「なんで数学が好きなの?」
今までの人生で何度か問われたことのある問いですが、さっきふとまたこの問いを思い出したので、今の自分の答えを書いてみようと思います。
数学って基本的に「=」で結ばれる式を作ることで問題を解くんですよね。
=の左に何かを書いて、
=の右にも何かを書いて。
それをあーだこーだ、いじっていく。
その、いじる過程がとても面白いんです!
最初に解く時に効率なんて求めていないので、ただただ式をいじり倒してそれっぽい答えが出ればいいなーみたいな!
◆
私の感覚では、「=」の使い方に2種類あるんです。
何かがすでに左にあって、
それを別の言葉で言い換えると右になるよ、
っていう式の立て方と、
こっちの量とあっちの量は同じなんですよー、
を=の両辺に置いた式の作り方。
こういう式を作る時って、大概何かわからない変数、いわゆるχっていうやつを存在させるので、
最終的には
χ=●
っていう形にして答えを求めていくんだけど、
そもそも何をχにするかっていうのを決めるのもまた楽しい!
速さなのか時間なのか距離なのか重さなのか体積なのか・・・
◆
授業で教える時って、授業時間と必修内容が決められているから必然的に効率が求められ、
効率的に教えようとすると、問題を解く時の“回り道”を伝えることができないんですよね。
人生なんて回り道とか迷い道ばっかりだし、
そもそも何をχと置くか自分で決めなきゃいけないのと同じように、
そもそもなんの職業につくかとか、どういう業界に行きたいかとか、どんな人と働きたいかとか、
自分で決めなきゃいけないことたくさんあるのに、
授業ではそこすっ飛ばすこと多かったんですよね。
今感じることは、効率的な回答の仕方は機械が得意だし、テキストの答え見れば解答は載ってるんだから、
今一番大事なことは、機械は絶対に知らないし、答えにも載っていない範囲なんじゃないかなって思うんです。
ほんでもって、そこが人生の醍醐味であったりもするのかなって。
試行錯誤で得られる経験こそが財産なのかもしれない。
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