重厚感と高級感のある円形劇場劇場で、遠くからでもすぐに分かる存在感がある。Oliver Awardsの授賞式等も行うにふさわしい格式高さを感じられる。
テラコッタ色が目を引く外観だが、よく見てみると細かい装飾が沢山施されているのが目に入る。特徴的なのは63個のテラコッタ装飾の盾と「芸術と科学の勝利」をテーマにしたモザイク画である。
これらはこの劇場の起源と目的を表している。
詳しくは下記リンクを参照して欲しい。
場内ロビーにも細かい装飾が沢山施されているが、催し物等の歴史を知ることができる展示があるのが興味深い。1991年に行われた相撲の試合の展示もあるので、ぜひ探してみてほしい。
早めに劇場に向かい、装飾や展示をゆっくり見るのをおすすめしたい劇場の1つだ。
座席★★★☆☆
基本的には傾斜がしっかりとついていて、どこからでも見やすい。収容人数7000人の大規模劇場ではあるが、どの席からも舞台の迫力を肌で感じられるのが一番の特徴であると思う。
催し物によって中のレイアウトが自由に変えられる作りになっており、1階席前方は仮設の座席が置かれる。その為、1階席前方は段差が無くて見にくく椅子も硬かったので、あまりおすすめしない。
私が座った3回の座席からの見え方の写真を以下に添付するので、よかったら参考にしてください。(ネタバレ含)
作品について
王道のサーカスの技がふんだんに盛り込まれたクラシカルなショー。物語があるのでサーカス初心者の人でも見やすい作品だと思う。詳しいあらすじや登場人物は、日本公演の時のサイトを見て頂きたい。
私の好きな演目はGhislain Ramangeのcyr wheel(シルホイール)。彼の繊細で優雅なリングさばきの中に共存する力強さは、まさに新たな時代を興す風を感じずにはいられなかった。
特に盛り上がりを見せていたのは、Joann Zhuang Yanのフラフープとフライング・トラピスと呼ばれる空中ブランコだった。フライング・トラピスは特に後半にかけて曲が盛り上がり、それに合わせて技の難易度も上がっていくという演出になっている。その曲と技の連動はスリル感を際立たせ、皆が固唾を飲んで見守っていた。
個人的にはRausing Circleから見る事で、普段のシルク・ドゥ・ソレイユのテントでは絶対に見る事が出来ない、上からサーカスのショーを眺めるという経験が出来たのがとても良かった。特に計算し尽くされた照明は上から見なければ、その真の美しさには気付けなかったと思う。また、空中ブランコを上から見るという経験も、高さがあるこの劇場ならではで面白かった。
ロンドンでシルク・ドゥ・ソレイユを見るならば、ここでしか見られない上からの眺めを楽しむ事を、私個人としてはおすすめしたい。
終わりに
長文かつ拙い文章でしたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。
今回はロンドン観劇日記part1という事で、Royal Albert Hallでの観劇をまとめてみました。今後この劇場での観劇をする方がいらっしゃれば、少しでも参考になれば嬉しいです。アクセスも良く、全体的にとてもおすすめの劇場なので、機会があれば是非行ってみて欲しい劇場の1つでした。
ロンドン観劇日記はまだまだ続くので、興味があればまた次も見てくださると嬉しいです。