中国 泉州 2019年11月

シンガポール→晋江、入国審査の列は中国とシンガポールの旅券ばかり。シンガポール旅券持った「探親」らしき家族連れもいたり。中国の家族連れが没人（ぼーらん ）、你看（るーくわ）って言ってたり、白タク客引きに去哪里（きーどろっ）って言われて、おおっ「福建語」だとなるなど。

泉州市内の建物、とてもよい。泉州（他もそうと思うけど）、モビリティがかなり多様化。シェア自転車にシェア電動アシスト自転車、電動バイク。小型電動乗り合いバス（カートみたいなむきだしの）、小綺麗な市内バス。これらがごっちゃに街を行き交う。小型電動乗り合いバスは日本の自治体が実証実験やってたような。

夜の泉州

福建省 晋江 五店市、古い邸宅や家廟が集まってる場所を整備しておしゃれな観光スポットに。中国の若者達は楽しそうに写真を撮りあっていた。地域内の廟では廟会も行われており観光地化されてもちゃんと新旧が共生しているようにも見えた。

福建省 晋江 五店市 歴史的な建物を整備して観光地化した場所。なぜか絵馬があって、若者は「你看，我想祈愿！」って言ったり、ポーズとって写真撮ったりしていた。日本の絵馬ってそこそこ知られてて、エキゾチックな魅力が感じられるのだろうか。

多くの華人を送り出した福建省 泉州、そこで見られる料理で東南アジアに根付いているものも多い。卤面はシンガポール・マレーシアでLor meeと呼ばれ、 润饼はフィリピンやインドネシアでは Lumpia、シンガポールではPopiah（薄饼）と呼ばれる。かなりシンガポールのものに近かった。

福建省 泉州 ITあれこれ。1枚目 支払い中。特にこんな揚げ物系などだとお店の人も手使わなくてよく楽。 2枚目 シェア電動アシスト自転車。歩道橋乗る時などとても楽。3枚目 赤信号なのにこれをはみ出ると音声で注意される（皆はみ出て鳴りっぱなしだが）4枚目 バスの現在地が一目瞭然。

福建省 泉州からバスで2時間、 永宁古镇。南洋での事業で財をなし建てたと思われる新旧邸宅が立ち並ぶ。柱とその空間、どこか西洋風のデザインが特徴的。それぞれの家の上部には屋号のようなものがある。建てたときの喜びは幾ばくだっただろうか。

福建省 晋江からバスで1時間の永宁古镇、ひときわ立派な漢林楼。写真を撮ってると立ちながらお粥を食べる75歳くらいのおばあさんが中見てけというので、お邪魔する。彼女のおじいさんがフィリピンの事業で成功して1969年に建てたそうだ。おじいさんの家系の家族が部屋ごとに暮らす。

おばあさんにどこから来たのか聞かれ、「新加坡，我是住新加坡的日本人」というと「听到日本人我就害怕」と言われちょっと申し訳なかったが「虽然政治上有些纠纷 ，我相信人与人之间的关系是好的」となんとか返した。見てる間ずっと横で立ってお粥を食べている。

おばあさんによると、おばあさんは1969年にこの建物が建てられた時から住んでいる、今でもフィリピンの家族との交流はある、フィリピンでの事業はおじいさんの子ども達が継いで今もやっているとのことだった。

中国福建省 晋江近くの永宁古镇 城隍廟。他の廟に連れられてきたシンガポールの一団を歓迎するバナーあり。精巧に作られた装飾や彫像だが損傷も進み修復計画があるようだ。廟への寄進者のリストには多くのフィリピン華人が。やはり特にフィリピンとの結びつきが強いように見受けられる

福建省 晋江近く边港村。ここも豪邸が立ち並ぶ。村と言っても泉州市内よりも余程裕福に見える。やはり海外事業の力だろうか。そして三輪トラックの行くこの道をポルシェが 通ったのには驚いた。

福建省 晋江近く、梅林村。ここも豪邸が多い。学校の校舎も立派だ。そしてすでにある邸宅と同じようなデザインで現在進行形で建物が建てられている。南洋での事業で建てたのか、その親族からの送金で建てたのか、国内の事業で成功したからなのか、どうなのだろう。

次の目的地へ。市内からバイクタクシーで泉州高铁站、ここでバイタクは完全にIT化に置いてかれてる感。途中小摊子の前で降ろされ駅より安いからここで朝食買えと。何年ぶりだろう切符売り場、前の人全て没有と言われ買えず怒る。自分はTrip. comで予約してたので予約番号言って切符入手。