「TikTok」編 -エンタメにおける「効率・成長・熱狂」の可視化- ネットだからこその戦略的手法
こんにちは、久野憲明です。
今回は、前回の記事との連続掲載となります。
前回は、「ネットエンタメに熱中することになった(自分がその領域で一歩を踏み出せた)きっかけを起点として、エンタメにおける「効率・成長・熱狂」の可視化ができると考えていることなどを共有してきました。今回は、TikTokにおける具体的な事例を色々と共有していきたいと思います。
今回の記事は、データや数字にフォーカスして、肝心のコンテンツについては省略させてもらっています。コンテンツのパターンは「人数 x n」の可能性がありポテンシャル無限大なのが「ネットエンタメ」と考えています。その無限大の可能性の「成功確率」を高めていくことこそが重要と考えております。
「成長が加速するTikTok」の攻略法と飛躍的な成長事例にみる「大きな可能性」
TikTokに注力していることは、「エンタメの「いまとこれから」 -統合される未来へのオモイとワクワク-」でも書きましたが、ネットならではの手法で、効率・成長・熱狂をうみだすという考え方は、TikTokクリエイターの育成・プロデュース・応援にも適用しています。
数百名のTikTokクリエイターや、アーティスト・タレントのTikTok戦略に関わっていますが、特に注力する方々については、定期的にデータをチェックしてメモをとるようにしています。とてもマメな作業ですが、とことんダイブして、仮説をうみだして検証しながら、「コンテンツをうみだしていく」ということはとても重要な活動となります。そのプロセスを通じてうまれた様々な事例を共有していきたいと思います。
【ケースA】無反応の2ヶ月を乗り越え、40日で200倍の成長をした事例
【ケースA】について
最初の2ヶ月とにかく投稿を続けましたが、一向にいいね数も増えない、ファン数も増えない期間が続きました(①)。しかし、この期間もただ投稿するだけではなく、様々なアイディアを駆使して、投稿を継続していました。2ヶ月経過したタイミングで1回目の「時」が来ました。一つのコンテンツが多くのいいねを獲得し、ファン数が少しづつ増加しはじめたのです(②)。
ファン数が少しづつ増加したタイミングで、過去の投稿であまりよくないものを削除したのが、②の期間の投稿数の減少を示しています。これは、せっかく新しく見てくれる人がいるので、できるだけ良いコンテンツを見てもらおうという狙いになります。そして、②のタイミングで反応が良かったコンテンツを軸にして、パターン化・横展開した投稿をいくつか行いました。そして、はやくも2週間経過後に「次の時」が来ました。
この後の成長はグラフの通りです。ファン数が、「1,000人から10,000人」に至るまで「約20日」「10,000人から200,000人」に至るまで「約20日」でした(③)。
2ヶ月間、ひたすら投稿に集中して様々なコンテンツを試し、振り返り、チャレンジをし続けた結果、たった40日で1,000人から20万人に飛躍する「200倍の成長」をうみだしました。
現在も継続的に投稿を行っており、ミリオンにむけて着実に成長しております。
【ケースB】10ヶ月かけて1万人を集め、2ヶ月でミリオンに到達した事例
【ケースB】について
ケースAとほぼ同じ内容になります。ケースBは10ヶ月間継続することで、地道ながらも着実に1万人のファンを集めることに成功してきました(①)。ケースAよりは、反応もあり、ファン数も着実に伸びていましたが、ケースAのように大爆発することはありませんでした。自らが投稿を楽しんで、マイペースに継続した10ヶ月が経過したある日「時」はきました。
その後はグラフの通りです(②)。この時が来たタイミングにきちんと適応して、投稿頻度をあげて、このチャンスの波にしっかりと乗ることができました。10ヶ月間継続していたマイペースな取り組みの結果として、たった2ヶ月で約100倍の成長をして、ミリオンに到達することとなりました。
ケースAとケース Bについて、共通して言えることは、「継続すること」の大切さと「時」が来ると大爆発することがあり、「誰にでも」ミリオンのチャンスはある、ということです。
ライブ配信のデータ・グラフの記事でも、「継続すること」と「頻度を維持すること」の重要性を記載しましたが、TikTokにおいても同じ結果となり、いろいろなことが確信につながりました。
これらの経験や考察に基づいて整理できたのが、こちらの記事になります。
「動画コンテンツで世界へ発信しよう -世界一成長しているTikTokにおけるはじめの一歩-【COMING SOON】」こちらの記事は、かなりシンプルな内容となっていますが、ぜひご参照ください。この記事に記載の内容をひたすら繰り返すことにより、最近では、以下のような「美しい成長曲線」を描く事例が続出しています。
【ケースC】基本動作を繰り返し「美しい成長曲線」を描く事例
【ケースC】について
「トレンドコンテンツ中心」で「毎日投稿」をかかさず、「コンテンツ空間」のつくり方や「みため(ファッション・服装)」などをバラエティ豊かに工夫して、2ヶ月で15万ファン数に到達する事例です。この後も伸び続けることは間違いないと思います。
【ケースD】基本動作を繰り返し「美しい成長曲線」を描く事例
【ケースD】について
同じく、「毎日投稿」は当然のことながら、コンテンツは様々なチャレンジをしていて、トレンドコンテンツを8割、オリジナルコンテンツを2割という比重で投稿を続けていて、たまにおりてくるアイディアをコンテンツにすると急成長する、という流れで伸びてきました。
誰でも成功できるわけではない、成功確率をあげる基盤をつくることが重要
本記事においては、対象者や具体的なコンテンツについては、省略しています。もちろん良い事例を集めて共有していますので、このようにうまく行かない事例もあります。
私も、多くの方々に関わる中で感じるのは「セルフマネージメント」「セルフプロデュース」の重要性です。これについては、「ネットエンタメの一流の10カ条【COMING SOON】」と言う記事で詳しく共有していきたいと思います。
たくさん話をして盛り上がって「今日から毎日3投稿します!」と言って、翌日何もしない方もいます・・。「とりあえず投稿はするが、あまり考えていない」ただただやっているだけ・・という方もいます。
「セルフマネージメント」と「セルフプロデュース」により自分で考える・実行する・振り返ることを繰り返しながら、自分のコンテンツをどのように届けるのかを追求することがとにかく大切なこととなります。それを実行できる方こそが、飛躍的な成長・成功をつかむことができるのです。
この後は、以下に記載の事例を見ていきます。
特に、ゼロからスタートした場合に、ターニングポイントとなる「10,000ファン」「50,000ファン」や「100,000ファン」に到達するまでの様々な道のりは興味深い内容となっていると思います。
※以降の内容は、お仕事や特別プログラムでお話している内容のため、有料記事として提供させていただきます。ご了承ください!
-LIVE YOUR DREAM PROJECT- N.Hisano "Ace"
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